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http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXNZO73649600S4A700C1EA2000
どうも。
盛り上がってまいりました。安保法制。
今日は本件に関して、わたくしが不思議に思ってることについて少し書かせてください。
そのまえに前提事項としてあげたいのが...
①私は基本的に安保法案に反対
周辺事態は国防上、中国の脅威もあるので米国と協力する必要あり。 しかしインド洋やら中東にまで米軍にくっついて行く必要なし。なにより、完全な憲法違反である。よって安保法案は修正の必要アリ。もしくは憲法を改正すべき。
②とはいえ、本安保法案は、本国会にて採決されるでしょう。
これはひとえに選挙で自民党を勝たせた我々国民が悪い。なので次の選挙で現野党の連立政権樹立をもくろみ、法改正すべき。(連立政権では亀井静香氏を首相としたい(^^)/)
こんな感じです。
この安保法案、見事に右と左で意見が分かれております。
ぼくとしてはポダムとポカポンのマッチポンプ分断工作に騙されるのもほどほどにすべきと思いますが、熱くなってる人たちは止められません。
ちなみに最近話題のSEALDsに関しては、今のところ共産党やOLD左翼のパペットと化してるなぁ程度の認識ですが、若者がここまで政治に熱くなっていること自体はここ何十年もなかったことなので、すごく応援している。(デモ参加者の20代の割合はわずか3%足らずという話もありますが)
しかしこちらも、分断工作に乗せられて、偏見をもって不必要に右派をDisるのはやめるべきとも思っています。
![AepgmSRb.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150917/12/cargoofficial/53/50/j/o0400060013427331013.jpg?caw=800)
さて、本題。
ぼくはこの安保法案は、本来なら保守(右派)陣営こそ反対すべきじゃないだろうかと思っています。
なぜなら、本件の行く末は、保守派がよく言う「満州事変は中国の横暴に引きずられて始まった」論にぴたりと符号することになるだろうと予想できるからであります。
現在でも自衛隊はアフリカやアジアの紛争国でPKO活動に従事しておりますが、その業務のほとんどがまさにPeace Keepingなお仕事。
しかし、本安保法案では「かけつけ警護」なども容認される形となっています。
今まで自衛隊は、紛争により破壊されたインフラを整備したり、地雷を除去したりする過程で、敵軍やテロリストに襲われた場合、自衛のための武力行使であれば認められていた状態でしたが、
これからは、同じ西側のPKO軍が襲われたら、彼らを助けるための武力行使も望まれる、といった感じになってしまうということです。
![aad179c5fbe767f8cd67a518be86fec1[1]b.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150917/12/cargoofficial/61/3d/j/o0400040013427298658.jpg?caw=800)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0179131.html
しかも紛争地域においては、往々にしてどっちが敵か味方かわからなくなることがあります。
最近でもシリアでは「アサド独裁政権に反発した自由シリア軍(反政府軍)が、正義の闘いを繰り広げている」などと欧米日のメディアは報道していたかとおもったら、いつの間にかその自由シリア軍はアルカイダ系ジハーディストに乗っ取られ、いつの間にかISに分派していた...
さらには当の自由シリア軍やISも欧米に軍事的資金的援助を受けていたという話もあり、もうなにがなんだかわかりません。
正義とか悪なんてコロコロとその所在が変わるんですね。
実は、大日本帝国軍は85年前、満州で上記のようなPeace Keepingなお仕事に従事していました。
(傀儡国の治安を守るために)
「満州事変」を左派側の視点で見た場合、その構図はいたって簡単です。
いわゆる東京裁判(極東国際軍事裁判)史観/GHQ史観に基づいたものであり、「大日本帝国の関東軍が暴走して、自作自演テロなどを起こし満州を侵略した」というストーリーで語られ、ほぼ全ての歴史の教科書はこの手の史観に沿っているで、ほとんどの日本人の共通認識となっているしょう。
(日本は主権を回復する際に、上記を含む連合国側による国際的コンセンサスを認めるサンフランシスコ講和条約を批准してしまったのですからしょうがないことですが)
ただ、この東京裁判史観は、非常に怪しい。
この点は保守派のみなさんの多くも同じ気持ちだと思います。
逆に左派の人たちにこんなこと言うと「歴史修正主義だ!軍国主義を肯定するのか!」と急に怒り出しますので気をつけるべき案件かとも思います(笑)
満州事変前後をめぐる軍事的重要事案は、基本的に以下の3つの事件から構成されていると思います。
① 張作霖爆殺事件
② 柳条湖事件
③ 盧溝橋事件
いずれも東京裁判史観では「日本軍の自作自演テロ」等と結論づけられていますが、決定的な証拠は存在せず、怪しげな証言と状況証拠のみが存在するだけです。
当時1920~30年代の満州はとんでもない混乱期にありました。
そう、今のシリアみたいにです。
A) 日本と日本が支援する傀儡満州
B) アメリカなどが支援する中国国民党
C) ソ連コミンテルンが支援する中国共産党
D) その他張作霖ら軍閥
大きく分けて上記の4組が覇権をかけて争っていた状況だったと理解できます。
(間違っていたらゴメンナサイ)
ちなみにシリアでは「アサドシリア vs FSA vs アルヌスラ vs IS vs 米サウジなど有志連合」って感じの混戦状態です。
そういう複雑な対立構造のなか、大日本帝国軍は傀儡区であった満州の治安維持を担当していた。
それに対し、張作霖ら軍閥とパルチザン(コミンテルンのゲリラ)、国民党らが、鉄道などインフラ施設を破壊し、農村を焼き討ちにし、略奪や殺人を重ねるなどのテロ行為を数千回にわたり繰り返し、事態は中村大尉虐殺事件にまで発展しました。
「大日本帝国が同盟関係にあった満州を守るためテロリストに対応」していたなか、張作霖爆殺事件や柳条湖事件が起こったのです。
このへんが、保守派による満州事変に関する言い分です。
![テロ攻撃に備えた満鉄の武装列車.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150917/12/cargoofficial/11/d8/j/o0500030013427299456.jpg?caw=800)
テロ攻撃に備えた満鉄の武装列車(九四式装甲列車)
http://seitousikan.blog130.fc2.com/blog-entry-111.html
また、陰謀論史観によると、これら満州事変は大日本帝国軍と中国国民党軍を争わせて漁夫の利を得るためにソ連コミンテルンと中国共産党軍が仕組んだなどといわれております。
とくに 張作霖爆殺事件に関しては、当時のイギリスの諜報部が公文書で、さらにソ連諜報部の一部もが「日本軍の犯行ではなく、ソ連コミンテルンの仕業である」と結論づけています。
■参考 : 張作霖爆殺事件ソ連特務機関犯行説
http://shibayan1954.blog101.fc2.com/blog-entry-205.html?sp
http://shibayan1954.blog101.fc2.com/blog-entry-206.html?sp
また、大日本帝国の言い分では、柳条湖事件は張作霖の息子の張学良の犯行であったとされていますし、盧溝橋事件も中国共産党陰謀説があります。
http://www.geocities.jp/yu77799/rokoukyou/inbou1.html
しかもアメリカは日露戦争以降、日本を支援したり、張作霖を支援したり、国民党を支援したりと変節しまくりマクリスティです。
正直言って、80年以上も前の出来事なので、今となっては何が正しいのかわかりません。
しかし、この満州事変のおかげで日本はABCD包囲網をしかれ、勝てもしない太平洋戦争に引きずり込まれ、散々な目にあったことだけが史実として残りました。
ぼく個人としては、先にも述べたように、周辺事態に関してはしかるべき対処ををすべきかと思いますが、
間違いなくアメリカにくっついて中東なんかに行くべきではないと思いますし、集団的自衛権の行使によるPKO活動の武力的拡大もするべきではないと思っています。
とくに米英仏イスラエルなどは狡猾なヒューミント活動を得意としていますので、中東に展開した自衛隊に対し自作自演作戦を講じて日本を戦争に引きずりこむ可能性も高いと予測できます。
(メリー号事件、ルシタニア号事件、トンキン湾事件、イランコントラ事件、911、、、彼らはお金儲けのため自作自演作戦を仕掛け戦争をするのが得意ですので)
85年前、日本は満州なんかに行ったおかげでコミンテルンやアメリカの謀略に巻き込まれ、300万以上の日本人が死ぬ大戦争に加担させられました。
満州をめぐる安全保障情勢に関して、保守派の言い分を最大限に汲むのなら、こういうことですよね?
しかも今回も、ジャパンハンドラーやCSISやアーミテージさんなど、うさんくさい連中が本安保法案を後押ししている。
■参考 : 【安保法制国会】山本太郎議員が日本政府の「属国タブー」を追及!原発再稼働、TPP、秘密保護法、集団的自衛権…安倍政権の政策は「第3次アーミテージレポート」の「完全コピーだ」:IWJ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/258755
だから「保守派こそ、本安保法案に反対すべき」なんです。
中国脅威論だけに捉われて騙されちゃダメですよ。
左派のみなさんは、保守派を論破したいなら「満州事変みたいになっちゃうかもよ」と言えばいいのだと思います。
たぶん「ぐぬぬ..」してくれます。
本安保法案の件以外でもTPPや消費税法に関して、安倍ちゃんズはウソばかりついてますので、そんな佐野りたい放題の輩を信用はできませんよね。
蛇足ですが、シリア内戦は以下のような偽旗作戦(自作自演作戦)の繰り返しによりはじまりました。
↓
◆反体制の製造 #シリア 政府転覆の陰謀を暴くドキュメント #syrjp #midjp
http://www.youtube.com/watch?v=od0klQ1YqtA
今日はそんな感じです。
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