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どもども!



先日、映画ガンツ観ましたよ~。

日本映画の”今”ってことで、期待と疑心がない交じりの中で。。



ちなみに恥ずかしながら、ぼくは最後に映画館で見た邦画は"NANA"です!
(劇中のBGM曲を自分が作ってたからでもあるんですが、実際に良い映画でしたね)

で、DVDでは"おとなり"が最後です。
(これも良い映画でしたよ)



個人的に、最近の日本映画には残念ながらあんま期待してないのですが、まあ、前提として、邦画にはあまり興味がないそういうサブカル人間が観て感じた感想と思ってください。




まず、良かった点!


マンガ原作とは違う形ですが、「人間には一人一人役目があって生まれてきていて、うんぬん...」というテーマを中心に据えていて、感動できました!


脚本も、マンガ原作をうまくハショれていて、かつ肝心な部分もそれなりに伝えられていたと思います。

ねぎ星人、田中星人のとこまではリアリティーあったし「ええ感じで進んでるやん!」と思ってました。


そして、西くんなどの端役も含めキャスティングも完璧でした!!(岸本以外 笑)

特にニノとマツケンの演技力はやっぱすごいな~。

二宮くんは天才っすね!


ガンツスーツや黒あめちゃんのクオリティーの高さも、美術班の方たちががんばったんだろうな、とニヤリとできました。


で、個人的には、クロノ(二宮くん)の通う大学での物理学の授業のシーンが「不確定性原理」の講義だったのが感動したりしてました。(笑



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以下は「う~ん...」って思ってしまった点。


まず、音響や映像のクオリティーが一世代前の規格でした...。汗
(ちゃんとデジタル化なさってください! 懐古的アナログ主義はもうやめませんか?)



それと、後半の「おこりんぼう星人」のとこまでは、総合的に良かったんだけど、それ以降はけっこうツラかったです。

ぼく自身がけっこうな大人だからなのかな~??
(自分が21才のときに観てたら無条件に感動してたかもしれないっす)


正直「おこりんぼう星人」のシーンのとこは、CGのショボさをごまかすためか、アクションとか演出がスピード感なさすぎて70年代の東映特撮物ですか?みたいな感じになっちゃってたし、セリフ回しや音楽も「お涙ちょうだい系」すぎて引いてしまいました...。

いやいや、悪いけど2010年代の若者はそんな昭和な感覚で生きてはいないっすよ~、みたいな。。汗
(クライアントやエグゼクティブPからの「もっと売れそうな感動モノに仕立てようよ」みたいなstereo typeのクソクラエな要望があり仕方なかったのかもしれませんので、心中お察しいたしますが...)



あと、ごめん、絶対的に劇中の音楽が...。
作曲家さんの感覚が古いのかな~、20世紀感すごすぎてちょっと困りました。






結果、たぶんですが、きっと、ニノ/マツケン/吉高さんの演技力に助けられた映画だなーと思いました。


良かった部分もありますが、これが海外(アジア中心だと思うが)に輸出されて、「これが日本文化の最先端なんだ~」と思われるてしまうことは、いささか心外な部分があります。




ということで、漫画Gantzファンとしてひいき目に見ても6.5点!!
( *個人的に10点の映画はStar WarsシリーズとAvatarしか存在しないものと思ってます。)






もう劇場公開終わったんで、気になった方はDVDで観てください!

http://gantz-movie.com/index.html


では。