![①star-wars-universe-600x450 b.JPG](https://stat.ameba.jp/user_images/20140523/22/cargoofficial/1f/80/j/o0540040512950628806.jpg?caw=800)
http://collider.com/star-wars-episode-7-timeline-cast/
突然ですが、みなさんはStar Wars好きですか?
ぼくは大好きです。
「好きな映画は何?」って聞かれたらスターウォーズって即答します。
シャレオツぶりたいリア獣の方は、ショーシャンクとかバタフライエフェクトと答えるのかもしれませんが、ぼくはゴマカシませんよ(笑
No Gimmickです。
ちなみに来年15年にエピソード7が公開されるのでwktkです。
●Star Wars Episode VII Extended Trailer .
http://www.youtube.com/watch?v=xiGfJlFkq_E
ジョージ・ルーカスはスターウォーズで、彼の最初で最後の闘いを繰り広げ、力尽きました。
ウォシャウスキーはマトリックスで力尽きました。
キューブリックはアイズワイドシャットで、その命と引き換えに力尽きました。
キャメロンはアバターで今も闘っています(嫁とも戦っていましたがw)。
え?何言ってるかわからない?
スターウォーズのエピソードについて考えたことありますか?
勧善懲悪に見えて意外と深いんです。
もちろん、ダースベイダーやダース・シディウス(シス)は、怒りや恨みという”負”のパワーを利用した、フォース(気)によって力を得たという悪役です。
フィロソフィカルな面の説明は、このニーチェの有名な名言がすべて補完してくれると思います。
「怪物と戦う者は、みずからも怪物とならぬように心せよ。 汝が久しく深淵を見入るとき、深淵もまた汝を見入るのである」
そして、アナキンは愛する人を守るため、怒りのフォースに身を委ねてしまい、ダースベイダーになっちゃうのです。
たいていの人はこのフィロソフィカルな面に注目し、そしてそのポイントが感動を呼ぶことになるのですが、プラクティカルなストーリーも実は深い。
![②starwars2 b.JPG](https://stat.ameba.jp/user_images/20140523/22/cargoofficial/f9/36/j/o0544034012950628808.jpg?caw=800)
htt://collider.com/star-wars-episode-7-timeline-cast/
例えばシリーズを通しての背景を読み解いていくと、STARWARSに隠されたメッセージを享受できることができます。
■■インターギャラクティック銀行グループと通商連合
■インターギャラクティック銀行グループ - Wookieepedia
http://ja.starwars.wikia.com/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E9%8A%80%E8%A1%8C%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97
wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA%E7%99%BB%E5%A0%B4%E7%B5%84%E7%B9%94%E4%B8%80%E8%A6%A7
(抜粋)
>>
インターギャラクティック銀行グループ(InterGalactic Banking Clan)は銀河共和国の商業ギルドのひとつ。
ムウニリンストの銀行グループ評議会とそのほかのいくつかの銀行による連合企業。
莫大なクレジット、データリー、その他銀河系全域で使用されている様々な貨幣の流通を支えている。
銀河系でも有数の大企業に財政上のサービスを提供し、大型顧客には特に利益の上がる貸付商品を提供している。
IBCはヘルファイヤー・ドロイドなど大規模なドロイド軍を所有している。
クローン大戦において独立星系連合に従い、連合の強力な柱となった。
顧客第一主義を唱え、世の中を金融面だけで判断しており。損得抜きには考えていない。
計算高さはエロミンに匹敵するであろう。顧客から全く利益が上がらないと見ると即、資金を打ち切り、引き上げ、詐欺行為を働く者には軍勢を送り込んだ。
バウンティ・ハンターを集金保安部門に雇い入れ、債務不履行者を追い込んだ。
債務不履行を企てそうな企業投資者への最終手段としてIG-227ヘルファイア級ドロイド・タンクを独占的に所有し、財産を破壊し、投資家を速やかに罰する事も行った。
IBCは独立星系連合に加わっているものの表向きにはあくまで中立の立場として取引を行っているだけであると主張しており、共和国と分離主義勢力の双方に荷担し、両方の陣営へ同じ通貨を流通させて、クローン大戦でどちらが勝っても利益を得ることになっている。
■通商連合(トレード・フェデレーション - Trade Federation) - Wookieepedia
http://ja.starwars.wikia.com/wiki/%E9%80%9A%E5%95%86%E9%80%A3%E5%90%88
wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E5%95%86%E9%80%A3%E5%90%88
(抜粋)
>>
通商連合(つうしょうれんごう、Trade Federation)は、銀河有数の巨大企業。
商業ギルドであり貿易カルテル、大企業、そしてロビイング・グループ。
星系全体とすべての主要貿易ルートを支配するようになり、恐るべき民間軍事勢力を所有、商業貿易用艦隊を保持していた。
豊富な資金力、政治家・官僚との太いコネクションなどを背景に、銀河共和国内でもきわめて大きな影響力を持つ。
銀河元老院に独自の選出議員を送り込んだり、バトル・ドロイドなどから成る強大な私設軍を保有していることなどからも、組織の巨大さが伺える。
『エピソード1』の時点では、組織構成員のほとんどは殺人的とも称される程の商才を持ったニモイディアン族になっている。
彼らの意図はシスの影響を受けており、目標を達成するために取引を行っていた。
通商連合は、銀河元老院で自由貿易ゾーンの新しい税制(共和国が辺境星系の交易ルートに税金を課すという決定を下した)に対して抗議を行っていた。
彼らは他の惑星に対する大胆な実例になるだろうと考え、ナブーの貿易を止めるため、この惑星の封鎖を行った。
通商連合はナブーの侵略を指示するダース・シディアスに操られていたのである。
元ジェダイ騎士のドゥークー伯爵が、共和国からの「分離主義」を表明した。
ドゥークー伯爵は独立星系連合を形成するために、さまざまな星系や企業を連合に引き入れ始めた。
通商連合は、ナブーでの大失敗の復讐としてパドメ・アミダラに死をもたらすことを条件に、通商連合の資産を連合の目的のために譲渡することに同意した。
コマース・ギルド、企業同盟、テクノ・ユニオン、インターギャラクティック銀行グループ等と共に、ドゥークー伯爵の率いる分離主義運動に荷担する。
クローン大戦が終結した時、分離主義勢力の主要メンバーと共にダース・ベイダーに殺害される。
ジェダイを壊滅させ、全権力を握ったパルパティーン、すなわちシスの暗黒卿ダース・シディアスにとって、もはや用済みになった彼らは自らの銀河系支配の邪魔でしかなかった。
指導者を失った通商連合は、新たに誕生した銀河帝国の国営企業となり事実上消滅する。
![③2636518-star-wars-950c0 b.JPG](https://stat.ameba.jp/user_images/20140523/22/cargoofficial/6f/18/j/o0540040912950628807.jpg?caw=800)
http://www.comicvine.com/forums/battles-7/kingdom-hearts-vs-star-wars-700134/
■■つまり、3行で説明すると、、、
1) ダース・シディアス(シスの暗黒卿)とその配下ドゥークー伯爵は、共和国からの「分離主義」を掲げ、「独立星系連合」を形成するため、通商連合やインターギャラクティック銀行グループ(IBC)を引き込む。
2) シスの暗黒卿の命を受けた通商連合やIBCは、共和国からの離反と破壊を進めるため、また関税自主権を奪い自由貿易を押し付けるため、惑星ナブーを経済閉鎖するが失敗に終わる
3) 「独立星系連合」は、自由貿易を拒否した惑星ナブーに、クローン軍団を送り込み戦争に発展するが敗北し、クローン大戦後に新たに誕生したシスの銀河帝国に吸収される
これ、すごくないですか?
今の日本、もしくは環太平洋地域に当てはめると、 完 全 に 「 T P P 」 ですよ。
北米にあてはめるとNAFTAで、応酬にあてはめるとEUやTTIPということになるし、強国による貧困国に対しての「関税自主権の剥奪という不平等条約」は、人類の歴史上古くから行われていたものでした。
世界中どこででも起こっている根源的な問題を、Starwarsという壮大なサーガにスペースオペラ的手法で凝縮したということになるのです。
脚本書いてたのが1974年あたりだから、アメリカが新自由主義傾向を深めていっていた時期と符号するし、ルーカスの先見の明はすさまじいものがあると言えます。
「黒い貴族達に操られた国際金融資本とグローバル企業が、己の利益獲得のため、各地で自由貿易という名の不平等条約を押し付け、分断工作によって当該国を仲たがいさせ、それでも従わないものには軍事作戦を敢行し侵略、帝国の領土にしていく」
ということです。
イラク、リビヤ、シリアやウクライナで起こってることとまったく同じなわけです。
STARWARSの3,4,5、そして1,2,3を、渾身の思いで作ったルーカスは力尽き、 「グローバル帝国の通商連合」に買収されちゃった。
こういうことです。
てなわけで、来年公開予定の「STARWARS ep.7」が、すごい楽しみです(^0^)/
では。
g
![④star-wars-toys-image b.JPG](https://stat.ameba.jp/user_images/20140523/22/cargoofficial/23/25/j/o0517044012950628809.jpg?caw=800)
http://collider.com/star-wars-retrospective/
ーーーーーーその他参考ーーーーーーーーーーー
ナブーの戦い
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%96%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
ナブー Wookieepedia
http://ja.starwars.wikia.com/wiki/%E3%83%8A%E3%83%96%E3%83%BC
スター・ウォーズの政治について:なぜ独立星系連合(分離主義者)は通商連合などの企業組織と手を組んだのでしょうか
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10121527755