こんにちはー、学習塾キャリアパスの石崎です。
表題の件について、記載します。
都立高校の平均年間授業料は11.88万円、私立高校は48.4万円です。
これまで国が高校に授業料の一部を支給していました。この支給額は世帯の年収で異なり、910万円未満は11.88万円の支給、590万円未満は39.6万円が支給されていました。
※実際には細かい要件がありますが、ここでは割愛します。
そのため、都立高校授業料はほぼ無償で、私立高校は差額が授業料として発生していました。
しかし、2024年度からは、所得要件に関係なく「国の支給額+差額を都から支給」の形で都立高校は11.88万円、私立高校は48.4万円まで支給されることになりました。そのため、東京都では高校授業料の実質無償化が実現されました。
その影響として、2025年高校入試は、
①私立高校の志望者増加(特に難関私立高校、経済的な理由で都立を選択してた層が私立志望に)
②都立高校の倍率低下と定員割れの増加(2025年都立高校の平均倍率は1.29倍と過去最低)
③難関都立高校の倍率低下
学習塾キャリアパスの生徒の人気の進学先、城東高校と深川高校の倍率の変化は以下です。
深川高校は倍率は高めですが、城東高校は下がっています。
④私立高校の入試の見直し(志望者増による推薦基準、併願基準の引き上げ)
等があります。
授業料が無償化されて、経済的な要因から解放されたか、は入学金、施設費等を考えるとまだまだ私立高校が高いです。
下記の表は都立高校と私立高校の3年間の費用の比較表です。
授業料は無償化されても、私立の方が高いことには変わりありません。費用面を気にされるなら、それ以外に定期代、お昼代、部活費、修学旅行積立等も考慮に入れる必要があります。
ただ、自分の将来をどうしたいかで、家庭の経済的負担が軽減されて、そのための3年間の高校環境の選択肢が広がったことは良いことだと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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