TPP11が強行採決されそうです。

野党は茂木売国担当大臣に不信任案をたたきつけたことによって引き伸ばしを図りましたが、いつまで持ちこたえられるかわかりません。


アメリカが交渉参加していた頃のTPP12の問題点は、今回のTPP11にほぼそのまま引き継がれています。

TPP11ではTPP12の条件で凍結されたものもありますが、その凍結の意味とは「アメリカが来るまで待ってから解凍する」という意味で、時限爆弾のようなものです。

TPP11が特大の規制緩和であり、グローバル企業の侵略のためのツールであることに変わりはありません。


多国籍企業にとっては、アメリカがいようがいまいがあまり関係はない。

かつて、何百年もかけて東インド会社、ロスチャイルド銀行、HSBC、ハリマンのようなグローバル企業が、列強諸国を尖兵として世界を植民地化していった、その続きがTPPで行われています。

その証拠に、その植民地の奴隷頭どもの論理は完全に破綻していて、侵略の意図が見え見えとなっているのです。

 

▼ 総合的なTPP等関連政策大綱  内閣官房
https://www.cas.go.jp/jp/tpp/setsumei/pdf/tokyo2017/20171211_TPP_setsumeikai_shiryo.pdf
P.21

(目標)革新的な技術の開発やイノベーションを生み出す環境の整備を実施する。
 2020年にサービス産業の労働生産性上昇率を2.0%にする。
○ 我が国産業構造革新の基盤技術であるIoT、人工知能、ロボット等の分野や、共通基盤
となる先進的な分野における革新的な技術開発等を推進するとともに、必要となる規制改革
に取り組む。
〇 将来のイノベーションの源泉となる人材育成等のため、知財教育を推進する。
○ 第4次産業革命や産業の高度化に向けて、我が国企業の設備、技術、人材に対する積
極果敢な投資を促進するための取組を進める。
○ サービス産業の生産性向上や、中小企業・小規模事業者を含めた事業者等のIoTの活
用等によるフロンティア創出を行うとともに、省エネ投資の促進や、新たな製品・サービスの
開発や販路開拓、インバウンド取込等の事業基盤の強化等を行い、幅広い産業分野にお
ける生産性向上を図る。
○ 農林水産分野における新技術・新品種の開発を進める。
 


規制緩和で新規参入者を増やすことで過当競争を引き起こし、加えて機械化をもって人々の所得・賃金減らすのに、労働生産性を2%上げられると思ってるらしい(笑)

賃金を下げることで実質賃金ギャップを広げ、国民の購買力まで押し下げて、どうやって労働生産性を上げていくのか教えてほしい。

しかもイノベーション起こすだのなんだのと言ってるが、一体誰がその金を出すのだ?

政府支出額最低の世界一のドケチ国家なのに。




このようにつっこみどころ満載のTPPですが、本国会の質疑と私めのまとめツイートをご紹介します。

「アメリカがいないからTPP11は問題ない」なんてことはありません。

この地獄行きのバスは一旦乗ったら引き返せないのです。
 

捕捉:非親告罪となる著作権については条約としては凍結されているが整備法として残っているということです。

 


売国奴殺す(比喩)



【参考】

TPP 隠された真実 第1回「多国籍企業の企てを許さない」内田聖子
https://www.youtube.com/watch?v=pCKZbzKjo8s

TPP 隠された真実 第2回「ISDS条項という毒薬」孫崎享
https://www.youtube.com/watch?v=p9i0Wy1kc8I

TPP 隠された真実 第3回「米韓FTAで起きたこと」郭洋春
https://www.youtube.com/watch?v=1kJabTpZSa0

TPP 隠された真実 第4回「クスリから国民健康保険へ」寺尾正之
https://www.youtube.com/watch?v=irz46XeSeco

TPP 隠された真実 第5回「脅かされる食の安全」
https://www.youtube.com/watch?v=vKCq2hS5WQw

TPP 隠された真実 第6回「甘くなる金融規制」和田聖仁 TPP交渉差止・違憲訴訟の会
https://www.youtube.com/watch?v=qqsJ0ZJaO6Q

TPP 隠された真実 第7回「何を失い何を得たのか」 鈴木宣弘 東京大学教授
https://www.youtube.com/watch?v=hRjaK-hCQTE