見上げた空に、独り言。 -34ページ目

見上げた空に、独り言。

普段は誰にも話さないような『自分の想い』を自由気ままに書いちゃってます!!

先日、ニュースで高齢者の万引きが増加しているとの報道がありました。


この現状をどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、私の個人的な意見としては、今の社会全体が作り出しているような気がします。

とは言っても、犯罪は犯罪です。決して社会のせいにして許されるものではありません。


けれども、高齢者の不安は、私たちには計り知れないほどのものだと思います。

生活苦、病、孤独、喪失感、先行きの不安…

など、様々な要素がこのような現状を生み出しているのかもしれません。


この仕事をしていると、新聞やテレビの報道番組よりも、生々しい高齢者の現状が見えてきます。


いつ新聞記事になってもおかしくはない、紙一重の現状がどこにでもあります。

以前、デイサービスのご利用さんから施設に一本の電話がありました。


「トミーさん、ちょっと今すぐ家に来てもらえませんか?」との電話でした。


事情を聴いても混乱しているようで、話がよく分かりませんでした。


その方は、ご家族とは一緒には住んではいない為、独居でした。

直ぐに自宅まで行くと、玄関には見慣れない黒い革靴がありました。

そして、居間にはスーツ姿の男性がいました。

テーブルの上には、高級そうな印鑑と契約書らしきものが…

所謂、セールスってやつです。

セールスマンは、私の姿を見たとたん、直ぐに印鑑をしまい、逃げるように帰っていきました。

利用者さんが落ち着くのを待ち、事情を聴くと…


「安くて長持ちする印鑑があるからと見てほしい」と男に言われ、見ているといつの間にか買う方向になっており、値段を聴くと数十万円もするため混乱してしまったそうです。


たまたま電話の近くに置いてあった私の名刺を見て、施設に電話をかけました。

居間のテーブルの上には、お茶とおにぎり、お漬物がありました。

お昼時でした。きっと『おもてなし』をしたのでしょう…

これが今の日本の実情なんです。

こんなことが、日本全国で当たり前のように起こっています。


この件があってから、私は地域福祉とは何か?と考えるようになりました。


高齢化社会から高齢社会となった今、独居老人の数は非常に増えています。

地域社会の交流が少なくなり、隣の家に誰が住んでいるのかさえ分からない状態で、近隣住民同士の支え合いは困難かもしれません。
高齢福祉事業者の役割があると思います。

在宅サービスを受けられている方に対しての防犯教室や、生活の中に役立つ情報の提供など、社会的交流の乏しい高齢者にとって、情報源となる役割を担う事が、地域支援として求められているのではないかと思います。


『介護』とは身体的、精神的なケア以外に、社会的なケアも『介護』として含まれていると感じています。

もっと地域支援に貢献できるそんな施設を目指していきたいですグッド!


『おもてなし』を平気で裏切る世の中では、悲しすぎます。。。


そんな悲しい世の中にしたのが『社会』のせいなら…
優しい世の中に変えることができるのも『社会』だと思います。


国債は格下げされちゃいましたが…まだまだ日本、諦めるなグッド!


見上げた空に、独り言。-201101041357000.jpg
今日は佐藤さん(仮名)になりきりましたグッド!


別に高齢者を騙す類の犯罪をしたわけではありませんガーン


朝、利用者さんに挨拶をしに行ったところ、ある利用者さん(認知症の方)が私の顔を見たとたん「あれぇ~佐藤さんじゃないの!?久しぶりだねぇ~」と、とても親しげに話し掛けて下さりましたニコニコ


「えっ!?違いますよ」と言ってしまえばそれまでですが…


なりきることもこの仕事の醍醐味だと私は感じていますので、なりきりますニコニコ


と、言っても…テキトーな事を合わせているだけじゃ、かえって傷つけてしまうこともあるので、なりきりって意外と難しいのですガーン

まずは、佐藤さんとはどんな人なのか会話の中から少しずつ探り出していきます耳


会話の中で分かった佐藤さん像→利用者さんと同い年。子供は2人いて、三年前奥さんに逃げられてしまった汗卵かけご飯が大好き。朝からパチンコばかりしている。でした。。。

どうやら佐藤さん(仮名)は、かなり波乱万丈な人生を送られている方ですガーン


利用者さん「佐藤さんは、パチンコばかりしてるから逃げられちゃうんだよ。しっかり働いて子供を養わないと駄目だよ」と、お叱りを受けましたガーン


利用者さん「で、最近あっちの方はどうなのよ!?」と聴かれました。


「あっち」??


「あっち」って何だろう汗

奥さんに逃げられてしまったというところから…


あっちドキドキの方を私は選択しましたグッド!


私「あっちの方は不自由してないよ!!それなりに楽しんでるよ(笑)」と応えたら…


利用者さん「何を馬鹿な事を言ってるのさ。あっちってのは、佐藤さんが昔から治らないお酒の飲み過ぎのことだよ!!そんなスケベなところも、ちっとも変わってないね(笑)」と言われてしまいましたガーン


何だか二重の恥ずかしさでした得意げ


ともあれ、利用者さんも久しぶりの佐藤さん(仮名)との再会を楽しんでいただけたようで良かったですグッド!

利用者さん「また来てちょうだいね!!」と、笑顔で見送っていただけました。


帰りに、ある職員さんから「今日は○○さん(利用者さん)、朝からとても機嫌が良くて、いつもはあまり乗り気じゃないお風呂も、ご機嫌で入ったんだよ」との報告がありましたニコニコ


私の『なりきり佐藤さん(仮名)』との因果関係があるのかどうかは分かりませんが(笑)、その方にとって今日が良い一日になっていただけたことは嬉しいですキラキラ


今の世の中、お年寄りに対して、平気でお金を騙し取ったりする事件が相次いでいます。

言い方は悪いかもしれませんが、同じ『ウソ』なら幸せな嘘をつく世の中になって欲しいものです。


※今回のような『なりきり』は、あくまで利用者さんの情報や、現在の心理状況を把握しているから行えるものです。場合によっては不穏状態や精神的不安を仰いでしまうこともあるので、『なりきり』の取り扱いにはくれぐれも注意しましょうグッド!
今日も寒い一日でした雪


こうも寒いと、何をするにも面倒になってしまいますガーン


今日は暖かい図書館にいました本

受験生もたくさんいて、皆さん必死に受験勉強をされていましたメモ

そんな一生懸命な姿に自然と「がんばれ!!」って応援する気持ちになりましたニコニコ


私も研修資料の作成を今週中にも仕上げなくてはならなかったので、人の事を応援している場合ではありません(笑)

ある程度、資料もまとまってきたので、一休みすることにしましたお茶



郷土史や歴史の書籍を読み始めました本

その中で、ある剣豪のエピソードがありました。

とても強かった剣豪の道場には、次々と挑戦者がやってきましたパンチ!

しかし、剣豪だけあり、三本勝負では一度も敗れたことは無かったそうです。

しかし、三本勝負のうち、始めは剣豪が勝ち、二本目は挑戦者が勝ちます。

そして、三本目はまた剣豪が勝ちます。

どの試合でも必ず同じ展開になったそうです。


ある時、弟子がその展開に疑問を持ち、「何故、二本目は挑戦者に勝たせるのですか?二本とも先生が勝てば勝負が早くつくのでは?」と尋ねたそうです。


すると剣豪は、


「確かに決着をつけてしまうのは、容易いことである。されど、それではわしも勝負を挑んでくる者も、強くはなれない」と、説いたそうです。

一本目の勝負では、挑戦者の力量を見極め、二本目の勝負では相手の全力でかかってきた力を受け敗れる。
そして、三本目は剣豪の全力で挑戦者に挑み勝つ。


三本戦う事で、相手に『強さ』を伝えるのです。

三本勝負を通じて、挑戦者は剣豪の強さを知り、己の弱さを実感することが出来ます。

それと同時に、二本目は勝たせてくれたという雪辱を味わい、もっと強くなって再び剣豪に勝負を挑み、勝ちたいという気持ちを奮い立たせます。

剣豪も腕をあげた挑戦者に敗れないために鍛練しなければなりません。

お互いに切磋琢磨することが出来るのです。


勝負だけにこだわれば、二本とも立て続けに勝ってしまえばいい。


人を育て、己も成長する。
強さに驕ことなく、自分を高める。



やっぱりオレがオレがじゃ、駄目なんですねガーン

三本勝負のうち二本とも続けて勝つことが、自分の強さを誇示することだと、思ってしまいます。

でも、本当の強者は、勝負云々ではなく、本質を考えた勝負をするわけです。

すごいなぁ~剣豪なんて感心しながら本を読んでいたら…

「まもなく閉館時間になります」というアナウンスがシラー


あぁ…ひと休みのつもりだったのに、時間を忘れて『ひと休み』してしまいましたしょぼん

自分は、強者には程遠いと感じました・・・。