ノーベル経済学賞の受賞経歴があるスティグリッツ教授が来日し、安倍政権への提言を行いました。
東京大学名誉教授・宇沢弘文先生のお墓参りも兼ねての来日だそうです。
今回の訪日で、スティグリッツおじさんがまた好きになった。
我々一般国民が普段感じていることを全てまとめて言ってくれた形です。
予てから間違った経済政策を進めることにより暴利を貪ってきた上級国民のみなさんには「ザマミロwww」としか言いようがない。
亀井静香先生やサンダースおじさんもカッコイイけど、スティグリッツおじさんも本当にカッコイイ。
手引きしてくれた静岡大の本田教授やクルーグマン教授には感謝だ。
少しでも売国上級国民のみなさんや安倍政権のみなさんには反省していただき、そして正しい世論を醸成するためにも、今回のスティグリッツ教授の提言を以下にまとめておきます。
▼ノーベル経済学者スティグリッツ教授による提言
出典:首相官邸
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokusaikinyu/dai1/gijisidai.html
○量的金融緩和により富裕層にお金がバラ撒かれたため、格差が拡大し社会が不平等化した
○経済浮揚のための唯一の効果的手段は公共投資(インフラ/テクノロジー/教育/若者/女性に)と賃上げで平等性を高め内需拡大すること
○緊縮財政/マイナス金利/法人税減税/金融市場の規制緩和/社会保障の民営化は無意味。むしろ逆効果
○炭素税を含む環境税/金融取引税/グローバル企業税の導入を
○TPPも経済効果ないので米国では批准されない
○世界基軸通貨制度の検討を
▼さらには、マスコミに対するインタビューーでは以下のように答えた
○消費税増税は経済に混乱をもたらすのでやめるべき
○トリクルダウンは起きない
○格差是正なくして経済成長なし
○保育園や少子化対策に財政出動を
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/105221/93067/84791243
当該首相官邸資料に目を通せばわかりますが、今回の提言の中で気になったワ-ドは「構造改革」と「世界基軸通貨」等の項目。
まず、「構造改革」ですが、スティグリッツ先生の文脈を読むと、これは格差を是正し、社会の不平等を緩和するための「構造改革」であり、竹中安倍などが提唱する国体を破壊するための「構造改革」とは似て非なるものであることが自明となります。
ウォール街を欺くためにも、彼らの好む「構造改革」というキーワ-ドを用いたのだと思われます。
「世界基軸通貨」に関しても、同様のことが言えるでしょう。
こちらもウォール街やグローバリストたちが、NWOなどの最終目的として設定しているものですが、プラウト主義経済なんかでも同様の項目を呈しているように、正しい人たちが正しい目的のために世界がUNITEすることは良いことだと思います。
最近、アメリカの大統領選でバーニー・サンダース候補が注目されたように、アンチグローバリズムの機運が高まってきましたが、ここ日本でも広まってくれることを望みます。
スティグリッツおじさんも、当該首相官邸資料の中で「これは闘いである」ことに言及されていましたが、我々一人一人が、へんてこりんな経済政策のレトリックを用いて自分達金持ちクラブを利することばかりに躍起な売国上級国民のみなさんや安倍政権のみなさんのウソを暴いていかなければいけないのだろうと思います。
世界の99%を貧困にする経済
世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す