自分の強みや長所、得意なこと=能力に気付くこと。

前回は、自分の【本当の欲求】に気づくことがテーマでした。

■適職の見つけ方 その1 『興味や関心があり、やりたいと思えること』


好きなことや興味・関心があることだからこそ、長続きするし、やりがいも感じられます。

2回めの今日は、自分の強みや長所、得意なことを気づくことです。

 

仕事なので、結果や成果が求められます。

ただ好きなことをするだけなら、趣味と一緒です。


そのため、自分の強みや長所、得意なことに気づく必要があります。

自分の強みや長所、得意なことに気づく方法。

 

 

 

 

 



それが【逆年表】です。

逆年表とは、これまでの仕事を現在から過去へとさかのぼりながら、ふりかえる作業です。

普通は、履歴書の学歴と職歴欄のように、過去から現在へとふりかえることが一般的です。

しかし、社会人経験が長くなると、なかなか昔のことが思い出せません。

そこで、現在から過去へさかのぼることで、過去を思い出しやすくなります。

また、
逆に考えることで、因果関係が明確になります。

たとえば、転職経験がある方の場合、今の会社→以前の会社とふりかえると、なぜ今の会社へ入社したのか、前の会社を辞めた理由はなにか、と思いだすため、今の自分になるまでのプロセスやステップを具体的に考えるようになります。

このように、いつ、どこで、どんな仕事をしていたのか、現在から過去へさかのぼりながらふりかえりましょう。

そして、次にそこで学んだこと、得たもの、実績や成果を書き出します。

それが、あなたの能力です。

能力とは、あなたが知っていること、できることのすべてになります。

よく「私には能力なんてありません」と謙遜する方がいます。

それは
【能力】と【才能】を混同しています。

能力とは「ものごとを成し遂げる力」で、知っていることや出来ることが能力のすべてです。

自転車に乗れる、車を運転できる。

これは、能力です。

日本語を話せる。

これも能力。


それに対して【才能】とは、「他者よりも秀でた能力」です。

他の人よりも上手にできること。

たとえば、誰よりも早く自転車に乗れる(競輪選手)。

 

 

 

 

それは才能。

誰よりも早く自動車を運転できる(プロレーサー)。

これも才能。

誰よりも上手に日本語を話せる(プロの司会者やアナウンサー)

これも才能です。


他者と較べてではなく、あなたがこれまでの人生で習得したものすべてが能力。

だから、絶対誰にでも能力がある。


それに気づくには、自分がしてきたことをふりかえるのが一番確実な方法になります。

そのためのツールが、逆年表です。

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