どうも。
先日、cargoのオフィシャルサイトが何者かによってハッキングされてましたww
パターン青、使徒による侵食です。
今こんな状態
http://www.cargo-jp.com/
ぼくが△に関する陰謀論に興じすぎて、言っちゃいけないことを言い過ぎたことが原因なのか、よくわかりませんが(笑)、現在エンジニアの神崎さんをはじめ善きサマリア人のみなさんが「そうはいかんざき!」とがんばって復興作業中なので、しばしお待ちください(笑)
(この場を借りて、神崎さんと担当のスタッフ、心より感謝いたします m(_ _ )m )
https://campaigns.350.org/petitions/say-no-to-corporate-power-grabs-reject-the-trans-pacific-partnership
さて、そんな感じで,,,,,こちらの続きです。
■危機に瀕するミュージック・インダストリー :一足お先にTPP状態① ~定額ストリーミング
1) 序章 :音楽がタダ同然になっちゃった
http://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12045451085.html
識者といわれる人たちや有名人は、本件「定額制音楽配信サービス」についても、また僕が本件とダブらせる形で語っているTPPなんかについても、問題視する発言をしていません。
例外なく、絶対に批判しません。
なぜでしょうか??
TPPなんかは、よっぽどニブい人でない限り、希代の悪法だと理解できるはずなのですが、識者と言われる人たちは、実はそんなことも理解できないバカなのでしょうか?
まあ、違いますよね。
有名人と称される人たちは、メディアに露出することで有名人となることができ、その結果、識者だとか文化人だとかという称号が与えられます。
メディアが有名人を造りだすという構造のもと、 彼らは決してクライアントのクライアントをディスれるわけないってことなんです。
ましてや、コネ作りや出世術に長けた人たちだったからこそ、権力者への擦り寄りを通じて有名人になれたわけですから、なおさら癒着度が高い。
先日から、「永遠の0」の著者の百田さんと自民党の大西議員らの勉強会においての失言が、マスコミのみなさんの怒りを買い総攻撃されています。
僕にとってこの件は、「また右と左でプロレスやってるな」という程度の興味しか持ってませんが、重要なポイントが一点あると思っています。
百田さんや大西議員による「事実に反する捏造を繰り返すマスコミを懲らしめる。 経団連に働きかけて広告を引き上げてもらうよう要請したら」という発言。
大メディアにとっては「広告」こそ、その力の源泉、お金の湧き出る泉となるので、絶対にこの権益に触れられるようなことは許さないことが容易に想像できます。
ひょっとしたら、彼らにとっては民主主義とか戦争法案とか、言論の自由とかの問題は、実は二の次なのではないでしょうか。
タダ同然で公共の電波を使用し、広告のお金で、年収1000万円超の生活を維持できるおいしい利権を手放すわけない、と誰もが思いますもんね。
(百田・大西事件における電波オークション/電波利権問題について言及しているサイト >> http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5875.html?sp )
大メディアに広告費という形で資金を提供しているのは大企業となりますが、
その大企業、特にグローバル企業が、TPPやグローバル自由貿易経済システムを後押ししている黒幕であります。
(アメリカで「TPP」を推進して米政府を操る黒幕たちの正体 >> http://gigazine.net/news/20111104_tpp_mastermind/ )
つまり、以下のような構図です。
識者や有名人 < クライアントである大メディア < スポンサーである大企業やグローバル企業 < TPP/グローバル自由貿易経済システム
こういう構造下にあっては、どの有名人もTPPやグローバルなんちゃらをディスれるわけないと思いませんか?笑
これでディスれる人がいたら、真性のバカか逆張り野郎か山本太郎かのいずれかです。
さて、本題に移ります。
2) いわずもがなの違法ダウンロード(デジタル化の光と影)
もし、タイムマシーンがこの世に存在して、16年前に戻れるとしたら、
「ナップスターの創業者ショーン・パーカーを暗殺しに行く!!」と手を挙げる音楽業界関係者が多数現れるんじゃないでしょうか。
でも、そんなことしたってあまり意味はないと思いますし、ほとんどの音楽関係者も無意味な行為であることを理解しているはずでしょう。
Pro ToolsのようなDAWが、またWAVやMp3といったオーディオファイル技術が生まれた時に、この運命は決まっていたように感じます。
もっと言うと、シンセサイザーやMIDIが生まれた時点で、こういう未来は決まっていたのだろうと思います。
ぼく達はもっと、このムーアの法則にのっとったコンピューティングの指数関数的発展の行く末を意識すべきだったのです。
1999年1月、Napstarが海賊P2Pサイトとして音楽ファイルをタダで配信する事業を始めました。
楽曲を無断使用されることになった当時のレコード・レーベルは訴訟という対抗策を講じることになりますが、
Napstarに続き、WinMXやWinnyやBit Torrent等のP2P系クライアント、またMegauploadやRapidshareなどのファイル共有サイトが次々と立ち現れ、違法ファイルを大量生産、訴訟し取り締まる側と海賊たちとのイタチごっことなっていきました。
時を同じくして、Apple社がiTunesを立ち上げ、圧縮Audioファイルを販売するストア展開を始めます。
親切にジャンル分けされていたり、コンシェルジュ的機能を持つポータルサイトとしてのメリットもあり、玉石混交で検索に時間のかかるP2Pを使用するユーザーたちも、iTunesに一応の着地点を見出します。
レコードレーベルにいたっても、Moraやレコ直による外資の圧力に対する抵抗を除いては、「海賊サイトよりマシ」ということで、ほぼ一様にiTunesになだれ込みます。
このホイワイトナイトの出現よって、多少なりとも音楽の価値が維持されたかのように見えたのですが、これも崩壊にいたる過程の一端にしかすぎませんでした。
Wiredの編集長クリス・アンダーソンが、2008年に刊行された著書”FREE”の中で、「ビット経済において、情報処理のコストは年間で50%デフレ化するのだから、あらゆるのものがFREE(無料)になっていく」と予見した通り、
一度FREEになってしまった音楽の、デフレ化に歯止めをかけることはできなかったのです。
ギガバイト/ブロードバント時代に突入し、AppleのiTunesは市場獲得のため、ファイル共有サイトの海賊たちと戦いながら、一方で無料でMVなどを提供するYoutubeとも闘わなければならなかった。
音楽自体や、音楽を作る手法がデジタル化され、また売る手法もIT化していくなか、無尽蔵に氾濫するコピーの山と、消費者の「便利と安さ」を追求するマインド、すべてが音楽を無料にするべく方向に向かっていきました。
音楽家や権利者、著作権管理団体がどんなに策を講じても、また対応する法律で締め付けを強めても、決壊したダムから流れ出す大量の水をせき止めることはできません。
「現代の著作権法は時代に対応しきれていないのだから、あらゆる商品の著作権をフリーにするべきだ」とまで主張する”海賊党”なる政党もスウェーデンで生まれ、各国に拡散、その議席数を伸ばしているほどです。
(今月、ぼくは彼らのお話を聞くべく、"日本海賊党"の本部を訪問する予定です)
そしてとうとう、定額制音楽配信によって、音楽はFREE同然になってしまった。
音楽家や権利者は宣伝効果を得るため、大手IT企業が提供するこの寡占状態のサービスに、無料同然で楽曲を提供するほかありません。
すでにこの運命は、10年以上前から決定づけられていたのです。
大資本が作り出すシステムがいかに残酷であろうとも、われわれ音楽家はついていくしかないように思えます。
しかし、本当にそうでしょうか?
音楽という素晴らしい文化に価値がなくなることなんてありえない、とわずかな希望を胸に次の項に進めたいと思います。
次回は、
■危機に瀕するミュージック・インダストリー :一足お先にTPP状態① ~定額ストリーミング
3) グローバル化とIT化の荒波(暇つぶし業界に黒船来襲)
http://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12052421305.html
となります。
先日、cargoのオフィシャルサイトが何者かによってハッキングされてましたww
パターン青、使徒による侵食です。
今こんな状態
http://www.cargo-jp.com/
ぼくが△に関する陰謀論に興じすぎて、言っちゃいけないことを言い過ぎたことが原因なのか、よくわかりませんが(笑)、現在エンジニアの神崎さんをはじめ善きサマリア人のみなさんが「そうはいかんざき!」とがんばって復興作業中なので、しばしお待ちください(笑)
(この場を借りて、神崎さんと担当のスタッフ、心より感謝いたします m(_ _ )m )
https://campaigns.350.org/petitions/say-no-to-corporate-power-grabs-reject-the-trans-pacific-partnership
さて、そんな感じで,,,,,こちらの続きです。
■危機に瀕するミュージック・インダストリー :一足お先にTPP状態① ~定額ストリーミング
1) 序章 :音楽がタダ同然になっちゃった
http://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12045451085.html
識者といわれる人たちや有名人は、本件「定額制音楽配信サービス」についても、また僕が本件とダブらせる形で語っているTPPなんかについても、問題視する発言をしていません。
例外なく、絶対に批判しません。
なぜでしょうか??
TPPなんかは、よっぽどニブい人でない限り、希代の悪法だと理解できるはずなのですが、識者と言われる人たちは、実はそんなことも理解できないバカなのでしょうか?
まあ、違いますよね。
有名人と称される人たちは、メディアに露出することで有名人となることができ、その結果、識者だとか文化人だとかという称号が与えられます。
メディアが有名人を造りだすという構造のもと、 彼らは決してクライアントのクライアントをディスれるわけないってことなんです。
ましてや、コネ作りや出世術に長けた人たちだったからこそ、権力者への擦り寄りを通じて有名人になれたわけですから、なおさら癒着度が高い。
先日から、「永遠の0」の著者の百田さんと自民党の大西議員らの勉強会においての失言が、マスコミのみなさんの怒りを買い総攻撃されています。
僕にとってこの件は、「また右と左でプロレスやってるな」という程度の興味しか持ってませんが、重要なポイントが一点あると思っています。
百田さんや大西議員による「事実に反する捏造を繰り返すマスコミを懲らしめる。 経団連に働きかけて広告を引き上げてもらうよう要請したら」という発言。
大メディアにとっては「広告」こそ、その力の源泉、お金の湧き出る泉となるので、絶対にこの権益に触れられるようなことは許さないことが容易に想像できます。
ひょっとしたら、彼らにとっては民主主義とか戦争法案とか、言論の自由とかの問題は、実は二の次なのではないでしょうか。
タダ同然で公共の電波を使用し、広告のお金で、年収1000万円超の生活を維持できるおいしい利権を手放すわけない、と誰もが思いますもんね。
(百田・大西事件における電波オークション/電波利権問題について言及しているサイト >> http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5875.html?sp )
大メディアに広告費という形で資金を提供しているのは大企業となりますが、
その大企業、特にグローバル企業が、TPPやグローバル自由貿易経済システムを後押ししている黒幕であります。
(アメリカで「TPP」を推進して米政府を操る黒幕たちの正体 >> http://gigazine.net/news/20111104_tpp_mastermind/ )
つまり、以下のような構図です。
識者や有名人 < クライアントである大メディア < スポンサーである大企業やグローバル企業 < TPP/グローバル自由貿易経済システム
こういう構造下にあっては、どの有名人もTPPやグローバルなんちゃらをディスれるわけないと思いませんか?笑
これでディスれる人がいたら、真性のバカか逆張り野郎か山本太郎かのいずれかです。
さて、本題に移ります。
2) いわずもがなの違法ダウンロード(デジタル化の光と影)
もし、タイムマシーンがこの世に存在して、16年前に戻れるとしたら、
「ナップスターの創業者ショーン・パーカーを暗殺しに行く!!」と手を挙げる音楽業界関係者が多数現れるんじゃないでしょうか。
でも、そんなことしたってあまり意味はないと思いますし、ほとんどの音楽関係者も無意味な行為であることを理解しているはずでしょう。
Pro ToolsのようなDAWが、またWAVやMp3といったオーディオファイル技術が生まれた時に、この運命は決まっていたように感じます。
もっと言うと、シンセサイザーやMIDIが生まれた時点で、こういう未来は決まっていたのだろうと思います。
ぼく達はもっと、このムーアの法則にのっとったコンピューティングの指数関数的発展の行く末を意識すべきだったのです。
1999年1月、Napstarが海賊P2Pサイトとして音楽ファイルをタダで配信する事業を始めました。
楽曲を無断使用されることになった当時のレコード・レーベルは訴訟という対抗策を講じることになりますが、
Napstarに続き、WinMXやWinnyやBit Torrent等のP2P系クライアント、またMegauploadやRapidshareなどのファイル共有サイトが次々と立ち現れ、違法ファイルを大量生産、訴訟し取り締まる側と海賊たちとのイタチごっことなっていきました。
時を同じくして、Apple社がiTunesを立ち上げ、圧縮Audioファイルを販売するストア展開を始めます。
親切にジャンル分けされていたり、コンシェルジュ的機能を持つポータルサイトとしてのメリットもあり、玉石混交で検索に時間のかかるP2Pを使用するユーザーたちも、iTunesに一応の着地点を見出します。
レコードレーベルにいたっても、Moraやレコ直による外資の圧力に対する抵抗を除いては、「海賊サイトよりマシ」ということで、ほぼ一様にiTunesになだれ込みます。
このホイワイトナイトの出現よって、多少なりとも音楽の価値が維持されたかのように見えたのですが、これも崩壊にいたる過程の一端にしかすぎませんでした。
Wiredの編集長クリス・アンダーソンが、2008年に刊行された著書”FREE”の中で、「ビット経済において、情報処理のコストは年間で50%デフレ化するのだから、あらゆるのものがFREE(無料)になっていく」と予見した通り、
一度FREEになってしまった音楽の、デフレ化に歯止めをかけることはできなかったのです。
ギガバイト/ブロードバント時代に突入し、AppleのiTunesは市場獲得のため、ファイル共有サイトの海賊たちと戦いながら、一方で無料でMVなどを提供するYoutubeとも闘わなければならなかった。
音楽自体や、音楽を作る手法がデジタル化され、また売る手法もIT化していくなか、無尽蔵に氾濫するコピーの山と、消費者の「便利と安さ」を追求するマインド、すべてが音楽を無料にするべく方向に向かっていきました。
音楽家や権利者、著作権管理団体がどんなに策を講じても、また対応する法律で締め付けを強めても、決壊したダムから流れ出す大量の水をせき止めることはできません。
「現代の著作権法は時代に対応しきれていないのだから、あらゆる商品の著作権をフリーにするべきだ」とまで主張する”海賊党”なる政党もスウェーデンで生まれ、各国に拡散、その議席数を伸ばしているほどです。
(今月、ぼくは彼らのお話を聞くべく、"日本海賊党"の本部を訪問する予定です)
そしてとうとう、定額制音楽配信によって、音楽はFREE同然になってしまった。
音楽家や権利者は宣伝効果を得るため、大手IT企業が提供するこの寡占状態のサービスに、無料同然で楽曲を提供するほかありません。
すでにこの運命は、10年以上前から決定づけられていたのです。
大資本が作り出すシステムがいかに残酷であろうとも、われわれ音楽家はついていくしかないように思えます。
しかし、本当にそうでしょうか?
音楽という素晴らしい文化に価値がなくなることなんてありえない、とわずかな希望を胸に次の項に進めたいと思います。
次回は、
■危機に瀕するミュージック・インダストリー :一足お先にTPP状態① ~定額ストリーミング
3) グローバル化とIT化の荒波(暇つぶし業界に黒船来襲)
http://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12052421305.html
となります。