ワンコイン健診「ケアプロ」川添高志のブログ -57ページ目

事業計画その③【事業概要とビジョン】

事業概要とビジョン(目標)

 ワンコイン健診サービスとして、現在、中野で1店舗を運営している。メタボ関連の「血糖値」「総コレステロール」「中性脂肪」の血液検査を指先からの自己採血で、1項目ワンコイン500円で提供し、その他には血圧や身長、体重、骨密度などの測定もできる。検査結果は、その場で分かり、検査結果サイト(携帯・PCウェブ)でデータ管理ができる。

 今後は店舗運営だけではなく、ドラッグストアやフィットネスクラブ、携帯ショップ、ショッピングセンター等への出張健診サービスを提供し、2013年10月までに100万人のユーザーを目指す。

事業計画その②【経営理念】

【経営理念】
市民のセルフケア能力を向上させるヘルスケアサービスを創造・提供し、市民の健康を支援する

【行動指針】
1.プロとして正しい医療倫理観を持て
 「制度に触れないか」「儲かるか」というのではなく、社会に本当に必要かどうかを判断し、多様な利害関係者の期待(社会的使命)に応える。
2.医療界の革命児たれ
 従来の医療のあり方に変革を与え、インターネットなどの新技術を応用し、常に自己変革して、より顧客の便益を高める医療サービスを開発・提供し続けよ。
3.新市場の先導者を目指せ
 21世紀の中核的産業の創造および育成を担うリーディング・カンパニーとして、世界に通用する日本医療界のHONDA、SONY、TOYOTAを目指せ。

【ミッション】
 ワンコイン健診事業のミッションは、市民の生活習慣病予防と我が国の医療費削減である。
 我が国の死因の6割、医療費の3割が生活習慣病関連であるにも関わらず、健診受診率は約6割程度であり、受診しない理由として、「アクセスが不便」「時間がかかる」「費用が高い」などの問題があり、それらの問題を解決した手軽な健診サービスを提供することで市民の生活習慣病予防と我が国の医療費削減をすることがワンコイン健診事業のミッションである。

事業計画書の中身 その① 事業開始の動機

 病院看護師として糖尿病病棟で勤務していた時に、健康診断に行かなかったために、糖尿病を早期発見できず、入院した時には糖尿病性網膜症や足壊疽・切断などの重篤な合併症で苦しむ多くの患者に出会った。そして多くの患者が健診を早く受けておけば良かったと悔やむ様子を見て、誰でも気軽に健診をして生活習慣病の予防ができる世の中をつくりたいと思ったのが事業開始の動機である。
 また、大学生の頃に米国の医療機関で研修を受けていた時にスーパーマーケット“ウォルマート”内で「Minutes Clinic」を見て、「アメリカでは低所得者層や無保険者の方でも健診・予防医療を受けられる機会があるのに、なぜ日本ではないのだろう?」と感じたことがヒントとしてあった(Minutes Clinic:米国の医療費高騰を背景に医師ではなく処方や診断が一部できるナースプラクティショナーという有資格者が無保険者向けに風邪や糖尿病などの診療や検査を行っている医療機関であり、全米でチェーン展開している)。将来、日本で「Minutes Clinic」のようなサービスを展開することによって、人々の健康や日本の医療に貢献したいという考えが常に頭の中にあり、「日本版Minutes Clinic」の第一歩として、現在の法律の中で看護師のみで可能なサービスを開始することとした。これにより、昨今の日本の医師不足の中で、医師なしで予防医療を進めることができ、将来患者になる人を少なくすることによって医療現場の忙しさの解消にも貢献できる。
 なお、我が国の死因の6割、医療費の3割が生活習慣病関連であるにも関わらず、健診受診率は約6割程度であり、受診しない理由として、「アクセスが不便」「時間がかかる」「費用が高い」などの問題があり、それらの問題を解決し、生活習慣病の予防と医療費の削減を推進することは社会的な意義がある。特に、若年層であるフリーターが増えている現代においては、健診機会のない若年のフリーター等の健診を担うことが多くの人々の健康維持に役立ち、かつ、日本の医療費削減のために求められる。

本日NHKの生取材

本日16:50~3分程度 NHK総合1でケアプロ中野店の生中継が放送予定です。

可能でしたら、ご覧頂ければ幸いです。

ケアプロ中野店オープンから2ヶ月半


<現状、事実>

2ヶ月半が経ちました。

■数
1ヶ月目は、利用者300名
2ヶ月目は、450名
現在、20名弱/日

■ケアプロを知った理由
メディアをみていらっしゃった方が6割。立ち寄りは2割。口コミ2割。

■利用したいと思った理由
パターン1:健診を受けていなかったから 7割
パターン2:健診を受けて気になる項目があるから 2割
パターン3:面白そうだから等 1割

■住まい
中野は2割、中野区隣接区2割、その他23区2割、その他関東2割、その他2割

■利用した感想
簡単にできる、すぐにできる、安い、結果が分かって良かったなど

■リピート利用者
数パーセント

■雰囲気
時に笑いもあり、お客様とスタッフが和やかな感じ

■電話での問合せ内容
営業時間、検査に準備すること、検査メニューなど


<分析、意味合い>

■利用者数は伸びている。
新規が伸びているのは、メディアの効果が大きく、顕在化したニーズを取り込めているから。
リピートが多少伸びているのは、リピートの意義を感じてもらえているから。

■生活習慣病予防のための行動変容に意義がある。
(自分の客観的数値を知ることで、「意外に良かった」「意外に悪かった」という声があり、かつ、それを踏まえて食事や運動について具体的にどのようなことをすべきかを言葉にできる方が増えてきている)

■商圏範囲は広い。
こちらからニーズのある人たちが集まるところに出張することで利用される方にとってはもっと便利になる

■中野住民への認知度が低い。
店舗前の人通りが少ないのが最大の原因。
呼び込む仕組みをどう作れるか。

■口コミでの来客が意外に多い。
健康に関する話題づくりになる。口コミの輪をどのように広げて相乗効果を出していけるのか、検査結果管理システムのITを含めて検討すべき。

■スピードに満足度を得て頂いている。
今後、混雑した場合などに満足度が下がる可能性がある。
待っている間などに付加価値のある情報を提供するなど、工夫していくべき。


<今後の注力>

■店舗があることを中野周辺住民に知ってもらうためのPlan Do Check Action サイクル

■口コミで広げるためのツール開発、リピートしていただくためのツールの開発

■ビジネスモデルのパッケージング(店舗オペレーション、マーケティングなど)


東京新聞に掲載

カラーで大きく取り上げていただいています。

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ケアプロ中野店のお隣が昨日オープン

鉄道関係の様々なモノがあります。

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健康ギフト

昨年出会った方から糖尿病のことをいろいろ相談を受け、後日、血糖測定の機材をプレゼントしました。

手紙が届き、定期的に自己検査をしながら食事や運動を気をつけたら血糖値が下がってきた、ということで自分のことのように嬉しいお知らせでした。

1年ぶりの東大病院

昨日は、東京大学医学部附属病院22世紀医療センター健診情報学講座「第42回医療ビジネス勉強会」で講演をしました。研修医で頑張っている友人などいろいろな方が聞いてくださり激励や貴重なアドバイスを頂きました。

また、病棟と東京大学医療政策人材養成講座の皆さんにもにも顔を出して、お世話になった皆さんに挨拶をしました。

テレビ朝日「ワイドスクランブル」に出ました