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最近話題のはだしのゲンの閲覧規制問題に関してのまとめです。


ほとんどのメディアは、この問題を「松江市は”過度な暴力表現が問題である”として、閲覧に制限をかけた」として報道しています。

そして、「多くの市民も戦争の悲惨さを伝えるために、閲覧制限するべきではないとの意見が多くでている」「言論の弾圧につながるのではないか」という論調で伝えています


例えばこういうの
↓↓↓
■【岐阜】「残虐なのは漫画ではない。戦争そのものだ」…岐阜県内の学校・図書館は制限なし。「はだしのゲン」、この機会に一読はいかが?
http://2chb.net/2ch/anago.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1377138001/

朝日・毎日を中心として、地方新聞もほぼ似たような論調。


ぼくもこういう報道を見るかぎり「閲覧制限なんかする必要ないんでは」と思っていました。


こちらの調査でも「閲覧制限すべきでない」が83%、「閲覧制限すべき」が13%です。
↓↓↓↓
■Yahoo!ニュース 意識調査
「はだしのゲン」の閲覧制限は妥当?
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/9851/result



ところが、この報道は恣意的な誤報である可能性が高い。

すくなくとも「偏向報道」であることが明らかになりました。




こちらのハフィントンポストの記事によると、ことの発端は中島康治さんという市民の陳情により始まる。
当初から、問題点は『天皇陛下に対する侮辱、国歌に対しての間違った解釈、ありもしない日本軍の蛮行の掲載』でした。

つまりテレビ新聞で報道されているように「残虐な暴力シーンがあるため」というものではなかったわけです。

↓↓↓↓
■『はだしのゲン』閲覧制限、かみ合わぬ論点 「原爆の悲惨さ伝えるべき」「誤った歴史認識」
8月19日 The Huffington Post
http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/18/hadashinogen_n_3777636.html

『はだしのゲン』の閲覧制限に対して反対の声が盛り上がりつつあるが、松江市内での閲覧制限の発端となった陳情では実は「被爆の描写」については問題にされていなかった。
「松江市の小中学校の図書室から『はだしのゲン』の撤去を求める陳情」を2012年に松江市議会に提出した中島康治さんは、自身のブログで陳情書全文を以下のように掲載している。

件名
松江市の小中学校の図書室から「はだしのゲン」の撤去を求める陳情

要旨
マンガ「はだしのゲン」は子どもの教育に悪影響を及ぼし、間違った歴史認識を植えつけているので、一刻も早く松江市の小中学校の図書室から撤去されるよう求めるもの。

陳情理由
平成11年8月13日法律第127号「国旗及び国歌に関する法律」が施行され、教育基本法にも「国と郷土を愛する態度を養うこと」が盛り込まれました。「はだしのゲン」には、天皇陛下に対する侮辱、国歌に対しての間違った解釈、ありもしない日本軍の蛮行が掲載されています。このように、間違った歴史認識により書かれた本が学校図書室にあることは、松江市の子どもたちに間違った歴史認識を植え付け、子どもたちの「国と郷土を愛する態度の涵養」に悪影響を及ぼす可能性が高いので、即座に撤去されることを求めます。もし撤去できないのであるならば、別紙1から4で表現されている事項について、根拠となる資料を提出されるよう望みます。

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そして、市民からの陳情を受け、協議を重ねた結果、松江市が出した答えが「はだしのゲンの6巻以降に閲覧制限をかける」というものだったのです。

以下は松江市の回答です。
↓↓↓↓

■『はだしのゲン』全巻を閲覧制限 「被爆描写や歴史認識を問題にしたわけではない」松江市教委が説明
8月20日 The Huffington Post
http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/20/hadasinogen_matsue_n_3783292.html

松江市教委の古川康徳副教育長は「『はだしのゲン』については閉架措置と報道されているが、学校の先生と一緒であれば自由に見ることができるし、貸し出しもできる」と説明した。
物語前半の被爆描写については「平和教育に力を入れているので、その部分は問題ない」。

■はだしのゲン」閲覧制限撤回もとめ署名、2日で6000人超
2013/8/19 J-cast
http://www.j-cast.com/2013/08/19181730.html
松江市教育委員会は2012年12月、市内の小中学校に対して、「はだしのゲン愛蔵版」の後半6~10巻について「子どもの発達上悪影響を及ぼす」などとして、子どもの閲覧を制限し、貸し出しもやめるよう要請した。




では、6巻以降のどのような問題が指摘されているのか?
こちらの松江市に電凸された方が「はだしのゲン」の重大問題箇所を掲載しておりますので、詳しく確認してみてください
(ちょっと過激な人なので、閲覧注意です)
↓↓↓↓
■松江市教委に電凸!はだしのゲンの閲覧制限を撤回  : 正しい歴史認識
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/?no=5170

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①「天皇は最高の殺人者」「アジアや日本の人々を虐殺した」「永久に刑務所に入れろ」
>>
(私のコメント)事実として、あの悪名高き東京裁判でも天皇は裁かれていませんので、欧米のポリコレ目線であっても戦争責任に関してはなんとも言えません。

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②「日本兵は中国人の首を面白半分に切り落とした」「妊婦の腹を切り裂いて胎児を取り出した」「女性の性器の中に一升ビンがどれだけ入るかたたきこんで骨盤をくだいて殺した」
>>
(私のコメント)まず「100人斬り」をやったと言っていた向井敏明、野田毅本人が否定していますし、当時の新聞報道も虚偽であったことが通説とされています。
【参考】http://agora-web.jp/archives/1428492.html
そして多くの人が勘違いされていますが、支那事変(日中戦争)は日本軍と中国軍が戦った戦争ではありません。
日本軍 VS 中国国民党軍 VS 中国共産党軍による三つ巴の戦いだったのです。
そんななか、中国人同士による残虐な殺戮が、日本軍のせいにされているパターンが多々あったわけです。
例えば「通州事件」を調べていただけるとおわかりになると思いますが、中国人の手口が、上述の②にすべてあてはまります。
少なくとも日本軍が中国で市民の虐殺を繰り返したという証拠はありません。
(証拠がないからといって、虐殺行為がなかったとは言い切れませんが)


つまり、歴史的に事実ではない、また証拠がないことを、あたかも本当に起こったことであるかのように本に書くことは、適切だと思えない、ということです。

しかも小中学生が見て、本気にしてしまう恐れのある当該著作物には、なんらかの閲覧規制があってもしかたないんじゃないかという指摘です。

以上のような事実をふまえると、昨今の主流メディアによる「偏向報道」はちょっと悪質じゃないでしょうか?

松江市は「事実と異なる描写がある」ことを問題とし、閲覧制限したのに、マスコミは「暴力シーン」自体が問題で、閲覧制限した、と誤報した。

おかげで、世論調査でも明らかなように、この一連の報道に際して、ほとんどの人が「閲覧制限すべきでない」と印象を持ってしまいました。


仮に「暴力表現問題」に矮小化したとしても、よく考えてみれば、戦争映画なんかは「R指定」がかけられていますよね。
シンドラーのリストとか、プライベートライアンとか、、、子供は親の指導の元に観るべきだというわけです。

なのに、なぜ「はだしのゲン」は一切の規制もなく、平然と小学校の図書棚に置かれているのでしょう??

よくよく考えたら、すごくおかしなことだったことに気づかされました。




5巻までは平和教育という視点を持っていた「はだしのゲン」は、なぜ6巻以降、「日本軍の蛮行や天皇批判」に重点を置くようになったのでしょうか?

おもしろいことがわかりました。
↓↓↓↓

■はだしのゲン ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/はだしのゲン
1巻~4巻 :週刊少年ジャンプ(1973年25号~1974年39号)で連載
5巻以降は、1975年から76年に雑誌「市民」、
1977年から80年に雑誌「文化評論(日本共産党系の論壇誌 )」、82年から85年に雑誌「教育評論(日教組の機関紙)」での連載

■『はだしのゲン』騒動のばからしさ - 石井 孝明 アゴラweb
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130821-00010000-agora-soci

広く知られていないが『はだしのゲン』では、前半と後半では掲載誌が違う。
前半で作者は、被爆体験を中心に描き、少年ジャンプに連載された。
後半は左派系市民誌『市民』、日本共産党系の論壇誌『文化評論』、日教組の機関紙『教育評論』(いずれも今は廃刊)で連載
されている。
後半には政治主張が多く、残虐場面と日本への批判を繰り返し、マンガの雰囲気が変わった。
そして松江市はこの後半部分に閲覧制限をかけた。これはマンガの成り立ちをよく調べており、適切な対応であろう。
問題のある政治団体の「プロパガンダ」に公立小中学校は加担してはならない。



70年代、80年代の共産党や日教組が、プロパガンダをがんばりすぎた結果、「はだしのゲン」が妙なことになっていった、ということみたいです。


二度と戦争を起さないために、原爆や戦争の悲惨さを伝える「はだしのゲン」。

ぼくも好きです。

でも、よく読んでみたら、事実と異なる問題のある箇所があった。

だから、親や先生の指導のもと適切に規制しましょう。

…こう考えると、今回の松江市の閲覧制限処置は、そこまで変じゃないと思えるのですが。


新聞やテレビは松江市に対して「言論弾圧だ」なんて言ってるけど、どっちが言論弾圧なんでしょうか?

それってダブルスタンダードになってしまいますよね。



みなさまはどう思われました?

なぜマスコミは偏向報道を重ね、世論を変な方向に誘導しようとするのでしょう??

現に80%以上の日本国民が、このマスコミの情報操作にだまされちゃった(^^)/

世論の要請もあり、松江市も閲覧制限を見直す動きもあるといいます。




なるべく正しい情報を共有していくことが、こういう情報操作に対する対抗手段のひとつなのだと思いました。