http://my.shadowcity.jp/assets_c/2017/07/170708123-thumb-520xauto-3301.jpg

 

最近はマスコミさんのがんばりもあって安倍内閣の支持率が下がってきてうれしい限りです。

▼ 安倍内閣支持29.9%に急落(前月比15.2ポイント減)、不支持48.6% :時事世論調査

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170714-00000071-jij-po


このような危機的状況を受けてか、まるで断末魔の叫びのようにネトサポさんや似非ウヨさんたちが、必死にデマを流布しております。

閉会中審査における加戸元愛媛知事の答弁と、京都産業大学の会見に関するデマです。


そんなわけで、そのデマを検証すべく、まずはデマの拡散でおなじみのネットギークというネトサポサイトから引用させていただこうと思います。

安倍首相のお抱え記者デマグチさんの暴行事件をもみ消したことで話題となった内閣情報調査室(内調)さんが、被害者を誹謗中傷するような情報をマスコミやネットに流したことが確定的だとされていますので、このへんのデマを撒き散らしているのも内調さん傘下のネット工作機関なんじゃないかと疑ってしまいます。
 

▼ 加戸守行が語った加計学園7つの真実。「行政が歪められた」のではなく国家戦略特区で「歪められた行政が正された」
NetGeek 2017年7月10日

http://netgeek.biz/archives/99281

 

特に注目すべき新情報は当初、安倍総理が無関係だったこと。


加計学園理事長はコネを使って不正に安倍総理に接触するのではなく、まずは友人である愛媛県の議員(今治選出)を経由して話を進めようとしていた。これは非常に重要なポイントであろう。
これまでの情報によると国家戦略特区は安倍総理の指示だったが、その内訳である獣医学部新設は安倍総理の直接指示ではなかったということが分かっている。だから内閣府は反対派の文部科学省と交渉するにあたって「~すれば安倍総理の指示に見えるのではないか」などと説得する方法を思案していたのだ。
以上の2つの状況証拠から安倍総理は潔白だったと言える。疑惑を捏造した民進党はこの落とし前をどうつけるのだろう。安倍総理を潰すどころか自分たちの癒着がバレてしまった。


なぜか上記加戸発言をもって多くのネトサポさんが口を揃えて「加計問題に安倍さんは関係なかった!」と言っているのです(笑)

こいつらは、ほんまもんのアホなのでしょうか?笑

いえいえ、加戸発言を真に受けてしまった彼らも、竹中・世耕らが講じた”B層量産キャンペーン”の被害者ですので、教育が必要なだけなのだと思います。
(悪意をもって工作をしている可能性も高いですが)

まず、加戸参考人による「友人である愛媛県の議員(今治選出)を経由して話を進めようとしていた」との証言は、「安倍は関係していない」という証拠にはなりえない。

加戸参考人と当該愛媛議員(本宮県議のこと)のアプローチは、あくまで愛媛側からのアプローチだからです。
ただ単に、加計案件を特区に提案したのが加戸参考人と本宮愛媛県議を中心としたグループであったことを証言したのみであって、「安倍首相により、特区の選定プロセスが歪められた」とする疑惑追及側の仮説とはなんら関係ありません。

 

それは、提案する側から「行政を歪める」ことはできないからです。

 

ネットギークさん自身が言及しているように、加戸氏もしくは安倍首相が"間接的な経路"をもって「加計ありき」を演出しなかった証拠にもなりません。

また、加戸参考人は「安倍と加計が腹心の友だと知らなかった」とも証言していますが、、、、

http://blog.goo.ne.jp/amija7/e/7484555330a12e36ff543dd31e2ea453

2013年には安倍首相から直々に教育再生実行会議議員に任命され、同年に会議の現場で唐突に獣医学部新設の話しを持ち出し、2016年には自らが今治市商工会議特別顧問として加計学園案件を国家戦略特区に提案したというのに、まったく白々しい限りであります(笑)




http://rakugakisokuhou.blog.jp/archives/2696011.html

獣医学会の北村顧問の「2007年に加計と会ったときに安倍が後ろ盾だと話していた」という証言から、また前川氏の「安倍、加計の”男たちの悪巧み”写真(2015年12月)が今治市と文科省の資料(16年10月)に含まれていた」との証言から推測するに、加計コータロー氏は「安倍首相との繋がり」をことあるごとに自慢していたとも推察されますし、2010年に本宮愛媛県議が加計学園系列の倉敷芸大のリニュアーアル時に安倍夫妻らと出席していたことから、安倍=加計の仲は関係者であれば周知の事実だったでしょう。

また、加戸参考人は「愛媛としては、12年間加計ありきで来た」との答弁をしていまが、思い出話にはなんの意味もないばかりか、愛媛今治と加計学園が必要のない獣医学部新設をゴリ押ししていたことだけしか伝わりません。



http://rakugakisokuhou.blog.jp/archives/2696011.html

ネトサポさんたちはこの加戸発言をもって「愛媛の、加戸さんの悲願だったんだ!」などと言っていますが、残念ながらそのような感情論に意味などありません。

そもそも12年前の構造改革特区と、2013年に立ち上がった国家戦略特区はまったくの別物であり、背景とする法律も事業者の選定工程も異なります。

そして、たとえ今治市に獣医学部を新設したとしても、獣医学会がすでにデータを明示しているように、獣医師の地域的偏在ならびに職域的偏在が解消されないことも事実であり、12年前からの悲願だろうがなんだろうが、必要のないものを作るわけにはいかないわけです。
これは、今治の獣医学科を卒業したとしても、その卒業生は愛媛にいつかないばかりか、給料の良いペット獣医になってしまい、公務員(畜産)獣医にはならないので、学校を新設しても意味がないためです。

問題の本質は「選定プロセスが歪められたか否か」ですので、「想い」は関係ありません。



さらに加えるなら、ネトサポさんが持ち上げるこの加戸守行という人物自体が、非常に怪しい。
例にもれず日本会議メンバーであるどころか、天下り爺さん、いや回転ドア爺さんといった様相。

▼ 加戸守行

 文科省官僚 → 89年にリクルート事件でクビに 
→ 公立学校共済組合理事長(1989年)  → 日本芸術文化振興会理事長(1992年) 
→ JASRAC理事長(1995年) → 愛媛県知事(1999-2010)

知事退任後
2011年度より大阪国際大学客員教授を務める。
2012年、秋の叙勲において旭日重光章を受章。
2013年1月より安倍直々の指名で教育再生実行会議の委員を務める。

 *教育再生実行会議
教育再生実行会議(きょういくさいせいじっこうかいぎ)は、第2次安倍内閣における教育提言を行う私的諮問機関 

2016年 今治商工会議所特別顧問として、A4二枚の加計学園”MARS”(MERSの間違い)プレゼン資料を作成

【出展】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E6%88%B8%E5%AE%88%E8%A1%8C

http://www.botchan.co.jp/zadankai

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/hiroshimaken_imabarishi/imabari/dai1_gijiyoushi.pdf

 

 

上記、公立学校共済組合理事長日本芸術文化振興会理事長は文科大臣が理事長を任命する文部科学省の外郭団体(特殊法人)ですので、今の基準であれば完全に天下りでしょう。(*公務員法の天下り規制は遡及して法的追及はできない)

怪しいなあ。

加戸さんもまた、前川前次官が引責辞任する原因となった”文科省天下り事件”の首謀者とされる文教協会理事の豊田三郎(加計学園理事)や木曽内閣参与(加計学園理事)と同じ穴のムジナなんではないでしょうか。


余談ですが、閉会中審査で、自民青山繁晴センセイや、自民党ネットメディア局長の平井卓也衆院議員(過去のニコ動のネット討論で「あべぴょんがんばれ!」や福島瑞穂党首に「黙れババア」などと書き込み、自作自演がバレた元電通の議員)が連呼していた「各大
学の獣医学部は学生数が超過状態である」
との指摘は、加計学園が作成した出自不明のデータを引用したものであり、獣医師会の北村顧問に明確に「事実ではない」と否定されています。


http://imgur.com/0Crjijz.jpg
動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=oxV8zC5g6LQ

 


以上をもちまして、閉会中審査における加戸元愛媛知事の答弁に関するネトサポさんのデマは「Busted!」されたと自負します。


さて、次は昨日行われた「京都産業大学の会見」に関するデマに関してです。

会見要旨はこちらになります。

▼ 京都産業大副学長の記者会見での質疑応答  : 読売新聞

http://sp.yomiuri.co.jp/politics/20170715-OYT1T50005.htm

 

こちらもまずはネトサポサイトのネットギークさんの記事を引用させてもらうことから始めますが、ネトサポさんいわく「京産大の会見により、京産大が特区応募を諦めたのは、開学時期に対する準備が間に合わなかったことだけが理由なので、安倍さんにより行政が歪められたことがないことが証明された!」とのことのようです。

▼ 【タマキード事件】京都産業大学の会見で確定した玉木雄一郎2つの間違い 「落とされた」という事実はない  :Netgeek
http://netgeek.biz/archives/99478
京都産業大学が14日の会見で記者からの質問に答え、安倍総理の潔白を証言したことで民進党・玉木雄一郎議員の間違いが2つ確定した。
そもそも完全な事実誤認だった。
(1)玉木雄一郎議員「京都産業大学は落とされた」→正しくは人材確保が間に合わなくて2017年1月の公募に立候補しないことを選んだ。2016年3月には獣医学
部新設を提案していたが、結局準備が間に合わなかったので見送った。「落とされた」という事実はない。


この人たちがいったい何をもって「安倍は潔白」と言ってるのか理解に苦しみますが、まず京産大が、結果として「教員確保が間に合わなかった」ことは事実であります。
しかし、それは17年1月の公募告知の時点に「18年4月開学」であることを知らされたため

告示の時にいきなり「約一年後に開学できなきゃ落としますよ」と言われれば、どんな事業者も諦めるでしょう。(50年間獣医学部新設がなかったので余分な教員が存在しません)
この条件が、京産大を落とすために内閣府に恣意的に付加されたと仮定するなら、玉木議員の言うように「京産大は落とされた」と言えるでしょう。


また、ネトサポさんは、特区事業者認定前の2015年4月2日に今治市の企画課長らが官邸に来訪した時点で、「スケジュール合わせ」として「18年4月開学」を知らされていたことも見事にスルーし、2016年10月に加計学園がボーリング調査していた事実も完全にスルーしていますので、他の状況証拠を完全に無視したうえで誤った情報を確定的に扱うことで玉木議員を貶めたかったのだろうと推測されます。

 

 

ネットギーク記事の続きです。

(2)玉木雄一郎議員「新条件『広域的に』で京都産業大学が候補から外された」→京都産業大学は綾部市を予定していたので無関係。「広域的という条件で対象外になったとは思わなかった」と証言した。


会見では、京産大はあくまで「”広域的に獣医師系養成大学等の存在しない地域に、1校に限る”ということだけをもって対象外となったとは思っていなかった」とし、最終的に、断念するに至った決定的事由が「18年4月開学」の条件であったということを述べたまででしょう。
この条件付与が、京産大の公募参加断念に至る意思決定に本当に無関係だったかはわかりません。


そもそも、玉木議員をはじめとした疑惑追及側が”恣意的プロセス”と指摘していた必要条件は「広域的に」と「一校に限る」、さらには「18年4月開学」という3点が重なった状態を指しているのであり、6月初頭に疑惑が断続的に持ち上がった過程(この時点では”一校に限る”と”18年4月開学”の文言は明らかになっていなかったはず)において玉木議員がその情報の断片をもって、上記のような発言をした経緯があります。

そのこと一点だけを理由に「玉木は間違っていた」と遡及的に断言するのは、完全な誤りでしょう。

 

そして「京産大が”広域的に”という条件付けが参加断念に繋がらなかった」からといって「安倍の潔白」が立証されることがないことも誰の目にも明らかでしょう(笑)

 

ネットギーク記事の続きです。

京都産業大学は、「選考のプロセスに不公平さなどの問題はなく、あくまで獣医学部の教授集めがうまくいかなかった」と話す。 


さすが”デマサポ”と言われるだけはあります。
これは完全な捏造ですね。
京産大はそんな証言はしていません。

 

「開学の時期が、また”広域的に”という条件付与が”京産大外し”につながった認識はあるか?」というような質問に対し、京産大は「それはありません」と答えているのみであり、ネトサポさんが言うように「選考のプロセスに不公平さなどの問題はなかった」などとは答えていません(笑)

拡大解釈もはなはだしいですよ。


京産大が「"18年4月開学"の告示が"京産大はずし"ではない」と認識していたのは、あくまで「加計に対してだけ15年4月の時点で”18年4月開学”が知らされていた事実」を知らなかったためでしょう。
16年1月の告示の時点では、よもやライバルである加計学園にだけそのような”えこひいき”があったなんて想像だにしませんから。

そして、そもそも京産大は政府によって設置審査、認可される側であり、さらには私学助成金を受ける立場なので、政府に対して強いことは言えない立場であることを認識する必要もあるでしょう。

あえて言うなら、京産大が会見で、政府の主張に寄るような姿勢をみせたように見える部分があったのは、以下のような背景もあってのものではないでしょうか。

 

▼ 首相動静(7月3日)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070300164&g=pol

 

山田啓二京都府知事、清家篤前慶応義塾長らと会食。
               ↓↓↓
▼ 京産大の獣医学部断念 「大学はすでに方向転換していたようだ」府知事が見解(7月14日)

http://www.sankei.com/west/news/170715/wst1707150016-n1.html

 

突然、山田啓二京都府知事が「努力が足りなかった」と獣医学部新設を断念したという発表を行った。 
               ↓↓↓  
  同日7月14日、京産大が記者会見
               ↓↓↓ https://twitter.com/touitsukyoukai/status/886192182767386624
 


京産大の会見だけをもって、「安倍首相が認可プロセスを曲げたことはない。潔白だ」とするのは完全な間違いであることがわかります。

 

以上をもちまして、「京都産業大学の会見」に関するネトサポさんのデマも「Busted!」されたと自負します。



みなさんも自民党ネットサポータズや内調さんが背後にいると思われる”デマサポ”のデマにだまされないことを、祈ります



【おまけ】青山繁晴先生はじめての証人喚問(暗黒国会 籠VS青)

https://vid.me/GKPj

かつて森友学園で講演を行った青山センセイが、どうしても国会で籠池証人に見られたくなかった理由とは...



以上、最後までお読みいただきありがとうございます。

また次回。

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