チャイコフスキー”1812 Overture”のメッセージ
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明日七日に行われるTOKYO MUSIC HANABIのネタばれを少し。
tokyo-music-hanabi.com/

またマニアックな世界におつきあいいただければと思いますw


今回のぼくが音楽監督した花火大会では、ある重要なシーンでチャイコフスキーの"1812 Overture"という曲を使います。

この曲が本当に、おもしろい。
曲としてもカッコイイんですが、トリビア的なサイドストーリーがおもしろすぎるんです。


最近で言うと「V For Vendetta(2005)」というウォシャウスキー兄弟が監督して、ナタリー・ポートマンが主演してた映画で使われていました。
ウォシャウスキー兄弟はマトリックスの監督ですね。

こちらをごらんいただけば、思い出すはず。

GREAT SCENE - V for Vendetta (finale)
http://www.youtube.com/watch?v=c8UtojJT8ts


そう、クライマックスで花火のシーンと共に流れる重厚なシンフォニーですね。

ぼくとしては、今回のミュージック花火の話をいただいたとき、まずこの「V For Vendetta」のシーンが浮かびました。
これはまさしくこの企画にピッタリだということで。


で、この「V For Vendetta」のシーンで花火を打っている箇所なんですが、実は原曲でも譜面上にも、Cannon(大砲)を使うように指定があるんです。
つまり楽器として大砲を使っているということです。


それをウォシャウスキー兄弟は「大砲」の指定を「花火」ということで解釈したと。

おもしろいですね~。


こちらの原曲の11:30以降のところで、その譜面で指定されている「大砲」の音を聞くことができます。

Tchaikovsky - 1812 Overture (Full with Cannons)
http://www.youtube.com/watch?v=VbxgYlcNxE8&feature=related


*余談ですが、「11:30のフレーズ聞いたことある!」と思った方、するどいですね~。
すぎやまこういちさんが作曲したドラクエのメイン・テーマとそっくりなんですね(著作権法上では、発売から100年経ったものは著作権フリーですので、たぶん参考にされたかとw)
すぎやまさんに関しては、また関連したカッコイイ話もあるんですが、今は置いておきましょう。


WIKIにも以下のような説明があります。
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「Ouverture Solennelle, L'Annee 1812, Op. 49 (Festival Overture, The Year 1812) (Russian: Торжественная увертюра 1812 года, Tor?estvennaja uvertjura 1812 goda), better known as the 1812 Overture, is a classical opus written by Russian composer Pyotr Ilyich Tchaikovsky. The piece was written to commemorate Russia's defense of Moscow against Napoleon's advancing Grande Armee at the Battle of Borodino in 1812. The Overture debuted in the Cathedral of Christ the Saviour in Moscow on August 20, 1882 (in the Gregorian or NS calendar; the date in the Julian or OS calendar was 8 August). The overture is best known for its climactic volley of cannon fire and ringing chimes. While this piece has no historical connection with United States history, it is often a staple at Fourth of July celebrations. Remember, Remember the 5th of November」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%8F%E6%9B%B21812%E5%B9%B4
第5部(380-422小節):Allegro vivace
全楽器強奏で始まり、ロシア帝国国歌がバスーン、ホルン、トロンボーン、チューバ、低音弦楽器で演奏され、鐘が響き大砲もとどろく。
クライマックス付近では楽譜上に大砲 (cannon) の指定がある。初演の際に本物の大砲を使ったかどうかについては、解説書等でも「実際の大砲が使われ…」という肯定説や、「チャイコフスキーが生前意図しながら果たせなかった…」という否定説など様々あり、結論は出ていない。記録上で最初に大砲を使った「1812年」の演奏としては、年次は不明ながらロンドンのクリスタル・パレスにおけるコンサートといわれているが、詳細は不明である。

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まあ、要するに、1812年にロシア軍がフランス軍(ナポレオン)との戦いで勝った時の栄光をもとに、この曲を作ったということですね。
ナポレオンといえばフリーメイソン(厳密には、彼本人に関しては謎だが、臣下やブレインはメイソンが多かった)なのでは?という話でも有名ですが、これも当時、作曲を発注したロシア皇帝とチャイコフスキーのメッセージが秘められているのかなと思います。
ロシア革命以降、ロシアはユダヤ人に支配されていましたから。


というわけなんですが、「V For Vendetta」では、この曲を「市民が独裁政権を倒す」クライマックスシーンに使われています。

ぼくは「V For Vendetta」のテーマは「権力者による"メディアを使った洗脳支配"から脱する」ということに他ならない、と思っています。

そしてですが、この「V For Vendetta」のこの仮面、ピンときた人はするどい。

そう、ハッカー集団のアノニマスがかぶっている仮面ですねぇ。
(オリジナルはガイ・ フォークスという16世紀の革命家「http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9」の顔を模したものです )
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んで、このアノニマスの主な行動原理は、以下の通りで、NWOやイルミナティーに宣戦布告してたりします。

Anonymous message to the New World Order
http://www.youtube.com/watch?v=HqHu-vYuwH4

(NWOってのはイルミナティーの一部で、イルミナティーはフリーメイソオンの進化版です)


いったいこれらの符合は、何なんでしょうか??

NWO←→アノニマス←→V For Vendetta←→チャイコフスキー1812overture←→ナポレオン(フリーメイソン)
↓→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→↑


ま、これ以上はやめておきましょう。(笑)


ウォシャウスキー兄弟の"Matrix"をもう一度観れば、わかるかもしれませんねw




とにかく、この「チャイコフスキー/1812overture」は「革命」の音楽です。


ぼくなりに、そういうメッセージを、今回の東京ミュージック花火に込めてみました。
(主催者の意思ではありませんyo)




余談。
自衛隊バージョン見つけたったwww
本当に大砲撃っとる!!!!!ww

http://www.youtube.com/watch?v=0F5k70xwGSk&feature=related
Tchaikovsky "1812 Overture" with 105mm Cannons 20101017 (2/2)

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー『大序曲 1812年』
演奏: 陸上自衛隊 東部方面音楽隊,第1音楽隊,第12音楽隊, 第1特科隊
指揮: 東部方面音楽隊長 志賀亨 3等陸佐
自衛隊 中央観閲式 総合予行
陸上自衛隊朝霞訓練場




以上。


明日のTOKYO MUSIC HANABIお楽しみください~~~~!!!!!

クラシックからクラブミュージックまで、エンタメ感たっぷりに仕込んでますので、老若男女楽しめると思います!!