「社会人基礎力」の普及・促進に取り組む「社基塾」ブログ。 -3ページ目

「社会人基礎力」の普及・促進に取り組む「社基塾」ブログ。

「社会人基礎力」は、経済産業省が提唱している「3つの能力/12の能力要素」から構成されています。「自ら考え、自ら行動し、チームに貢献する自立型人材」への近道です。

自立型人材育成の「社基塾」塾長、古木です。

 今週も先週に引き続き、新潟からの投稿です。
今週は、新潟から水戸、いわき(福島)そして都内と、移動しながらセミナー登壇させていただく予定です。
どんな方との出会いが待っているか、どんなセミナー展開になるか、楽しみにしています。

 さて、まずはセミナー案内をさせていただきます。
下記日程にて「モチベーション(前に踏み出す力)育成/強化セミナー」を開催します。

 ご自身のモチベーションを向上させたい方部下/後輩・チームメンバーのモチベーションに課題を感じている方、ぜひご参加ください。


【日時】
 2015年11月28日(土)9:00~12:00

【場所】
 東京都新宿区西新宿7-4-7イマス浜田ビル5階
 http://exwill.jp/chienoba/access/

【内容】
 「モチベーション(前に踏み出す力)育成/強化セミナー」

1.主体性(物事に進んで取り組む力)
2.働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)
3.実行力(目的を設定し確実に行動する力)

※講義、実践演習、事後添削により、確実な育成/強化を図ります。

【特典】
①能力要素ごとに具体的な育成/強化方法を示した「社会人基礎力(3つの能力/12の能力要素)強化プランシート」をプレゼント。

②セミナー後、ご納得いくまでワークシート作成を個別サポートいたします。

③受講者に限り著作権フリーとして、部下/後輩、チームメンバーなどに対するセミナーテキストとしてご利用いただけます。

【人数】
 7名(先着順とさせていただきます)

【費用】
 3,000円(テキスト、税など、すべて込み)

【申込方法】
 下記「お問い合わせ」より「セミナー受講希望」と入力のうえ、送信ください。詳細なご案内をお送りいたします。

 「お問い合わせ」 http://shakijuku.main.jp/#mail


 さて、今日の本論に入っていきたいと思います。
今回は「考え抜く力」から「計画力」を見ていきたいと思います。
  
 はじめに「計画力」の内容、例、着眼点について、再確認してみましょう。

【内容】(経済産業省「中間報告」より)
 課題の可決に向けたプロセスを明らかにし準備する力

【例】(経済産業省「中間報告」より)
 課題の解決に向けた複数のプロセスを明確にし「その中で最善のものは何か」を検討し、それに向けた準備をする。

【着眼点】(「社基塾」作成) ※一部更新いたしました。
①課題解決提案書
 課題解決に向けたプロセスを明確にし、課題解決提案書(課題・現状把握・目標設定・原因分析・解決策・費用対効果)としてまとめることができる。

②スケジュール化
 プロジェクトを実行するうえで必要な作業項目、適性/スキルをふまえた担当者、所要時間/日数、最終期限などをもとにスケジュール化している。(ガントチャート単独作業を含む時間管理など)


 「わかる」から「できる」へと進化させる具体的なワーク内容として、次のようになります。

【ワーク①】 課題解決提案書
 「課題発見力」により発見した課題を比較し、優先順位づけをしていきます。

 ここでは、フレームワーク「マトリクス」を利用します。縦軸に選択肢である課題を、横軸には評価基準をとります。各評価基準による総合評価(100点満点、○△×など)にもとづき、改善すべき優先順位が決まります。

 改善すべき課題が決まったら、いよいよ課題解決提案書の作成です。改善提案書は、現状把握、目標設定、原因分析、解決策、費用対効果の順番で作成していきます。

 それでは、それぞれの項目をどのように考え作成していけばよいのか、ポイントをみていきましょう。

①現状把握
 ここでは、課題の現状を客観的なデータ具体的な事実により明確にしていきます。ここでは、提案書を見た方に対して解決の必要性を訴えます。「これは放っておけない、なんとかしなければ!」と思わせれば大成功です。

②目標設定
 ここでは、目指す姿、ゴールを明確にします。「実行力」でみてきたようにマネジメントサイクルPDCAのC、つまり評価可能であることがポイントとなります。

③原因分析
 
ここでは、「現状把握」と「目標設定」のギャップを生んでいる原因を分析していきます。「課題発見力」にてみてきました特性要因図が活躍します。体系的に原因を分析し、最終的に真の原因を突き止めます。

④解決策
 
そして、いよいよ解決策の策定になります。ここは、特性要因図により分析した真の原因を取り除く方法を考えます。「創造力」にてご案内していく「成功事例に学ぶ」や「考え抜く」なども総動員していきます。ここでは、有効性・具体性がポイントとなります。

⑤費用対効果
 最後に、この改善を実施するにあたりかかる費用と、改善することによって得られる効果を算出し、比較することとなります。ここで多くの方が戸惑われるのは、効果の数値化です。なぜなら、効果は必ずしも数値に現れるものとは限らないのです。よく言われる定性効果(⇔定量効果)です。しかし、数値化されている費用と比較するためには、数値化しなければなりません。今のこのご時世、費用を下回る効果では、上司からゴーサインを得ることは難しいと思います。

 このように手順を踏んでいきますと、どなたでも「課題解決提案書」を作成できるようになります。
 
セミナーでは、個人で取り組んでいただいてもよいのですが、チームで統一した課題を決めて話し合いながら作成していただいております。最後にチームごとにホワイトボードにまとめ、全体発表、質疑応答を通して、確実に習得していただくという仕組みになっています。


【ワーク②】 スケジュール化
 課題解決プロジェクトの計画で活躍するのが、ガントチャートです。

 これは、システム開発プロジェクトなどで活用されている手法です。
縦軸に作業項目を並べます。規模に応じて、大項目、中項目、小項目と分類していきます。
横軸には、各作業の担当者、最終期限、そして日付などを記入していきます。

 これにより、課題解決プロジェクト全体の進捗状況を把握することもできます。


 もうひとつのスケジュール化として、日々の時間管理にも取り組んでいただきます。
ちょうど来年の手帳が売り出され始めた頃であり、日々のスケジュール管理について考えるよい時期だと思います。

 みなさんは日々のスケジュール管理をどのように取り組んでいますか。
 
 ここでお伝えしているのは、時間管理ができる手帳(またはソフト)を選び、自分ひとりの単独作業もスケジュール化するということです。

 会議、打ち合わせなど、相手がいる作業だけをスケジュール化し、空いた時間で単独作業(資料作成など)するなどしていませんか。タイムマネジメントのセミナーでは「突発的な仕事が入った」「所要時間の見積もりが甘すぎた」という感想がよく聞かれます。
 
 単独作業もしっかりとスケジュール化し、突発的な仕事が入りそうになったときには、その影響を図り的確な対応(既存のスケジュールを他へ依頼、期限を延長など)へとつなげます。また、常に所要時間を見積もりスケジュール化し、所要時間見積もり力の強化を図っていただきます。


 さあ、いかがでしたか。

 やはり「わかる」から「できる」にするためには「実践」あるのみだと思います。ぜひセミナーにて、ご一緒に「社会人基礎力」の育成/強化に取り組んでいきましょう。


 長いお時間おつきあいいただき、誠にありがとうございました。
 少しでも、みなさんの「人材育成」のヒントになれば幸いです。

 自立型人材育成の「社基塾」塾長、古木です。

 今回は、新潟からの投稿です。
先週は札幌、今週は新潟と、最近は寒い地方とご縁があり、その影響からか例年より一足早くコートのお世話になっております。

 札幌では、北海道大学のイチョウ並木が見ごろを迎えていました。
黄色いイチョウ、赤い紅葉、青い空のバランスが絶妙でしたよ。
千歳川では、サケがバシャ!バシャ!と飛び跳ねていました。

 

北大キャンパス



 さて、先週末(11月1日)は「メンタルヘルス・ケア検定試験」を受けて参りました。久しぶりにテキストや問題集と奮闘する日々を送り、記憶力の衰えを痛感しましたが・・・。

 会場が東京お台場ということもあり、行き交う人々はハロウィンで変装した人たち(ただし朝帰りなためヘトヘト状態)や東京モーターショーへ向かう家族連れという異様な雰囲気な中、試験会場を目指しました。

 今回この試験を受けようと思った動機は、メンタル不調をきたす社員/職員が増えているからです。

 先日登壇した新任管理職研修でも、管理職が抱えている3大課題は ①(職場の)コミュニケーション ②(部下の)モチベーション ③(部下の)メンタルヘルスでした。

 そこで私も産業カウンセラーとして、またメンタルヘルス研修講師として、この資格に挑戦しようと思い立ったわけです。

 これからメンタルヘルス関連の資格に挑戦しようとしている方のために、この試験についてちょっとご紹介しておきます。今回わたしが受けたのが大阪商工会議所による試験でしたが、この分野においては等試験が最も権威がある資格として定着しそうです。ぜひ受けてみることをお勧めします。


 試験は、次の3段階から構成されていています。

Ⅰ種マスターコース:社内のメンタルヘルス対策)
 ※年1回開催 次回は2016年11月頃
Ⅱ種ラインケアコース:上司としての部下のメンタルヘルス対策)
 ※年2回開催 次回は2016年3月20日
Ⅲ種セルフケアコース:従業員自らのメンタルヘルス対策)
 ※年2回開催 次回は2016年3月20日


 私は、無謀にもいきなり最難関のマスターコースに挑戦してしまいました。論述があったので自己採点は難しく、試験結果は発表待ちといったところです。


 今回学んでみて感じたことは「社会人基礎力がメンタルヘルスの特効薬」だということでした。


 セルフケア(自らのメンタルヘルス対策)としては、ストレスコントロール力、主体性、柔軟性が効果を発揮します。

 ラインケア(部下のメンタルヘルス対策)としては、課題発見力、傾聴力、情況把握力が効果を発揮します。


 12月からは、いよいよストレスチェック制度の義務化がスタートします。マイナンバー制度の影に隠れてあまり注目されていませんが、働いている人たちにとっては関係性大ありです。

 この制度概要としては、従業員50人以上の事業所にて、年1回のストレスチェックが義務付けられます。標準的な方法としては国が推奨する「職業性ストレス簡易調査票(57項目)」を実施し、ストレスが高い人には面接指導を受けさせるという制度です。職場分析と職場環境改善が努力義務として課されています。

 みなさんの職場では、既に対応済でしょうか。

 大切なことは、この制度に対して、どのように対応するかということです。以下のように、対応レベル別に分けてみました。


初級レベル:従業員数が50人未満で努力義務だからしばらく様子見。
中級レベル:決められた調査票により、型通りのアンケート実施。
上級レベル:結果をふまえた職場分析を実施し、職場改善に取り組む。
最上級レベル:一人ひとりの社員/職員の能力強化の機会とする。

 ぜひごいっしょに、最上級レベルを目指そうではありませんか!


 いろいろな組織を見てきましたが、組織が大きく変わるきっかけは、以下のようなケースでした。

問題発生!:もう二度と同じ問題を起こすことなきようにと変革。
トップの交代:新しいトップが前のトップのやり方を見直すケース。
公的制度変更:変わらざるを得ない外的圧力。マイナンバーも。

 今回のストレスチェック制度の義務化は、③公的制度変更に該当します。

 これを単に最低限度の制度対応や職場環境の改善にとどめるのではなく、社員/職員の能力強化(ストレスコントロール力・主体性・課題発見力・傾聴力・情況把握力)へとつなげる千代一遇のチャンスだと思うわけです。

 ぜひ、社員/職員力の強化、そして組織力の強化へとつなげるきっかけとしてご活用ください。そのための準備を進めてください。


 さあ、いかがでしたか。

 ブログでは十分に伝えられませんが、セミナーでは実践的なワークを通して自らの「自立型人材」強化、部下・後輩の「自立型人材」育成力強化を目指していきます。ぜひ一緒に学んでいきましょう。
  
 11月28日(土)9時~12時 都内新宿にて「社会人基礎力」育成/強化セミナーを開催します。

テーマは「前に踏み出す力」(主体性・働きかけ力・実行力)です。

自分自身の能力強化、部下/後輩の育成にと、お役に立つことと思います。

詳しくは、上記「セミナー・講座情報」より内容確認いただき「お問い合わせ」より「参加希望」とご連絡ください。

みなさまの参加をお待ちしております。


 長いお時間おつきあいいただき、誠にありがとうございました。
 少しでも、みなさんの「人材育成」のヒントになれば幸いです。
自立型人材育成の「社基塾」塾長、古木です。

 
 さて今回からは、3つの能力のうち2つ目の能力「考え抜く力」に入っていきます。この能力は3つの能力要素から構成されていますが、今回は「課題発見力」がテーマです。

 みなさんの職場では、課題解決できていますか。プライベートな課題は、解決できていますか。

 課題解決は重要性が高い半面、緊急性(いつまでにやらねばならぬなど)が高くないために、つい棚上げになってしまいがちです。実態としては、重要性が低いにもかかわらず緊急性が高いこと(ムダな会議など)が優先されてしまっているのではないでしょうか。

 しかし、仕事が増え複雑・高度化している現在、課題解決しなければ、メンタル面で支障をきたすメンバーが出かねません。

そのような環境の中、課題解決の重要性がたいへん高まっています。

 
 では、さっそく「課題発見力」を「わかる」から「できる」へと強化するワークについて見ていきましょう。

 はじめに「課題発見力」の内容、例、着眼点について、再確認しておきます。


【内容】(経済産業省「中間報告」より)
 
 現状を分析し目的や課題を明らかにする力


【例】(経済産業省「中間報告」より)

 目標に向かって、自ら「ここに問題があり、解決が必要だ」と提案する。


【着眼点】(「社基塾」作成)

①洗い出し
 多面的な視点(人:担当者・管理職、業務:分担・効率化、組織:職場環境・制度 など)から、職場に潜んでいる課題をもれなく洗い出している。

②現状分析
 課題を単に「問題あり」と指摘するのではなく、客観的テータや具体的事実にもとづいて課題の悪さ加減を明確にし、対策の必要性を訴えている。

③原因究明
 「なぜ?」
を繰り返したり「特性要因図」を用いたりしながら、課題を引き起こしている「真の原因」を究明し、「原因を除去する対策」へとつなげている。


 さあ、どうでしょうか。「基礎力と侮るなかれ」ではないでしょうか。

 研修などでお会いする多くの方々も、これに全てができているという方は、それほど多くはありません。

 
 そこで、これらを「わかる」から「できる」へと進化させる具体的なワーク内容として、次のようになります。


【ワーク①】

 このワークでは、ビジネス版プライベート版に分けていろいろな分野を用意しています。その分野ごとに課題を洗い出していただきます。多くの課題を書き出す方とあまり書き出せないで首をかしげている方、いろいろな分野からまんべんなく書き出す方と一部の分野に偏る方など、いろいろな方がおられます。

 このワークを通して、自分は課題発見できるか、他のメンバーと比べてどうか、実際自分には何が課題なのか、などについて明らかにしていただきます。


【ワーク②】

 続いてこのワークでは、洗い出した課題の現状を把握していきます。単に「問題だ!」と指摘するのではなく、同問題なのかということを客観的データ・具体的な事実により明らかにしていく手法を学んでいただきます。

 この工程により、課題への対応の必要性を自分自身に対して、他の関連部門などに対して、明らかにすることができるのです。


【ワーク③】

 
最後のワークは、特性要因図による原因の究明です。課題を洗い出したならば、10人中8人くらいまではすぐに対策を考え始めます「じゃあ、どうしようか」と。しかし、これが落とし穴です。勘で対策を立てても、時間や労力のムダになるリスクが高いのです。「やったけど効果が上がらず、課題はそのまま」なんてケース、心当たりありませんか。

 対策というのは、原因を取り除くことです。そして、原因を取り除くためには何が原因なのかを究明する必要があるのです。ここで威力を発揮するのが特性要因図です。実際にホワイトボードを使って特性要因図を描いていただくワークをやりますと、当初は戸惑われますが、そのたち「ああでもない」「こうでもない」と、大いに盛り上がります。

 ちなみに、特性要因図を作成するスキルを強化したければ、ヤフーなどの検索エンジンにて「特性要因図」と入力して検索してみることをお勧めします。ただし、初期設定の「ウェブ検索」ではなく「画像検索」です(ヤフーの場合、検索用の窓の上)。そうすると、数え切れないほどの特性要因図が表示されます。多くの特性要因図を見ることが、一番の近道なのです。


 さあ、いかがでしたか。

 ブログでは十分に伝えられませんが、セミナーでは上記のような強化ワークを通して、自らの「自立型人材」強化、部下・後輩の「自立型人材」育成力強化を目指していきます。ぜひ一緒に学んでいきましょう。
  
 「考え抜く力」(課題発見力・計画力・創造力)のセミナーは、11月28日(土)の午前中を予定しています。ぜひ、予定を空けておいてくださいね。


 長いお時間おつきあいいただき、誠にありがとうございました。
 少しでも、みなさんの「人材育成」のヒントになれば幸いです。