
自信力が学生を変える―大学生意識調査からの提言
以下にあげた10項目の中で、合っていると思う項目に○をつけてください。
1、教員との接触は〈ウザッタイ〉と考える学生が多い。
2、「自分の生活には目標がある」と感じている学生は半数もいない。
3、卒業できれば良いのであって、授業への関心は薄い。
4、授業への熱心度は学年が上がるほど落ちていく。
5、自らフリーターを選ぶ大学生は学生全体の1割を超える。
6、勉学時間の多い・少ないと自身力(自己評価の高低)との間に相関はない。
7、自分のことを「従順」だと思っているのは女子学生に多い。
8、「学生参加型」の授業を望む学生は3割程度である。
9、女子学生は、男子学生より真面目でよく勉強する。
10、就職活動では往々にして自信を失くすため、3,4年生になると自身力が下がる。
あなたはいくつ○をつけましたか?半分もつけた人は大学生の真の姿を知らないと言われても仕方がない。なぜなら、これら1~10は全て間違っているので、○はひとつもつかない。
(以上出所は「自身力が学生を変える」河内和子著の序章による)
私は大学で講演する仕事をさせていただいているが、私が大学生をしていた頃とは明らかに雰囲気が違う。出席した学生の大多数は、能動的に授業に参加しようとする姿勢が見られ、途中で入退室を繰り返したり、私語をする学生はこれまでの仕事の中では皆無である。それを具体的な数字などで分析し、学生のインタビューを交え、明確に示しているのが本書である。
調査対象が首都圏の比較的偏差値の高い大学に限られていることが惜しいが、地方私大においても同じようなことが起きていることは確かである。そう、大学生は学びたがっているのである。
また相反するように、引きこもり気味の大学生が増えていることも、大学関係者からはよく耳にする。どちらもメンター(良き指南役)の存在が、これから大学改革などに向けて重要になるのではないかと考える。
大学教員・職員の方は、一読をお勧めする。