こんにちは、塾長の川口です。

 

「英検のために、単語帳を買ったほうがいいですか?」

 

小学生の保護者の方から、よくご質問をいただきます。

 

英検5級・4級は、これから英語を本格的に学んでいく小学生にとって、最初の大きな目標になります。

 

「英検5級に合格した!」

「次は4級に挑戦してみよう!」

 

という経験は、英語学習を続ける自信にもつながります。

 

また最近では、英検を中学受験の入試科目として利用する学校も増えています。

 

もちろん、英検を取得することだけが目的ではありません。

 

英検の学習を通して、英単語や文法、読む力などを少しずつ身につけていくことが大切です。

 

そこで今回は、小学生の英検5級・4級の単語学習で、単語帳をどのように使うとよいのかについてご紹介します。

本当は、単語帳だけで覚えてほしくない

実は、私は小学生の英語学習で、単語帳だけを使って単語を覚えることを、あまりおすすめしていません。

 

なぜなら、単語は単独で覚えるよりも、できるだけ身近に感じられる形で覚えたほうが、記憶に残りやすいと考えているからです。

 

そのために大切なのが、次の2つです。

① 写真や絵でイメージできること

小学生にとって、英単語と日本語訳だけを見て覚えるのは、なかなか大変です。

 

例えば、写真や絵があれば、

 

「これは学校だね」

「これは動物だね」

 

というように、実際のものをイメージしながら英単語を覚えることができます。

② 文章の中で単語の使い方が分かること

もう一つ大切なのが、単語を文章の中で覚えることです。

 

例えば、

 

borrow = 借りる

 

と単語だけを覚えても、小学生には「どんなときに使う言葉なのか」がイメージしにくいことがあります。

 

そこで、

Can I borrow your pencil?
「あなたの鉛筆を借りてもいい?」

 

という文章で覚えれば、

 

borrow=借りる

 

という意味だけでなく、

 

「人から何かを借りるときに使う言葉なんだ」

 

ということまで分かります。

 

このように、実際の文章の中で単語に出会うことで、意味だけでなく使い方も一緒に身につけやすくなります。

「単語」ではなく「文」で覚えてほしい理由

私は、英語を覚えるときには、できるだけ「主語+動詞」を含んだ「文」で覚えてほしいと考えています。

 

なぜなら、英語は単語を並べるだけで伝わるものではなく、「主語+動詞を含んだ文」を使って相手とやり取りする言葉だからです。

 

単語の意味を知っているだけでは、実際の会話では使えません。

 

「知っている単語」を「使える英語」にするためにも、文章の中で単語に触れることが大切です。

 

市販されている英検対策の単語帳の中には、単語やフレーズが中心で、写真や絵が少なかったり、主語+動詞を含む文章が十分に掲載されていなかったりするものもあります。

 

そのため、小学生が使う単語帳だからこそ、「イメージできること」と「文章で覚えられること」の両方を大切にしたいと考えています。

そこでおすすめしているのが、この単語帳です

キャリアパスでは、英検5級・4級を目指す小学生が単語帳を使う場合、ジャパンタイムズの「出る順で最短合格!英検5級 単熟語」をおすすめしています。

 

※英検4級については、同シリーズの4級用を使用することをおすすめします。

 

 

 

この単語帳のよいところは、すべての単語にイラストがついており、絵でイメージしながら、文章の中で単語の意味や使い方を確認できることです。

 

小学生が単語を覚えるときに大切にしたいポイントが、しっかり入っています。

 

 

それでも、単語帳には大きなメリットがあります

「単語は文章の中で覚えたほうがいいなら、単語帳はいらないのでは?」

 

そう思われるかもしれません。

 

しかし、英検対策という目的では、単語帳には大きなメリットがあります。

① 英検に必要な単語を効率よく学べる

英検5級・4級には、それぞれの級でよく出てくる単語があります。

 

英検のために勉強するのであれば、必要な単語を一から探すよりも、英検対策用の単語帳を使って、必要な単語を効率よく学ぶほうが取り組みやすくなります。

 

「英単語を全部覚えなければいけない」

 

ではなく、

 

「まずは英検に必要な単語から覚えよう!」

 

と考えることができます。

② 「知っている単語」を増やしやすい

英検の問題を解いていると、

 

「この単語、見たことがある!」

 

という経験が増えてきます。

 

この「見たことがある」という感覚は、とても大切です。

 

最初から完璧に覚えていなくても、何度も目にすることで、少しずつ記憶に残っていきます。

おすすめの使い方は「全部覚えようとしない」

では、実際にどのように単語帳を使えばよいのでしょうか?

 

おすすめは、とてもシンプルです。

STEP 1 知らない単語にチェック

まずは単語帳を見て、意味が分からない単語にチェックをつけます。

 

最初から全部覚えようとする必要はありません。

 

少しずつ覚えられる範囲で、

 

「これは知っている」

「これは知らない」

 

と分けるところから始めます。

STEP 2 チェックした単語を覚える

次に、チェックをつけた単語を中心に学習します。

 

写真やイラストを見たり、文章を読んだりしながら、

 

「この単語、見たことある!」

 

という状態を少しずつ増やしていきます。

STEP 3 覚えたら「○」

覚えられた単語には、○をつけます。

 

すると、

 

チェック → 学習 → ○

 

という流れができます。

 

「○が増えてきた!」

 

というのが目に見えると、子どもにとっても達成感になります。

「英語が分かるようになってきた!」を大切に

英検5級・4級の学習では、合格することももちろん大切です。

 

しかし、それ以上に大切にしたいのが、「英語が分かるようになってきた!」という子ども自身の実感です。

 

「勉強させられている」

 

ではなく、

 

「この単語、知ってる!」

「この文章、読める!」

「英検の問題が分かる!」

 

という経験が増えていけば、英語学習を続ける自信にもつながります。

 

単語帳も、ただ暗記するためだけに使うのではなく、見て、イメージして、文章で確認しながら、少しずつ知っている単語を増やしていく。

 

そんな使い方をおすすめしています。

 

「英検に挑戦してみたい!」

 

そんな小学生の皆さんを、キャリアパスでは応援しています。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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