み~んな大好きドラえもん


子供たち(一部の大人たちも?)み~んなが
大好きなドラえもん ...

大好きな友達ののび太君達が困っている時には、
ドラえもんは、4次元ポケットから様々な
道具を取り出して助けてくれます。

そんなドラえもんの4次元ポケットから
取り出された代表的なものといえば ...


どこでもドア
どこへでも行きたい場所へ瞬間移動できるドアで、行きたい場所を想像するだけで、ドアが開きます。

タイムマシン
過去や未来へ自由に移動できる機械で、タイムマシンに乗って、歴史上の人物に会ったり、未来の出来事を体験したりすることができます。

四次元ポケット
ドラえもんのお腹にあるポケットで、様々な道具が収納されており、このポケットから必要な道具を取り出して問題を解決します。

たけcopter
竹とんぼの形をした道具で、これを背中に装着することで、自由に空を飛ぶことができます。


代表的なこれら以外にも、スモールライト(物や人を小さくする光線)・アニマル crackers(動物に変身できるビスケット)・翻訳こんにゃく(どんな言語でも翻訳できるこんにゃく)・記憶パン(食べると、過去の記憶を思い出せるパン)など様々なひみつ道具を持っていて、これらの道具を使い、ドラえもんは、のび太君達の日常生活や冒険をサポートしています。

ドラえもんがこれらの道具を使う時には、しっぽを振ったり・回転させたり・変形させたりと、しっぽが鍵となっていますが、ドラえもんのしっぽは、強く引っ張ると、ドラえもんの電源が切れてしまい、しっぽを傷つけると、機能が停止してしまう可能性があり、しっぽを悪用すると、危険な目に遭う可能性があるとても大切なものであることが伺い知れます。


豆知識ながらドラえもんのしっぽは、ドラえもんの体の一部で取り外すことはできず、もともとネズミにかじられた跡で、イヌさんやネコさんと同じようにドラえもんの感情を表現することもあります。


そんなドラえもんのしっぽが大好きな海&波乗り関連の後輩の愛娘ジュンちゃんが「なんで人間にはしっぽがないの? へ~んなの」と言ったのでした。



しっぽの進化の歴史

                  遡ることおよそ5億年前 ...

  地球上の陸地に住む生物(動物)はいなくて、
  この頃の生物は全て海の中に住んでいました。

  そして、このとき海の中なかに住んでいた魚は、
  海中で泳ぐために尾びれを発達させました。


その後、魚のなかの一部が水辺や陸で暮らすようになり、それがやがて色々な動物に進化していった過程で、胸ひれは手足となり、尾びれはしっぽに変化していったのでした。

進化の過程のなかで爬虫類は、走る際のバランスを取るためにしっぽを活用していましたが、さらに爬虫類から進化した哺乳類は、その名残りとしてしっぽがあります。


しっぽは走ったり・立ったりする際のバランス機能であったり、木にぶら下がる際の道具的な機能となったり、寝る時に布団替わりに巻き付けたり、寄ってくる虫を追い払うために使われたり etc.
と、個別に進化する一方、モグラなどのようにしっぽの使いみちがあまり無いような動物では、極端に短くなっており、二足歩行で暮らすようになった人間も、しっぽの使い道が殆どないために、いつのまにかしっぽが無くなってしまったのでした(胎児の頃には、尾骨と呼ばれる骨が存在し、しっぽの名残と考えられています・人にしっぽが無いのは、衣服の着用・脳の発達の影響もあります)。


こうしてみると、動物全体のなかではしっぽを持つものが多く、人間のようにしっぽを持たぬ動物の方が変わっているといえ、じゅんちゃんの「なんで人間にはしっぱがないの? へ~んなの」の言葉は「正にその通り」といえる疑問なのでした。




しっぽはみ~んな知っている

ネコさん・イヌさんをはじめとした
動物達のしっぽに感情が現れる理由は、
主に2つあるそうです。


1.筋肉の動きによる表現意識的な動き

動物のしっぽには、多くの筋肉が集中しており、
これらの筋肉を動かすことで、動物はさまざまな
感情が表現されます。

イヌさんのように、しっぽを振って相手に挨拶を
したり、威嚇したりする動物もいますが、
このような場合は、意識的にしっぽを動かして
コミュニケーションを取っていると考えられます。

ネコさんのように、しっぽを立てて怒りを表現したり、しっぽを下げて機嫌を伺ったりする動物もいますが、このような場合は、意識的に しっぽを動かして感情を表現していると考えられます。


●喜び・興奮    : しっぽを大きく振ったり、左右に素早く動かしたりします。
●警戒・不安    : しっぽを高く掲げたり、体の下に巻き込んだりします。
●怒り・威嚇    : しっぽを逆立てたり、毛を逆立てたりします。
●リラックス・満足 : しっぽをゆっくりと動かしたり、垂れ下げたりします。



2.ホルモンの影響無意識的な動き

喜びや興奮などの強い感情を感じると、アドレナリンなどのホルモンが分泌されしっぽを素早く動かします。また、オキシトシンが分泌されると、動物はリラックス状態になり、しっぽをゆっくりと動かします。
これらのホルモンは、しっぽを動かす筋肉を刺激し、無意識にしっぽを振らせてしまいます。加えて、感情のバランスを取るために、無意識にしっぽを動かしていることもあるのだそうです。


このように、動物のしっぽは、筋肉の動きとホルモンの影響によって、さまざまな感情を表現することができますが、動物の種類によって、しっぽの表現方法は異なり、動物のしっぽの動きを観察することで、その動物の感情を理解することができるといわれています。



誰のためのしっぽ

ドラえもんに出して欲しい道具って何かある?
とジュンちゃんに尋ねてみると、

人に取り付けが出来るしっぽが欲しい
と教えてくれました。

どうして取り外しが出来るしっぽが欲しく
なったの?と尋ねてみると ...




大人になると

人の気持ちが分かって優しくなれるんでしょ?

じゅんはまだ小さくて人の気持ちが分からないから、

しっぽの動きをみていれば、

子供でもその人の気持ちが分かるでしょ



... と教えてくれたのでした。



進化の過程で神様が人類の形から

しっぽを取られた理由が何なのかは分かりません。

ひょっとしたら言葉を使うようになって、

シンプルな心姿を現すことが少なくなり、

逆に素顔を隠すようになったことが

しっぽがなくなった理由なのかと思ってみたり ...



取り外しが出来るしっぽを手にすることは出来ずとも、

経験から察することを覚えることが

見えないしっぽを見ることといえるのかと思うも



じゅんちゃんが人の気持ちを知りたくなった時、

ドラえもんが4次元ポケットから

人に取り付けが出来るしっぽを出してくれたらいいね


と答えたのでした。



ひとにもそれぞれ見た目には見えていないだけで

素直な感情のしっぽはついてる筈ですしネ ...











笑顔の行方を見つめて

all written by careerwing  T.Yoshida@ponyo



素敵な笑顔溢れる1日でありますように!