今週は勝手に、自分の中で「戦争とイデオロギーWEEK」と題しまして、その類の調べモノばかりしておりました。
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NHKBSで『ハイビジョン特集 証言記録 マニラ市街戦』という長編ドキュメンタリーを見ました。


当時戦場にいた、日本兵、アメリカ兵、マニラ市民の証言を元に作成されたドキュメンタリーで、ぼくはマニラ市街戦のことをほとんど知らなかったんで、なんともいえない感覚になりました。

こんな、64年も前の昔のことなんか、知らずに生きていくのもいいと思います。

でも、ぼくは気になっってしまったんで、いろいろDIGして書いてみました。



概要は以下の感じ。
(結局、何が真実なのかはわかりませんので、あくまで諸説ととらえてください)



1945年2月~3月、フィリピンでの日本軍最後の砦、マニラを攻め落とそうとアメリカ軍が総攻撃を開始、多数の死者を出した「マニラ市街戦」に発展した。


この頃、敗戦の感も色濃く、物資のほとんどなかった日本兵にはほとんど武器も残っていなかった。
戦車も重砲もなく、二万人の兵に対して、小銃は5000丁、残りは日本刀と竹槍という装備であった。
しかも、兵のほとんどは総司令官もふくめ、海軍兵で、陸上戦の経験などいっさいなかった。
アメリカ軍は7万人。 圧倒的な銃砲での無差別砲弾攻撃によって、マニラ市民、日本兵もろとも市内をことごとく破壊。マニラ市街は焦土と化した。

日本兵もアメリカ兵も、入り組んだ迷路のような市街の特質上、どこに敵が潜んでいるのかを探るべく、マニラ市民をスパイにしたが、さらにお互いのスパイを殲滅しようと、関係のない市民も巻き添えに、拷問、虐殺していった。

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結果 ---------------------------------


日本兵:2万人
うち死者:17,000人

アメリカ兵:7万人 (フィリピン人ゲリラ兵:3000人)
うち死者1000人

マニラ市民:100万人
うち死者:10万人


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以下は、このTVプログラムのほかにもいろいろ調べて思ったぼくの感想です。
(*あくまで諸説です。東京裁判で言われているものとは違います)


米軍と日本軍による戦闘により、マニラ市民10万人が巻き添えになり、

フィリピン全土でのフィリピン人の犠牲者は全体で110万人にのぼったといいます。

結局、他人の国を取り合うために、その国の人達を虐殺したという事実は、

ほんとえげつないと思うし、ぼくたちのおじいちゃん達はなんちゅうことをしてしまったんだろう、とも思います。
(実際ぼくのおじいちゃんもフィリピン~ガダルカナル海上戦に戦艦「長門」の機械工として参戦しています)




でも、戦争に勝った国が、自分達に都合のいいような歴史を作るんだとも思います。




東京裁判ではマニラ市民の死者10万人のほとんどを、日本兵が虐殺したとされ、

今でもそれが、世界では「史実」とされています。



もしこれが本当なら、

陸上戦の経験がまったくない日本海軍兵が、

わずか1ヶ月の間に、3倍以上の数のアメリカ軍の砲撃の嵐(米軍が消費した砲弾の量は3百トン以上=1発20kgとしても最低2万発以上)をかいくぐりながら、

わずかに残る貴重な弾薬を使うことになる小銃(日本兵は4人に1人しか所持できていなかった)と、日本刀、竹槍のみで、

10万人もの市民を惨殺した。


ということになります。


ほんとにそうだとしたら、日本兵の1人1人は、「ハリウッドのアメコミ系映画のヒーロー並のスーパーヤバスギル虐殺スキルを持つ戦闘員であった」ということになります。



物理的に可能かどうかは別にして、それが歴史の本に載ってる事実とされるものなのです。





しかし、想像してみてください。


このような歪曲されたであろう記録を、真実とした歴史教科書を読んで育つ日本の小学生、中学生、高校生を。(ぼくたちもそうでしたね)

「マニラで日本兵が10万人の市民を虐殺した」と書かれた歴史の教科書で教育された中国人、韓国人、フィリピン人、インドネシア人を。
(南京大虐殺の話なんか、もっとえぐいでっち上げにすり替わってますが...)


ほんとに恐ろしくなりませんか?


そういう教育を受けて育った彼らは、いまや30,40,50代とかになって、実際の社会の現場でも権力を持つ存在になっている。



来年か再来年には中国のGDPが日本を抜いて、世界2位になるといわれています。

間違いなく10年、15年以内にはアメリカも抜いて、世界1位になる。



その人達ともし、ビジネスの現場で会話しなければいけない時、どういう想いで臨んだらいいのでしょうか??



ひゃ~。

ぼくはほんとにうすら寒い感覚を覚えるのです。




人間の欲っていうか、都合って恐ろしいです。。




ちなみにWikiでもまだこんな感じ。(...怖い)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A9%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA







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あゆみちゃん>
サンクスです!
「平和は大事!」なのは当然なんですが、その結論のまえに、オカシナこといっぱいあるよ、と思ったのでした。。