おはようございます、学習塾キャリアパスの石崎です。中学受験の基本として6回の記事の最終回です。

 

中学受験では、同じ学校に複数の入試回があり、午前と午後に別の学校を受けることもできます。選択肢が多い分、「受けられるだけ受ける」と疲れがたまります。今回は、本人の希望と体力を中心に、無理のない併願の考え方を紹介します。 

 

■ まずは「合格したら通うか」で候補を選ぶ

 偏差値だけで挑戦校・実力相応校・合格の可能性を比較的高く見込める学校を並べても、通う意思のない学校を受ける意味は薄くなります。学校見学と通学経路の確認を済ませ、「合格したら進学するか」を家族で話しておきましょう。模試偏差値は同じ模試の同じ基準で見ます。入試回によって難度が変わる点にも注意が必要です。 

 

■ 2月1日から逆算する 

東京都内の私立中学は、原則として2月1日以降に入試が始まります。2月1日午前の第一志望を軸に、午後や2日以降にどの学校を受けるかを考えます。千葉・埼玉などの1月入試を検討する家庭もありますが、通学可能か、合格時に進学するか、入学金の期限はいつかを確認してください。公立中高一貫校を含めるなら、その検査日と準備の違いも織り込みます。 

 

■ 三つの受験パターン

例 A:第一志望に挑戦する型。1日午前に挑戦校、午後または2日に実力相応校を置き、早めに「進学したい学校」の合格機会を確保します。 

B:安定を重視する型。最初に実力相応校を受け、結果と本人の状態を見ながら次の挑戦校に進みます。 

C:公立中高一貫校を中心にする型。適性検査への準備を軸にしつつ、私立を受けるなら科目の重なりと手続期限を確認します。私立4科対策をそのまま置き換えられるとは限りません。 

 

■ 午後入試と連日の受験は体力を計算する 

午前の試験後、移動と昼食を挟んで午後も解くのは小学生には負担です。会場間の移動時間が短くても、試験終了の遅れや混雑があります。連日の受験も同様です。模試の結果だけでなく、普段の体調や疲れ方を踏まえて予定を組みましょう。 

 

■ 結果が出た後の分岐まで決める 

「1日午前に合格したら午後は受ける?」「不合格だったら2日はどこへ?」「入学金をいつ納める?」。この分岐を事前に紙に書いておけば、結果発表後に慌てにくくなります。出願後でも受験校を調整できる場合がありますが、締切や返金条件は学校ごとに違います。 

 

【家庭で確認すること】

 ・受ける学校は、どこも合格後に通う選択肢となるか。

 ・受験日、発表日、納付期限を一枚で見られるか。 

・午後受験と連日の負担を本人と話したか。 

 

これで全6回は終了です。受験するか迷っている段階でも、学習塾キャリアパスで現在の学力や通学希望を一緒に整理できます。学校選びと勉強の進め方を、家庭ごとの状況から考えていきましょう。 

参考:首都圏模試センターの中学校検索 https://www.onetes.co.jp/db/hensachi/ /

東京都教育委員会 https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/06/2026061102 

※入試方式、日程、手続期限は受験年度の学校公式募集要項で確認してください。

 

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