都立高校を目指す生徒は高校卒業後にどうするかを考える必要がありますね。
(大学付属校ではない私立高校もですが)


進学か、就職か。


昨今の不景気で保護者様におかれましてはお子様の進路について不安にお感じのこと
も多いかと思われます。


1つの指標として厚生労働省所管の独立行政法人である労働政策研究・研修機構
のホームページに掲載されている生涯賃金の学歴別に関するデータがあります。


必ずしもお金がすべてではありませんし、あくまでも平均値であり、過去のデータ
ということ前提にお読みになればよろしいかと思います。


http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/documents/21_p242-280.pdf


・生涯賃金は学歴が高いほど多くなっています。
・男子の場合は高校卒と短大・高専卒ではあまり差が出ていません。
・1つの会社に勤め続けるほど多くなっている(転職をすると少なくなる)
・企業の規模が大きいほど多くなっている。


上記についてはデータを見なくてもある程度は予測のつくことかと思います。


下記に事実もあります。
・男性で従業員数1000人以上の企業に勤める中学卒、高校卒の方の生涯賃金は
従業員数1000人未満の企業に勤める大卒、大学院卒の方よりも多くなっている。


そのため、
必ずしも大学にいったほうが有利とはいえません。
工業高校や商業高校でしっかり学んで、大手企業に入社している方は実際にいます。


まだ、先のことはわからない、といった生徒が多いかと思いますが、
「将来を考えるきっかけ」はつかんでほしいと思います。


そのためにもしっかり勉強して、
いろんなことを知り、理解し、判断できるようになることは大変重要です。