良い映画を2本観ましたのでご報告です★

ちょっとリサーチも兼ねてなんですが、
一見関係ない複数の人間たちが運命的な事件にまきこまれていくことによってつながっていく ”運命複線回収型ストーリー”みたいなカテゴリーの映画2本を鑑賞しました。


この手の映画でいうと、ぼくは「マグノリア」が大好きで、ホントにホントにすばらしい映画で、マグノリアを基準に評価してしまうんだけど、やっぱアメリカ映画はすげぇな、と思います。



まず一本目!!

『クラッシュ』(Crash)2005年
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5_(2004%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)

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2005年のアカデミー賞作品賞、脚本賞受賞の作品です。
ちょっと時間が経ってしまってるので、多少のわざとらしい感はうかがえますが、緻密な脚本メイキングはほんと教科書って感じで勉強になりました。
ただ、英語圏に住んだことある人じゃないとわからない感覚も多々ありますので、そういう感覚のわかる人にとってはすごくリアルに感じられると思います。
人種間や貧富の差から生まれる偏見だったり、正義ってなんだろう?っていうテーマだったり、すごく熱くなります。
展開がスピーディーでエンタテインメント性も高いですが、逆に言うと人物描写の点ではちょっとおざなり感があるようにも感じました。

個人的に点数つけるとしたら、7.5点くらいすかね!
(ちなみに基本、10点の映画は存在しないものとしてます)



んで、二本目!!

『バベル』(Babel)2006年
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%99%E3%83%AB_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

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カンヌ国際映画祭 監督賞 、ゴールデングローブ賞 作品賞 、アカデミー作曲賞受賞作です。

もう、これ、みんなに見てほしいっす!!!
ほんと良い映画です!!!!
ただ、若干難しいので、テーマを読み取れる人と、読み取れない人が分かれると思います。。
2時間半もあるし、けっこう淡々と進んでく暗い話、みたいな感じなので(笑)


んで、以下はまだ観てない方は、飛ばし読みしてほしいのですが、

ぼくは最後の数分間がほんとすごかったと思ってます。
人間が抱く価値観って、人それぞれっていうんではなく、根幹的にまったく根拠のないもので、ほんとは「暗闇のなかを手探りで光を求めて歩いてているようなもの」ってだけだというテーマを感じたんです。
生きてること、この世に自分が存在していることのあやふやさを不安に思うことって誰しもある。。

ある種、この物語のテーマのつむぎ役になっている菊池凛子を、聾唖(ろうあ)の方の役に設定にしたのは、ほんとにクレバーな手法だと思います。
もーう、これ考えついた人、神っす。。

そして、アカデミー作曲賞受賞作とのことですが、マジで音楽がハンパなく良いっす!!
楽曲のセンス、クオリティーがとてつもなく良いです!!
すべてのシーンでかかる曲が、ヤバすぎて死にます(笑)


ということで、ぼくは限りなく9点に近い8点つけちゃいます。



あー、今日も楽しかった。


では、また。


goku