突然ですが、岡林信康にヤラレてしまった。


▼ 岡林信康 ファーストコンサート
https://www.youtube.com/watch?v=6fpjYkVzp8k

 

1969年3月29日 東京神田共立講堂

放送禁止歌になった「がいこつの唄」や「手紙」、「自衛隊に入ろう」、「くそくらえ節(一部)」、「チューリップのアップリケ」を歌ってます。

放送禁止曲多すぎやろ!w ってことですが、それにしてもこの岡林信康、22歳でこのライブ、天才と言わざるを得ません。
ぶったまげますよ。

ライブの雰囲気もなにか、音楽のライブというより、論壇における演説みたいです。

当該コンサートでも演奏されている「友よ」なんかは、私が小学生の頃に学校の音楽の時間に歌った記憶があります。
小学生の時に父親が寝る前に歌ってくれたような記憶も残っています。

この「友よ」ももちろん好きですが、僕が特に好きなのは「がいこつの唄」と「戦争の親玉」。
「がいこつの唄」はオリジナル曲で、「戦争の親玉」はノーベル文学賞のボブ・ディランの63年の作品の日本語カバー。

特に「戦争の親玉」はディランっぽくてかっこいいな!と思っていろいろ調べたら、ディランのカバーだったというオチがありまして。

フォークはなんかくクサいので好きではなかったからあまり知らなかったのだけど、最近かっこよさがわかるようになってきました。
なんだろう、私自身日本の左翼思想にシンパシーを覚えだしたからなのでしょうか、すごく気になっているしだいです。

私、恥ずかしながら邦楽はほとんど聴かずに生きてきたのですが、はっぴぃえんど以降の70年代のスタイリッシュな邦楽はちょっと知っています。

で、この岡林さん、はっぴぃえんどとレーベルメイトだったこともあり、競演している映像を見つけ、アガってしまいました。

▼ 私たちの望むものは/岡林信康Withはっぴいえんど
https://www.youtube.com/watch?v=bO7GNzRz2vE

70年

 

▼ ボブディラン「戦争の親玉」和訳
http://coolitdown.way-nifty.com/grand_ecart/2014/06/post-f5e0.html

「戦争の親玉」
BOB DYLAN
おい、戦争の親玉たち
全ての銃をつくるおまえら
死の飛行機をつくるおまえら
全ての爆弾をつくるおまえら
壁にかくれるおまえら
机の後ろにかくれるおまえら
おまえらに云いたい
おまえらの正体まる見えだよ

壊すことしかしないおまえら
おまえらはオモチャみたいに
俺の世界をもてあそぶ
俺の手に銃を握らせ
俺から隠れるが
弾丸が飛び始めたら
一目散に逃げる

ユダのように嘘つきで
戦争に勝てると信じ込ませるおまえらだが
その目ん玉も脳みそも
配水管の水のように透けて見えてるぜ

銃の引き金に手をかけさせて
他人に弾かせて後ろから見てる
死人が増えれば官邸に隠れるが
若者の血は流れて泥に埋められる

おまえらは最悪の恐怖をふりまいた
子供を産むことの恐怖
まだ産まれてない俺の赤ん坊を脅かしてる
おまえらはその静脈に流れる血にも価しない

ほんとにわかってるのか
メチャクチャなこと云ってるくせに
「お前は若い」し「バカだ」と
けど俺にでも分かるよ
神様は絶対おまえらのことを許さないと

ひとつ質問がある
おまえらの金はそんなにいいもんなのか?
それがあれば許されると思ってんのか?
そのうちわかるだろうよ
おまえらが死ぬときに有り金全部積んでも
その魂は買い戻せやしない

おまえらは死ねばいい
おまえらの死はもうすぐだぜ
俺はおまえらの棺桶に付いて行って
墓穴に降ろされて死ぬのを確かめる
そしておまえらの墓の上に立ち
その死をしっかり見届けてやるよ
 

 


▼ 友よ


ラジオ番組出演時の音源でしょうか、これがオリジナル音源なのですね。
リバーブ深くてめっちゃダビーで、かつシンプル!
余計なものを全て排除した男らしさ、、、、本当にすごいです。

今聞いても息使いが感じられ、とても新鮮。
リリックもテイクもエンジニアリングも素晴らしいし、何回も聴きたくなりますね。




▼ 森友学園疑惑徹底追及!安倍内閣は総辞職を!国会前連続行動 2018年3月27日(夜)
https://www.youtube.com/watch?v=LahhpzAh-UM

実はこの老兵達のデモすごい好き。
回転の遅くなってしまった頭をフル回転させ訴えかける老人達の姿に胸きゅんです。
そして最後の岡林信康の「友よ」の合唱で歴史の長さを感じ泣けます。
 

 

今日はそんな感じで。

また次回。

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