停止して黒歴史を振り返ってまた生産工場 -14ページ目

落ちていくのか?沈むのか
悲しいことじゃないんだ
焦燥感に包まれる 最後の花が開く
水族館に魚はいないんだ
ただ呆然と水を眺める彼らは
どんな人生を送っているのだろう
私は死んだ
仄かに赤く染まる雲海
そこに足のない私は
掌に映る自分を宥めた
灰色が渦巻く入口
そこはきっと彼の末路だろう
引き込まれる 私はそこに行きたくないんだ
上辺だけのこの世界はこんなに綺麗だったのか
彼の最後のお話へ移る

部屋に入ると生暖かい空気が流れる
部屋は寒くないけれどどこかしんみりとしている
この部屋は少し前から急に静かになった
誰もいない 今更寂しくなるなんて

別にいいよ
いなくなった君は戻らない 知ってる
この世界が本当は無いなんて気がしてきた
自分の中だけ 自分の望む世界
でも全く幸せにならない 
それが可笑しくてたまらないんだね
それどころか皆殺し合い 
朝は平然と殺人のニュースを待ちわびる
そんなことネタにしかならないんだから

残酷だ
じゃあどうすればいいんだ?
馬鹿みたいに同情はしない
ただ笑うだけ

世界は大陸に名前を付ける
全ては繋がらないままだ
気に入らない事があればロケットで殺してやる
子供みたい いつまでも変わらないね

だからといってどうこうしろとは言わない
お願いだから喧嘩に巻き込まないで
私は悪くないさ ずっと水槽を眺めてた
これも全部自分が考えた
私の意識は私にしかない
この世界がこうでも私はやっていけるよ
君が私といること
私を見てくれる私と話してることに自惚れていたい

それでも終わってしまうから
なかったことになってしまう前に
この世界でよかったと一度でも思いたい
どうしようもなく汚れてる
なのに空はこんなに綺麗だよ





「無視しないで」

青い鳥は幸せじゃなかった

それでも私は探した

青い鳥は笑わなかった

何のために

青い鳥は私の幸せではない

私には見えません

青い鳥は静かに死んだ

昨日見た夢が
脳内を這っている
玄関の向こうに灰色の空と
肌の白い女の子の人形
人形は声を出さない 私を見て それだけ
怖くて鍵を掛けた 二階の窓から外を見下ろした
人形は踊るだけだった
床の軋む音 あの白い顔
人形が部屋に入ってきた
こないでやだたすけてこわいよ!
私は包丁で人形を切った

浅い海 陸のない海
空が眩しい 輝く水面に嫌悪感を感じた
青い岩 嫌な斑点 はしゃぐ奇形のイルカ
気持ち悪かった 陸には上がれないの?

沼のような川 子供達が遊んでいる
私は川に飛び込む事に無性にドキドキする 楽しくなりたい
私は飛び込んだ 沈む 底にはなにかがうじゃうじゃ動く
気持ちわるいんだ その瞬間足を何かに引っ張られた
だけど誰かが私の手を引いて陸に上げてくれた
私を助けてくれたのは 思いもよらぬ嫌いな人

やってもいないこと
私にはできないと
決めつけてくれれば少しは気が楽になるかもしれない

私は水滴になって落ちるだけ
泡のように浮いて弾けるのはごめんだ

もっと優しく温かく
ゆっくりと蒸発していけるだろう

たとえ皆が弾けてしまおうとも
私は眺めることしかできない

それでも皆は
私を忘れないでくれるだろう

根拠は無くとも
私にできるのは皆を忘れないこと