isis

みなさんもご存知のように、人質の後藤さんの殺害動画で、ISISが以下の文言を語りました。

「安倍総理大臣はアメリカが主導する有志連合に参加し、『イスラム国』の力を理解できなかった。

その誤った決断によってこのナイフは後藤健二を殺すだけでなくあなたの国民はどこにいても罰せられる。

日本の悪夢が始まる

http://8bitnews.org/?p=4628



個人的な結論を先に出しておきますね。

「日本は、米英仏イスラエルに追随して、中東で余計なことをしてはいけない」ということに尽きると思います。

また、人道支援をするというのなら、反米国であるレバノンやイランの難民にも手を差し伸べるべきです。



ISISが「ローンウルフ型のグローバルジハード」を呼びかけているとおり、また安倍首相の中東での失策を大きな一因として、日本国内でもテロが起きる可能性が急激に高まってしまいました。

「テロには屈しない!」と叫びながら、ISISクソコラを量産していた安倍政権支持者の人たちにも、ISISを挑発することによって、結果的に外患を誘致する可能性になってしまうことに気づいてほしいです。



キングギドラのK-DUB SHINE氏が「911」で歌っていたように「報復による報復による報復、 いつになっても得られない幸福」って状態です。



テロリストと呼ばれる人たちは、なにも生まれながらにしてテロリストであったわけではないと思います。

米英が中心となって展開したイラク戦争では、100万人以上が戦死し、そのうち50万人が民間人といわれています。


100万人といえば、和歌山県や香川県の人口と同等です。

たとえが悪いかもしれませんが、和歌山県の人たちがそっくりそのまんま殺されたと想定すると、どれだけの憎悪が生まれたか想像に難くありません。


殺された100万人の人たちには、家族や友人、恋人がいたでしょう。

愛する人たちを殺された数百万人以上の人たちがテロリストと化す可能性を秘めていたとも言えると思います。

この人たちを500万人と仮定すると、まるまんま兵庫県や福岡県の人口と同等となります。

(* 実際にISISの構成員の多くは、イラクの旧フセイン政権のバース党員であることが明らかになっています)


そのうえ、アメリカは「イラクが大量破壊兵器を所有している」ことを理由に、イラクに攻め込みましたが、

後になって公式に「イラクは大量破壊兵器を所有していなかった」との結論を出しています。


つまり攻撃する理由が不明なまま、イラクでは100万人も殺戮されたわけです。


そして、以上のイラクの件を、メインストリーム・メディアは語ろうとしません



当然のことながら、テロリストに賛同するわけではありませんが、

欧米の攻撃を受けたイスラム系の国々の人たちの立場になって考えると、

有志連合と言われる国々の軍隊こそ、国家を侵略するテロリストだ」と言われても理解できなくはないのです。



先日、人質となっていた湯川さんと後藤さんが殺害されてしまったことを受け、「有志連合」の首脳が声明を出しました。

ぼくには、「日本くんも一緒に戦争に参加してよ」と、戦争を後押しするような発言に思えてしかたありません。


米国オバマ大統領 「日米は犯人を裁きにかけるため共に取り組むとともに、イスラム国を壊滅させるため、断固とした行動をとり続ける」
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/world/nhknews-10014946751_20150125.html

英キャメロン首相 「イギリスは日本と共に立ち向かい、殺人者たちを追い詰め裁きにかける」

仏オランド大統領 「フランスは日本と団結し、テログループを撲滅するため共に行動する」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150201/k10015123231000.html



昨日、同じく本件に関して、安倍首相が定型文で涙を浮かべながらに国民に訴えていました。

「テロリストたちを決して許さない。

罪を償わせるために国際社会と連携する。

日本がテロに屈することは決してない」

http://mainichi.jp/select/news/20150201k0000e030109000c.html


安倍首相もグローバル金融権力のパペットとして大変なんだなと思います。

安倍首相を助けるために、”アメリカというテロリスト量産マシーン”の中東での犯罪に、これ以上加担しないよう応援したいと思います。
(注:ぼくが「アメリカガー」と言うときは「アメリカ政府とグローバル軍事金融権力」のことを指します)


では。




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【追記】

余談ですが、この三ヶ月前の”チャンネル桜”のビデオがとても素晴らしいので、追記させてもらいます。

右系のみなさんにも、左系のみなさんにも、ぜひ見てほしい内容です。

パネリストは右系の論客たちですが、多くのまともな左系の人たちと同様の主張内容が展開されています(笑)
(まともな左系というのは、IWJや元外務省情報局長の孫崎さんなんかのことです)

ぼくが本件日記で主張していたことを補完してくれるような内容ともいえます。


■1/3【討論!】世界はどうなっているのか? 中東情勢とアメリカ [桜H26/10/25]
https://www.youtube.com/watch?v=eZSKipKxfQU



菅沼光弘(元公安調査庁部長) 
「わが国はイスラム過激派やアルカイダにとっても好ましい国だ。
欧米に加担し、彼らの敵意を醸成することを慎まなければいけない

https://www.youtube.com/watch?x-yt-cl=85114404&v=eZSKipKxfQU&feature=player_detailpage&x-yt-ts=1422579428#t=268
4:49から再生されます。


西部邁(評論家)
「自らの民主主義を普遍的な価値のように叫びたててきたアメリカ、そしてそれに追随する日本。
その彼らの自由と民主主義という価値観を、ウクライナやアラブ諸国では違うからという理由で、欧米は攻撃した。
イラク戦争なんかアメリカによる侵略戦争である。
日本は、世界を破壊してしまったアメリカなんかにくっついていくわけにはいかない

https://www.youtube.com/watch?v=eZSKipKxfQU&x-yt-ts=1422579428&x-yt-cl=85114404&feature=player_detailpage#t=434
7:15から再生されます。


国枝昌樹(元シリア大使)
シリアの場合、外国が資金や武器を与え反アサド軍を支援した。
リビアの場合は、反政府軍を後押するNATO軍によってガダフィ政権が瓦解した

西側の力によって政権を打倒してもカオスしか生まれない。
マケイン米上院軍事委員長が、ISIS指導者バグダディと会談していた事が指摘されているが、こういったことも中東の秩序を崩壊させる一因となっている。」

https://www.youtube.com/watch?v=eZSKipKxfQU&x-yt-ts=1422579428&x-yt-cl=85114404&feature=player_detailpage#t=1295
21:32から再生されます。


馬渕睦夫(元ウクライナ大使)
ISISの問題の原点は911にある。
911は多くの人が知るように自作自演なんです。
ISISの件も自作自演である可能せが高いと疑う必要がある

ISISの本当のターゲットはシリアのアサド政権を倒すことにある。
アメリカが本当にISISを倒したいのなら、アサドと協力するべきなのにやらない。アメリカはおかしい。
今回の件を機としてハルマゲドン的な状況が起きることを危惧している」
https://www.youtube.com/watch?v=eZSKipKxfQU&x-yt-ts=1422579428&x-yt-cl=85114404&feature=player_detailpage#t=1679
28:00から再生されます。

★馬渕さんによる「911自作自演説」に関する説明はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=eZSKipKxfQU&x-yt-ts=1422579428&x-yt-cl=85114404&feature=player_detailpage#t=2119
35:23から再生されます


菅沼光弘(元公安調査庁部長) 
「(自作自演テロに関して)
アメリカが戦争する時には、必ず自国の世論を獲得するためにいろんな工作を仕掛けてくる。
今回のISISの件もシリアのアサド政権を打倒するためで、情勢をカオスにするための工作。
”アラブの春”を演出したのはいったい誰か??そういうこと

https://www.youtube.com/watch?v=eZSKipKxfQU&x-yt-ts=1422579428&x-yt-cl=85114404&feature=player_detailpage#t=2916


西部邁(評論家)
「アメリカ、つまりアメリカを動かす一握りの金融資本権力が陰謀を講じている。
全世界の破壊も厭わない、カネに狂った怪物がアメリカを動かしている」

https://www.youtube.com/watch?v=eZSKipKxfQU&x-yt-ts=1422579428&x-yt-cl=85114404&feature=player_detailpage#t=2980
49:42


★高山正弘(元産経新聞記者・ジャーナリスト)
「タリバンやアルカイダを掃討しようと、アメリカは軍隊を派遣して、その結果、軍隊の戦死者が生まれるが、アメリカを握ってるグループにとっては、それも計算のうち。
混乱を引き起こすためにやっている。」
https://www.youtube.com/watch?v=eZSKipKxfQU&x-yt-ts=1422579428&x-yt-cl=85114404&feature=player_detailpage#t=3100
51:40


★馬渕睦夫(元ウクライナ大使)
911の一年前に、ブッシュが採用した”新しいアメリカの為の世紀”という政府の報告書では、”アメリカが今後の国際的な軍事戦略を進めるためには、第二の真珠湾が必要だ”と書いてある。
実際に911の直後にブッショは”これはパールハーバーの再来だ”と言っている。

これは陰謀ではなく、アメリカの戦争は、原因を自分で作っておいてそれをたたくという手法でやっている。
それを”正義だ”とふれ回っているのがメディアだ。
ISISの件も同じだ

https://www.youtube.com/watch?v=eZSKipKxfQU&x-yt-ts=1422579428&x-yt-cl=85114404&feature=player_detailpage#t=3174
52:59