地域支援 | 見上げた空に、独り言。

見上げた空に、独り言。

普段は誰にも話さないような『自分の想い』を自由気ままに書いちゃってます!!

先日、ニュースで高齢者の万引きが増加しているとの報道がありました。


この現状をどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、私の個人的な意見としては、今の社会全体が作り出しているような気がします。

とは言っても、犯罪は犯罪です。決して社会のせいにして許されるものではありません。


けれども、高齢者の不安は、私たちには計り知れないほどのものだと思います。

生活苦、病、孤独、喪失感、先行きの不安…

など、様々な要素がこのような現状を生み出しているのかもしれません。


この仕事をしていると、新聞やテレビの報道番組よりも、生々しい高齢者の現状が見えてきます。


いつ新聞記事になってもおかしくはない、紙一重の現状がどこにでもあります。

以前、デイサービスのご利用さんから施設に一本の電話がありました。


「トミーさん、ちょっと今すぐ家に来てもらえませんか?」との電話でした。


事情を聴いても混乱しているようで、話がよく分かりませんでした。


その方は、ご家族とは一緒には住んではいない為、独居でした。

直ぐに自宅まで行くと、玄関には見慣れない黒い革靴がありました。

そして、居間にはスーツ姿の男性がいました。

テーブルの上には、高級そうな印鑑と契約書らしきものが…

所謂、セールスってやつです。

セールスマンは、私の姿を見たとたん、直ぐに印鑑をしまい、逃げるように帰っていきました。

利用者さんが落ち着くのを待ち、事情を聴くと…


「安くて長持ちする印鑑があるからと見てほしい」と男に言われ、見ているといつの間にか買う方向になっており、値段を聴くと数十万円もするため混乱してしまったそうです。


たまたま電話の近くに置いてあった私の名刺を見て、施設に電話をかけました。

居間のテーブルの上には、お茶とおにぎり、お漬物がありました。

お昼時でした。きっと『おもてなし』をしたのでしょう…

これが今の日本の実情なんです。

こんなことが、日本全国で当たり前のように起こっています。


この件があってから、私は地域福祉とは何か?と考えるようになりました。


高齢化社会から高齢社会となった今、独居老人の数は非常に増えています。

地域社会の交流が少なくなり、隣の家に誰が住んでいるのかさえ分からない状態で、近隣住民同士の支え合いは困難かもしれません。
高齢福祉事業者の役割があると思います。

在宅サービスを受けられている方に対しての防犯教室や、生活の中に役立つ情報の提供など、社会的交流の乏しい高齢者にとって、情報源となる役割を担う事が、地域支援として求められているのではないかと思います。


『介護』とは身体的、精神的なケア以外に、社会的なケアも『介護』として含まれていると感じています。

もっと地域支援に貢献できるそんな施設を目指していきたいですグッド!


『おもてなし』を平気で裏切る世の中では、悲しすぎます。。。


そんな悲しい世の中にしたのが『社会』のせいなら…
優しい世の中に変えることができるのも『社会』だと思います。


国債は格下げされちゃいましたが…まだまだ日本、諦めるなグッド!


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