先週は特大暴露が相次いだので、ちょっとまとめてみた。
昔から、フィクションの世界ではよく扱われていることですが、人の血を吸うことによって生きながらえる「吸血鬼」は日の光にさらされると死んでしまう、といいます。
もちろん、”吸血鬼”は空想上の存在とされていますが、実際我々の生きるリアルワールドに存在する”吸血鬼”たちは、日の光にさらされるといったいどうなるのでしょうか？
http://blogs.yahoo.co.jp/kittekensaku/24135891.html
米国ＮＳＡが、一般人を含む世界中の数十億人の電話やメール、ネットを監視していたことが、元CIA/NSA職員に暴露された事件は、日本の主流メディアでも報道されているので、なんとなくご存知の方も多いでしょう。
日本では、数あるニュースのひとつとして扱われていますが、英語圏を中心とする先進国では、事件から３週間が経った今でも、この話題で持ちきりです。
その影で、ひっそりと特大級の暴露がふたつありました。
①元世界銀行の首席法律顧問による「世界の経済システムと世界の支配者」についての暴露
②格付け機関がメガバンクとヤラセを行い、金融危機を演出していたことを示唆するＥメールのリーク
おもしろそうでしょ？？(^^)/
世界が大きく動いている気がします。
暴露するほうと、暴露されるほう、そこに中国やロシアがからんできて、世界のパワーバランスに変化が....。
ＮＳＡの件は、続報もおもしろかったんで後述しますが、まずはこのふたつ。
（ロシアと中国のことも書こうと思ったんだけど、長くなるので、次回にします）
-------------------------------------------------------------
★①元世界銀行の首席法律顧問による「世界の経済システムと世界の支配者」についての暴露
thrive.com
■World Bank Insider Blows Whistle on Corruption, Federal Reserve
New American Wednesday, 22 May 2013 10:28
http://www.thenewamerican.com/economy/economics/item/15473-world-bank-insider-blows-whistle-on-corruption-federal-reserve
○同じソースのREdditの記事
http://www.reddit.com/r/worldnews/comments/1gungt/world_bank_insider_blows_whistle_on_corruption/
＞＞
（要約）
米有名誌ニューアメリカンによる報道で、 世界銀行の元首席法律顧問による暴露。
「世界の政治・経済・メディアは世界147の中央銀行を所有するわずか数人のグループにより支配されている
特にアメリカの中央銀行・ＦＲＢの株主たちがその主導権を握っている。
彼らは、通貨の供給量／金(Gold)の価格／経済崩壊などを操作し、自らの金儲けに有利な演出ばかりをしている。
そして、その秘密をメディアを使って隠蔽している」とのこと。
＊ちなみにこの記事には23,000イイネ！がつけられています
＞＞
（ぼくのコメント）
ニューアメリカンはロシア系移民が創刊したＮＹを拠点とする有名週間誌。
主流メディアとは言いがたいが、ＮＳＡの暴露を英ガーディアンが報じることによって世界中に拡散されたように、この事件も拡散するかと期待したが、やはりダメだったようだ。
世界銀行といえば、地球のヒエラルキーのかなりトップ階層で、しかも首席弁護士となれば、知りえる情報も多いだろう。
この件は、これまたいわゆる「いんぼうろんしゃ」にとっては「何をいまさら」系でありますが、それなりのポストの人間が、それなりの報道機関に暴露した、という点が重要であった。
しかし、やはりＮＳＡの件のスノーデンさんのように客観的・科学的なデータを提示する方法でリークしなければならなかったようで、ただの証言では証拠として弱かったようです。
（もしくはＮＳＡスノーデンの暴露は、事前にパワーエリートたちのコンセンサスを得てのものだったと結論づけるほうが、理にかなうということかもしれません）
○「World bank karen whistle」 とGoogle 検索したが、主流メディアがこの記事を扱った形跡はなかった。
http://www.google.co.jp/search?q=World+bank+karen+whistle+&btnG=&client=ms-android-kddi-jp&hl=ja&v=133247963&biw=320&bih=205&tbs=qdr%3Aw&sa=2
【参考】
通貨発行権奪還の布石か？～オバマの1兆ドル硬貨構想 - るいネット
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=272263
通貨戦争としての金の暴落 - 田中 宇
http://tanakanews.com/130416gold.htm
-------------------------------------------------------------
②格付け機関がメガバンクとヤラセを行い、金融危機を演出していたことを示唆するＥメールのリーク
http://www.telegraph.co.uk/finance/comment/8513457/Chuka-Umunna-Policymakers-must-hold-firm-on-reform-of-rating-agencies.html
http://www.wyattresearch.com/article/what-irelands-downgrade-could-mean-for-silver/22333
■Leaked e-mails reveal that ××× and ×××××× accepted money for higher ratings before the financial crisis
Yahoo! Finance ? Fri, Jun 21, 2013
http://finance.yahoo.com/news/the-last-mystery-of-the-financial-crisis-154447818.html?page=all
○同じソースのREdditの記事
http://www.reddit.com/r/worldnews/comments/1h11pq/leaked_emails_reveal_that_standard_and_poors_and/
＞＞
（要約）
ヤフー・ファイナンスに「２大格付け会社のやらせを示唆するメール」がリークされた。
記事はローリングストーン誌からの引用に基づく。
〇格付け機関は銀行からお金をもらって、その格付けを高く設定している
〇格付け機関は、事実上国庫補助金をもらっていて、"国家認定"として保護されている
〇格付け会社は無価値なヘッジファンド、住宅ローンなどの複雑な金融商品を、偽装して、AAA証券として販売している
〇銀行と格付け機関はサブプライムローンやSIVの破綻が近づいていることを知りながら、商品を販売し続け、格付けの評価も高位で維持させた
〇サブプライム投資バブルの崩壊によって、世界の40%の富が吹き飛んだとも言われている
〇これらの金融危機を演出した格付け会社は、2012年には４～１１億ドルの黒字経営をしている
∴ 格付け会社は経済危機の直前に、銀行などの金融機関を高く評価し、空売りの構図を作っている
という内容。（一応企業名は差し控えます）
ちなみにこちらの記事、66,000イイネ！されてますｗ
＞＞
（ぼくのコメント）
簡単に言うと、格付け会社の２大巨頭が、メガバンクと結託し、「資本を投じる＆格付けを上げる」を繰り返し、株価をアゲアゲにして、頃合が来たら、株を売りぬいて、その利ざやを得る、という「空売り」の構図の話です。
いわゆる、インサイダー取引というやつであります。
（決して彼らが逮捕、訴追されることはありませんが）
世界を動かすほどの数兆円規模の巨額の資本を投じ、それを売りぬいた後は、、、、株価が暴落し、ファイナンシャル・クライシス（金融危機）が待っています。
暴落のあとは、各国の企業やインフラ施設などの株を安値で買い叩き、各国の内政に対するプレゼンスを増していく、という経済侵略的なストーリーも控えているのですが、、、これは、あんまり言ってはいけないサイドストーリー。
こちらの件はＥメールのやりとりという客観的な物証を有しており、それなりの報道機関に対して暴露されたケースだったのだが、残念ながら「それなりのポストの人物から」という"出所"が保証される点が足りなかったようで、しかもこの記事はローリングストーン誌が元記事なので、情緒的すぎるし比喩を多用してるので、何が事実なのか判別が難しい。
もちろん、銀行やマネーのシステムについては、何人たりともアンタッチャブルな領域なので、主流メディアが報道することは半未来永劫、不可能なんですけどね。。
（ＮＳＡとＩＴ企業による監視システムとの暴露と比べても、この件は桁違いで"言ってはいけない話"です）
＊ちなみに、去年崩壊寸前だった韓国国債の格付けが上がったことをいぶかしげに思った方も多いと思いますが、その直後ひっそりとゴールドマンサックスのアセット部門が韓国から撤退し、そして株価/国債/通貨の暴落が始まったことは、単なる”偶然”だったのでしょうか？？ｗ
■「moody's standard leak」 とgoogleでニュース検索した結果、主流メディアが取り扱った形跡は無し(笑)
http://www.google.co.jp/search?client=ms-android-kddi-jp&hl=ja&v=133247963&biw=320&bih=205&tbs=qdr%3Aw&ei=wGzLUdDkLojulAW3yYHgBw&q=moody%27s+standard+leak&oq=moody%27s+standard+leak&gs_l=mobile-gws-serp.3..0i7i5i30.22945.34600.0.35613.14.12.2.0.0.0.464.3145.2-3j6j1.10.0.crnk_timediscounta..0.0...1.1.18.mobile-gws-serp.Bq4lBO_07PE
とりあえず、上記の二つのビッグな暴露ですが、ざっと調べたところ、
日本で、これらの件に関してネット上で騒いでるのは、ぼくを含めわずか数人でしたｗｗ
（もちろん主流メデイア、そしてネットメディアでさえもいっさい扱っていません）
うん、そう。
なかなかの絶望感でしょ？ 笑
我々が、どういう世界に生きてるか、ご理解いただけましたでしょうか？
結局長くなって、アメブロの許容量超えちゃったので、ＮＳＡの件は次回に書く。
というか３分後に上げる。
では。
昔から、フィクションの世界ではよく扱われていることですが、人の血を吸うことによって生きながらえる「吸血鬼」は日の光にさらされると死んでしまう、といいます。
もちろん、”吸血鬼”は空想上の存在とされていますが、実際我々の生きるリアルワールドに存在する”吸血鬼”たちは、日の光にさらされるといったいどうなるのでしょうか？
http://blogs.yahoo.co.jp/kittekensaku/24135891.html
米国ＮＳＡが、一般人を含む世界中の数十億人の電話やメール、ネットを監視していたことが、元CIA/NSA職員に暴露された事件は、日本の主流メディアでも報道されているので、なんとなくご存知の方も多いでしょう。
日本では、数あるニュースのひとつとして扱われていますが、英語圏を中心とする先進国では、事件から３週間が経った今でも、この話題で持ちきりです。
その影で、ひっそりと特大級の暴露がふたつありました。
①元世界銀行の首席法律顧問による「世界の経済システムと世界の支配者」についての暴露
②格付け機関がメガバンクとヤラセを行い、金融危機を演出していたことを示唆するＥメールのリーク
おもしろそうでしょ？？(^^)/
世界が大きく動いている気がします。
暴露するほうと、暴露されるほう、そこに中国やロシアがからんできて、世界のパワーバランスに変化が....。
ＮＳＡの件は、続報もおもしろかったんで後述しますが、まずはこのふたつ。
（ロシアと中国のことも書こうと思ったんだけど、長くなるので、次回にします）
-------------------------------------------------------------
★①元世界銀行の首席法律顧問による「世界の経済システムと世界の支配者」についての暴露
thrive.com
■World Bank Insider Blows Whistle on Corruption, Federal Reserve
New American Wednesday, 22 May 2013 10:28
http://www.thenewamerican.com/economy/economics/item/15473-world-bank-insider-blows-whistle-on-corruption-federal-reserve
○同じソースのREdditの記事
http://www.reddit.com/r/worldnews/comments/1gungt/world_bank_insider_blows_whistle_on_corruption/
＞＞
（要約）
米有名誌ニューアメリカンによる報道で、 世界銀行の元首席法律顧問による暴露。
「世界の政治・経済・メディアは世界147の中央銀行を所有するわずか数人のグループにより支配されている
特にアメリカの中央銀行・ＦＲＢの株主たちがその主導権を握っている。
彼らは、通貨の供給量／金(Gold)の価格／経済崩壊などを操作し、自らの金儲けに有利な演出ばかりをしている。
そして、その秘密をメディアを使って隠蔽している」とのこと。
＊ちなみにこの記事には23,000イイネ！がつけられています
＞＞
（ぼくのコメント）
ニューアメリカンはロシア系移民が創刊したＮＹを拠点とする有名週間誌。
主流メディアとは言いがたいが、ＮＳＡの暴露を英ガーディアンが報じることによって世界中に拡散されたように、この事件も拡散するかと期待したが、やはりダメだったようだ。
世界銀行といえば、地球のヒエラルキーのかなりトップ階層で、しかも首席弁護士となれば、知りえる情報も多いだろう。
この件は、これまたいわゆる「いんぼうろんしゃ」にとっては「何をいまさら」系でありますが、それなりのポストの人間が、それなりの報道機関に暴露した、という点が重要であった。
しかし、やはりＮＳＡの件のスノーデンさんのように客観的・科学的なデータを提示する方法でリークしなければならなかったようで、ただの証言では証拠として弱かったようです。
（もしくはＮＳＡスノーデンの暴露は、事前にパワーエリートたちのコンセンサスを得てのものだったと結論づけるほうが、理にかなうということかもしれません）
○「World bank karen whistle」 とGoogle 検索したが、主流メディアがこの記事を扱った形跡はなかった。
http://www.google.co.jp/search?q=World+bank+karen+whistle+&btnG=&client=ms-android-kddi-jp&hl=ja&v=133247963&biw=320&bih=205&tbs=qdr%3Aw&sa=2
【参考】
通貨発行権奪還の布石か？～オバマの1兆ドル硬貨構想 - るいネット
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=272263
通貨戦争としての金の暴落 - 田中 宇
http://tanakanews.com/130416gold.htm
-------------------------------------------------------------
②格付け機関がメガバンクとヤラセを行い、金融危機を演出していたことを示唆するＥメールのリーク
http://www.telegraph.co.uk/finance/comment/8513457/Chuka-Umunna-Policymakers-must-hold-firm-on-reform-of-rating-agencies.html
http://www.wyattresearch.com/article/what-irelands-downgrade-could-mean-for-silver/22333
■Leaked e-mails reveal that ××× and ×××××× accepted money for higher ratings before the financial crisis
Yahoo! Finance ? Fri, Jun 21, 2013
http://finance.yahoo.com/news/the-last-mystery-of-the-financial-crisis-154447818.html?page=all
○同じソースのREdditの記事
http://www.reddit.com/r/worldnews/comments/1h11pq/leaked_emails_reveal_that_standard_and_poors_and/
＞＞
（要約）
ヤフー・ファイナンスに「２大格付け会社のやらせを示唆するメール」がリークされた。
記事はローリングストーン誌からの引用に基づく。
〇格付け機関は銀行からお金をもらって、その格付けを高く設定している
〇格付け機関は、事実上国庫補助金をもらっていて、"国家認定"として保護されている
〇格付け会社は無価値なヘッジファンド、住宅ローンなどの複雑な金融商品を、偽装して、AAA証券として販売している
〇銀行と格付け機関はサブプライムローンやSIVの破綻が近づいていることを知りながら、商品を販売し続け、格付けの評価も高位で維持させた
〇サブプライム投資バブルの崩壊によって、世界の40%の富が吹き飛んだとも言われている
〇これらの金融危機を演出した格付け会社は、2012年には４～１１億ドルの黒字経営をしている
∴ 格付け会社は経済危機の直前に、銀行などの金融機関を高く評価し、空売りの構図を作っている
という内容。（一応企業名は差し控えます）
ちなみにこちらの記事、66,000イイネ！されてますｗ
＞＞
（ぼくのコメント）
簡単に言うと、格付け会社の２大巨頭が、メガバンクと結託し、「資本を投じる＆格付けを上げる」を繰り返し、株価をアゲアゲにして、頃合が来たら、株を売りぬいて、その利ざやを得る、という「空売り」の構図の話です。
いわゆる、インサイダー取引というやつであります。
（決して彼らが逮捕、訴追されることはありませんが）
世界を動かすほどの数兆円規模の巨額の資本を投じ、それを売りぬいた後は、、、、株価が暴落し、ファイナンシャル・クライシス（金融危機）が待っています。
暴落のあとは、各国の企業やインフラ施設などの株を安値で買い叩き、各国の内政に対するプレゼンスを増していく、という経済侵略的なストーリーも控えているのですが、、、これは、あんまり言ってはいけないサイドストーリー。
こちらの件はＥメールのやりとりという客観的な物証を有しており、それなりの報道機関に対して暴露されたケースだったのだが、残念ながら「それなりのポストの人物から」という"出所"が保証される点が足りなかったようで、しかもこの記事はローリングストーン誌が元記事なので、情緒的すぎるし比喩を多用してるので、何が事実なのか判別が難しい。
もちろん、銀行やマネーのシステムについては、何人たりともアンタッチャブルな領域なので、主流メディアが報道することは半未来永劫、不可能なんですけどね。。
（ＮＳＡとＩＴ企業による監視システムとの暴露と比べても、この件は桁違いで"言ってはいけない話"です）
＊ちなみに、去年崩壊寸前だった韓国国債の格付けが上がったことをいぶかしげに思った方も多いと思いますが、その直後ひっそりとゴールドマンサックスのアセット部門が韓国から撤退し、そして株価/国債/通貨の暴落が始まったことは、単なる”偶然”だったのでしょうか？？ｗ
■「moody's standard leak」 とgoogleでニュース検索した結果、主流メディアが取り扱った形跡は無し(笑)
http://www.google.co.jp/search?client=ms-android-kddi-jp&hl=ja&v=133247963&biw=320&bih=205&tbs=qdr%3Aw&ei=wGzLUdDkLojulAW3yYHgBw&q=moody%27s+standard+leak&oq=moody%27s+standard+leak&gs_l=mobile-gws-serp.3..0i7i5i30.22945.34600.0.35613.14.12.2.0.0.0.464.3145.2-3j6j1.10.0.crnk_timediscounta..0.0...1.1.18.mobile-gws-serp.Bq4lBO_07PE
とりあえず、上記の二つのビッグな暴露ですが、ざっと調べたところ、
日本で、これらの件に関してネット上で騒いでるのは、ぼくを含めわずか数人でしたｗｗ
（もちろん主流メデイア、そしてネットメディアでさえもいっさい扱っていません）
うん、そう。
なかなかの絶望感でしょ？ 笑
我々が、どういう世界に生きてるか、ご理解いただけましたでしょうか？
結局長くなって、アメブロの許容量超えちゃったので、ＮＳＡの件は次回に書く。
というか３分後に上げる。
では。