停止して黒歴史を振り返ってまた生産工場 -5ページ目



特別なんだね

そんな日だから

壊してしまうのか?

なんで笑わないんだよ

違う違う

もっと笑っていたはずなんだ

違う違う

全部違う

怖いんだ 怖い?

自分に価値がないことなんて知ってた

必死に慰めてくれるんだ 痛々しいよ

求めていたのと違うんだ

そもそも何を求めているかすらわからない

でも皆が幸せになってくれるなら

よかったのに

それを壊した張本人は自分だとしたら

どうすればいいんだろうか

動けないんだ

羽があっても羽ばたけない

このまま腐ってしまうか


ああ 余計な事をまた言ってしまったか

軽い自分が嫌いだった

また一人に嫌われるだろう

人の気持ち

わかったつもりでいたのに

なぜ届かない

嫌われるのが怖いんだ

一人になってしまうんじゃないかって

それとも最初から通じてなかったとしたら?

もう近寄るな

君は最初からいないんだよ


笑顔が好きだ

皆が好きだ

幸せになってほしい

ずっと笑っていて欲しい

心と口は別なのか

いつから好きと言えなくなったか

いつ好きと伝えられなくなるのか

誰にもわからないよ

神様?


小さくて大きな彼は

闇夜に一人ぼっち

そんなのもう慣れっこだろう

なら今日は慣れない事をしようか


彼は夜にはいつも見ていてくれた

彼は夜にはいつも一緒にいてくれた

寂しい夜を優しく照す

一人ぼっちの彼

一人ぼっちだと思い込んでいたんだね

皆が彼を見る

彼は最初照れて真っ赤になっていた

上へ上へと登る彼は

透き通った淡い白を黒に滲ませた


誰もが溜息をつくような退屈な夜

彼はいつも見守ってくれていたのに何故気付かなかったか

大切なものは近く見えて遠く

手が届かず泣くことしかできない

彼は一番それを知っているだろう

なんて


朝が来るから隠れておいで












宙に浮いてる気分

伸ばした手を空を切る

人間じゃない何かの気分

その何かだとしても自分は変わっていないのだろうか

隠れてばっかりで

怯えてすぐ潜り込む


彼女の心を掴み出して

そこに書いてある悲鳴を音読

彼女は泣いて抱きついてすがってだろう

彼女の心を掴み出して

そこに書いてある弱みを握る

そしたら彼女はどうするの

そしたら彼女はどうするの


写真は綺麗で残酷だ

幸せな過去

今は幸せ?

写真に映る彼女は何処

すぐそこだけど掴めない

やっぱり宙に浮いたまま


ある日彼女を見つけた

幸せそうだ

憎いだろう憎いだろう

そんな自分は

醜いだろう


何も考えず過ごせていた日々を懐かしく思う

当たり前の日常は薄れいずれ消えてしまう

悲しいけど避けられないのは知っている

彼女はそんなこと考えてる暇なんてないんだろうな

せいぜい今を満喫すればいい

それに比べ自分は呑気なもんだ

真っ白い日常が過ぎていっても

取り戻せないのか

彼女は 少しでも自分の事を考えてくれたのか?

求めるのも良くないな なあ

彼女が幸せなら自分も幸せなんてことはないよ

彼女と幸せになりたかった

無理だった

終わり 終わり






悔しい

この手に握る

悲しい

弱虫に力を貸して

つぅっと切れ目を入れる

切り口から溢れるように出るのは何か

いつもそうやって覗こうとするだろう

決まって君は嫌そうな顔

痛みに顔を歪ませ 汗ばんだ額に微かに震える手

何をそんなに嫌がっているのだろう

切れ目に頭を突っ込んだが 塩水が目に入って痛いな

それならいっそ開いてくれよ

手を突っ込んでこじ開けた

瞬間君は君じゃなくなった

君は勢いよく振り下ろして 切りつける

君の顔は君じゃなくでも確かに君で

痛くても痛くても やめようとしないだろう

君は僕を傷つけるけど

君も僕と同じぐらい痛いような顔をする

ならそれでいい 身を任せることにした


あきた


落ちた

落ちた

ついに一人

羽を広げて飛び立つことも出来ず

ついに一人

ずっと一緒にいようって

言ったじゃないか

声を上げて呼んでも出てきやしない

狭いカゴの中息絶えた

白く美しい彼女

こっちを見ていた

濁りの無い瞳が

羽を広げて飛び立つことが出来なかった彼女は

向こうで元気にやっているだろうか