時を振り返れば ...


心臓病を患い、
3度の走馬灯を眺めつつ
退院からリハビリを開始した時に
世界でコロナウィルスが蔓延しはじめました。

手術後の身体のことはハッキリとした言葉で
語らぬのに「今の状態で感染したら命の保証は出来ない」と緊急入院からリハビリ開始までの間ではじめてのキッパリとした医者の言葉を受け、術後の身体状況を踏まえてみてもこれに関しては医者の言質に一理ありと素直に頷き、世間で騒がれた以上の感染対策を自ら行い、憎まれっ子世に憚る薬を全身に塗り込んで、なんとかここまで持ちこたえたといったら良いのかも知れません ...


目には見えぬウィルスとの命の駆け引き

個人的に不安や恐怖を凌駕するこんな感じの得も言われぬ時を過ごしていましたので、世間の一部にあったワクチンに関する陰謀論的な私見展開や公のルールを無視して個人見解を正義とする輩等々には、心底辟易としていました。

それは、言論の自由の御旗を掲げ、私見という名のエビデンス擬きを振り翳す姿に、戦争以外でも他者に命を脅かされることはあり得ることなのだと知らされることでもありました。


余談ながら、世の中の諸事決定事項が全てエビデンスによって成り立つものであるなどとは微塵も思いません。が、エビデンスがあれば確かではあっても、結果としてこれが希薄であっても「非常時においては、全体の判断に従うこと」というのは必要になり得るとの見地に立っており、命の揺らぎを前にして前述のような見解を持つ方々とは馴染むことは無い危険人物(自分の命において)として、知人であっても距離を置くこととしました。


薬害や医者の誤判断による術後のリハビリに苦しみ、コロナ感染に怯えつつ過ごしていたなかで、無意識の加害行為に命を弄ばれているような状況下、腹を決め、いつどうなってしまっても良いようにと身元についての断捨離とばかりに、知人のなかで段階的に今生の別れを告げさせて頂くこともしたのでした。



やすっぽけな今生の別れ


そんな第一弾の今生のお別れを伝えた
なかのひとりよりメールが入り
「ハワイ旅行に行こう」と誘われたのでした。

最近になって波乗りをはじめたらしく、
妙にはまり、ぜひとも波乗りの聖地でもある
ハワイに行って、波乗りの神髄に触れてみたい&一緒にハワイに行っていろいろ教えてくれとハワイ旅行のお誘いの理由が綴られていました。


心臓病の手術に伴い海・波乗りは人生から卒業となり、手術の後遺症で歌も歌えなくなり、開胸術後疼痛症候群の影響で飛行機は無理であり、そもそもが今生のお別れを告げた相手でもあり ...

偉そうな物言いになりますが、長いことこの世にお邪魔させて貰うなかで修羅場も幾つかは搔い潜ってきたように思うのですが、今生のお別れを告げたお相手から今生で連絡があるとは微塵も想像できませんでした。

加えて旅行の目的に及べば個人的に自分自身の思い描いていた人生設計の夢がすべて奪われることになったモノたちで(海・波乗り)、旅行の誘いを断ることなどの簡単な事ではなく、何事も無かったかのように連絡をすべきなのか・今生のお別れを告げたよと再度伝えるべきなのか・デリカシーの欠片も無く人の気も知らねーで&世間の常識の持ち合わせもない者と係わるつもりは無いとでも言うべきなのか etc.

このお相手にどう対応すべきなのか、呆れを通り越して苦笑いしか浮かんでこないのでした。これぞ類友の極みとして踏まえるべきなのか ...



類友の責任は我にありということなのか


ハワイに行ったら会いたい人はいるのですが、
隙あらば?世界中に旅行・冒険に出掛けている
ので会えるとも分からず、もうハワイは想い出の
中だけの地となっています。

とはいっても畜生の浅ましさというか、
未練がましい奴というのか、
女々しさど真ん中ストライクなのか、
ハワイの各サーフポイントに設置されたLIVEカメラの映像をほぼ毎日のように眺めてもいて ...


類は友を呼ぶとの諺からするなら、非常識な相手も類友なのかと自虐のため息なのですが、加齢も含めた最近の体調状況を踏まえるなら、医者の云々などあてにもならず、匙を投げられた医者に自らの食事療法で乗り切ったことも一巡し、残るは憎まれっ子世に憚る、憎まれの怨念パワーに委ねるのみなのかとも思え、ならば常識外の知人という名の輩には徹底的に悪態吐くかと思ってみたりもするのでした。



腑に落ちぬこと多かりし、さりとてここで暮らすのみ

そんな言葉が浮かんでは消えていくのでした ...











笑顔の行方を見つめて

all written by careerwing  T.Yoshida@ponyo



素敵な笑顔溢れる1日でありますように!