「社会人基礎力」の普及・促進に取り組む「社基塾」ブログ。 -13ページ目

「社会人基礎力」の普及・促進に取り組む「社基塾」ブログ。

「社会人基礎力」は、経済産業省が提唱している「3つの能力/12の能力要素」から構成されています。「自ら考え、自ら行動し、チームに貢献する自立型人材」への近道です。

自立型人材育成の「社基塾」塾長、古木です。

 今回は研修登壇の関係から、北海道に来て札幌からこの原稿を書いています。仕事の合間を見つけて、札幌名物のスープカレーを味わったり、日本一の広さを誇る北海道大学キャンパスを散策したりと、桜前線まだ来ぬ北海道を満喫させていただきました。

 さて、今回は「3つの能力」「12の能力要素」を提示した「社会人基礎力の具体的な内容」に続く「社会人基礎力により実現されるメリット」について、みていきたいと思います。

 「中間とりまとめ」では、若者本人および企業などにとってのメリットについて、次のように触れています。

 まずは若者にとってのメリットですが、「各成長段階において意識しながら身につけることが可能となる」としています。「無意識」という言葉がありますが、「有意識」という言葉がもっと注目されていいと思います。意識して初めて、自分は十分身につけているのか、まだ足りないのか、どうすれば身につけられるのかなどという意識へとつながっていきます。「12の能力要素」を明確化し、必要な能力要素を意識させた功績はたたいへん大きいと思います。

 また企業にとってのメリットですが、こちらは「採用」「人材育成」「定着」「長期的な視野」「競争力を高めること」「個人と組織がwin-winの関係」「優秀な人材が集まっていきいきと働く」などと紹介されています。

 私自身、良い人材を採用するための研修、職場訓練であるOJT研修、評価者に対する適正な評価のための研修などにも登壇させていただいています。しかし、それぞれの基準は、必ずしも一貫しているとは言えません。そのような中で、もし「3つの能力」「12の能力要素」として共通な基準が明確化されたならば、社会全体として一貫性を保つことができ、「共通言語」としての役割は絶大なものになることでしょう。

 今まで、採用基準に悩む採用担当者、何を目指して準備を進めるべきか悩む就職活動生、何を育成・指導すべきか悩む育成担当者、何を評価していけばよいか悩む評価者・人事担当などに対して、たいへん明確な方向性を示したといえると思います。

 今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
わずかでも、「自立型人材」育成のきっかけになれば幸いです。
自立型人材育成の「社基塾」塾長、古木です。

 寒暖の差が大きいこの頃ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 
 私は、ただいま新人研修の真最中です。今週も何回か登壇させていただきましたが、来週も数回登壇させていただく予定です。


 研修会場で出会う新社会人のみなさんは、たいへんに意欲的です。
これからの新生活に対する期待を胸に、「やるぞ!」という気持ちがほとばしっています。

 一方、そんな新人を迎える側の責任も重くなります。
組織が持つ資産「ヒト」「モノ」「カネ」のうち、「ヒト」の育成が今注目を浴びています。

①「いつまでに何ができるようになって欲しいのか」をもとに育成計画を書面化(見える化)
②育成計画をもとに本人と面談(説得ではなく納得)
③積極的に声かけし進捗状況をフォロー
 
などの体制は整っているでしょうか。


 さて、これからの社会人生活、定年までの期間についてみてみましょう。20代前半で社会人デビューを果たし定年が65歳だと仮定すると、およそ42.195年になります。
ん?どこかで聞いたことがある数字!
そうなんです、現役社会人である期間は、マラソンの走行距離分の年数に近いんですね。

 ですから、それを走り切る基礎体力を身につける必要もあるでしょうし、全体を見すえたペース配分も求められます。
「いきなりスタートダッシュでトップに躍り出たはいいものの、トラックを出たあたりで既に息切れ」では、まだこれからが本番という長い期間をどう走り切るのか困ってしまいます。
かといって「まあ長丁場だから、ゆっくりと行きましょうや」と、最終グループのペースに染まってしまっても、今までの学生生活とは違って厳しい競争社会の中、生き残っていくことが難しいかも知れません。

 極めれば、「焦らず」かといって「気を抜かず」といったところでしょうか。


 新社会人の方には、ぜひ「働く喜び」を実感していただきたいと切に願っています。「働く」ということは、生活の糧を得るというだけではなく、いろいろな人たちと出会う新たな発見をする自分自身が成長する、など素晴らしいことが一杯なのです。
ぜひそれを実感してください。

 そして無事に務め終えた定年の挨拶とき、2000年シドニーオリンピックの女子マラソン金メダリスト高橋尚子選手のように「とっても楽しい42.195年でした!」と笑顔で花束を受け取ることができるよう応援しています。

 ところで、新人を迎える側のあなたは今何キロあたりを走っていますか?

 今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
わずかでも、「自立型人材」育成のきっかけになれば幸いです。
 自立型人材育成の「社基塾」塾長、古木です。

 いよいよ新年度もスタートしました。新しい環境のもと、いかがお過ごしでしょうか。

 私は、先週から今週にかけ新人研修にて、都内、埼玉、宇都宮、名古屋、京都などに伺う予定です。今年はどんな新人と出会えるか、どう育成していくべきかなど、いろいろ楽しみにしています。

 さて今回は、引き続き「中間取りまとめ」の「Ⅱ.社会人基礎力の内容」についてみていきたいと思います。

 前回は、社会人基礎力を構成する「3つの能力」として「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」をご紹介しました。覚えていらっしゃいますでしょうか。

 さて、確かにこの「3つの能力」は大切なのですが、「では、これらを強化していきましょう!」と言われても、何から着手すればよいのか戸惑われるのではないでしょうか。

 それもそのはず、これらは身につけるべき能力であって、言うなれば「目指す目標」なのです。必要なものは、この目標を「達成するための手段」ということになるのです。この手段にあたるものが、「中間とりまとめ」の中では、「12の能力要素」として示されているのです。

 3つの能力ごとに、それを身につけるために必要な能力要素について、みていきましょう。

 まず第1の能力「前に踏み出す力」を構成する能力要素は、「主体性」「働きかけ力」「実行力」の3つの能力要素です。この3つの能力要素を強化することによって、結果として「前に踏み出す力」を強化することができるという仕組みです。

 同じように見ていきますと、第2の能力「考え抜く力」を構成する要素は、「課題発見力」「計画力」「創造力」の3つの能力要素です。解決すべき課題がないという職場はないはずです。そんな職場に潜む課題を解決して、「組織から必要とされる人材」「部下・後輩から信頼される人材」になるために身につけるべき能力要素です。

 最後に、第3の能力「チームで働く力」を構成する能力要素ですが、これだけは数が多く、6つの能力要素から構成されています。「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「情況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」となっています。

 最近の若者はメールや携帯を使いこなし、コミュニケーション力が高いという声も聞きます。本当にそうでしょうか。私が受講生から受ける印象は、確かに同期同士では仲がいいのですが、先輩や上司とのコミュニケーションは苦手とされている方が多いようです。若手からは「ジェネレーション・ギャップ」などという言葉もよく聞かれます。そんな幅広い世代、いろいろな価値観の方々がいる職場だからこそ、「職場コミニケーション」「風通しのよい職場づくり」を実現するために必要な能力要素が重視されてくるのではないでしょうか。


全体像を把握するためには、下記経済産業省のサイトを参考にすることをお勧めします。

【経済産業省 「社会人基礎力」とは】
 http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/kisoryoku_image.pdf


 この「3つの能力」「12の能力要素」が、まさに「何も足さない、何も引かない」社会人に必要な基礎力の「真髄」なのです。私も年間200回近くの研修に登壇していますが、そのほとんどはこの「12の能力要素」の組み合わせなのです。

 ひと通り「中間とりまとめ」についての解説を終えたあとは、各能力要素を育成・強化するためのコツもご紹介していきたいと思います。ぜひ、楽しみにしていてください。

 今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
わずかでも、「自立型人材」育成のきっかけになれば幸いです。