旅に出たくなる理由(旅の目的)とは ...


物の書に寄れば、旅とは ...

●住んでいる所を離れて、よその土地を
 訪ねること(旅行)。
●自宅を離れて臨時に他所にいること。

と綴られています。


人が旅に出たくなる理由(旅の目的)を調べてみると、代表的な理由として10個の解を知ることなりました ...


1. 現実を離れて非日常的な体験をしたい
  美しい景色を見たり、美味しい食べ物を食べたり、新しい文化に触れたり、
  見知らぬ人との出会いを期待したりすることで、日常以外の新鮮な時間を過ごす
  ことが出来、リフレッシュ効果を得ることができる。


2. 自分自身の見聞を広げる新しい発見をしたい
  普段は見ることができない景色や、出会うことのない人々と出会うことの経験を
  通じて、新しい発見や学びを得ることができ、自分の視野を広げることができる。


3. 自分自身の内面を見つめ直したい
  慣れた普段の生活から離れることで、全ての時間で諸事判断をする必要が生まれる
  ことから、その経験を通じて、自分の価値観や人生観を改めて見つめ直し・考える
  きっかけになる。


4. 人生の思い出を作りたい
  旅先での経験は、一生涯の思い出となり、豊かで艶やかな人格形成に繋がる
  もので、ひとり旅ではない家族や友人との旅でも、人間関係の絆を深めること
  ができる。


5. ストレスから解放されてリラックスしたい
  生きるために過ごす日常のストレスから離れ、普段とは違う環境の中で時間を
  過ごすことで心身の緊張感が解け、身体と心の疲れを癒し、英気を養うことが
  出来る。


6. 好奇心を満たしたい
  非日常を過ごす旅先では、様々なことに
  好奇心を刺激され、知識欲を満たしつつ
  普段忘れがちになってしまっている好奇心
  旺盛な子供心を取り戻すことが出来る。


7. 新しい人との出会いを求めて
  旅先での時間は、様々な人と出会うことができ、こうした出会いを通じて、
  新たな友情や恋愛などが生まれたり、人間関係が育まれたりすることがある。


8. 自分自身へのご褒美
  仕事や勉強を頑張った自分へのご褒美として、人生のなかのイベントの区切りや
  彩りのひとつとして旅に出ることで素敵な経験を得ることが出来る。


9. 冒険心を刺激したい
  普段とは違う環境に身を置くことで、冒険心を(好奇心)くすぐり刺激することが
  自らの判断・行動によって容易くアプローチすることが出来る。


10. 世界を広げたい
  旅の時間のなかでの見聞を広げる経験(上記2.の自然的な受動経験)を通じ、
  旅行から戻り日常生活を過ごす中での具体的な変化を期待して旅時間を過ごし、
  自分の世界を広げることができる(意識的な能動経験)。



旅に出る目的は人それぞれですが、旅を通じて得られるものは、どれも人生を豊かにしてくれる貴重な経験になります。

日常生活に変化の刺激が欲しいなぁと感じた時、旅をしたい欲求が芽生え始めるのでしょうか ...






旅の主人公





「かわいい子には旅たびをさせよ」という諺がありますが、これは交通機関の整備が行き届き、街の機能が利便性に溢れている現代とは違い、旅をすること自体が困難で辛いものだった(時には命懸けのことも含み)時代に生まれた背景がある言葉で、「大事な子どもだからこそ、子供の成長のために手元に置いて甘やかすのではなく、旅をさせて厳しい経験を積ませるべきだ」という意味になります。

実子には戻ってくると無意識に確信しているため旅をさせることもありますが、同じ子供であっても育ての親として、ネコさん・イヌさんに「旅に出ておいで」となることはまずないかと思われます。

人が旅に出たくなる理由(旅の目的)は先述の通りですが、これとは別に旅の効用のひとつに「戻る場所があることを知れる」ことなのかと思います。

「かわいい子には旅たびをさせよ」と同じく「若い時の苦労は買ってでもせよ」ともいわれます。

これからすれば、不便が常だった昔の方が旅を通じた自己成長に繋がる機会は多くあり、正に諺による教えそのものがあったのだと思います。
社会成長が進んだ現代においては、Webを通じた疑似体験も容易く出来るようになりましたが、それは逆に自己成長機会を失うと捉えることも出来、現代においては自分で自分に「かわいい子こには旅たびをさせよ」と叱咤激励の意識を持ち、昔よりも積極的に旅に出ることが必要なのだと思ってみたりもします。



人生の終わりなき旅

出張族として過ごした十数余年の日々は、
無意識のうちに自分自身の自己成長に寄与して
くれていたことを痛感します。

心臓病を患い、飛行機に乗ることには
怖さがありもう出来ないのかとも思いますが、
老いた今だからこそ目的を定めぬ旅に出たい
欲求に駆られ続けてもいます。

それは、「かわいい子こには旅たびをさせよ」でも「若い時の苦労は買ってでもせよ」とも当然に違い、旅支度を済ませて玄関を出る時からはじまり、旅が終わり家に戻り、玄関の扉を閉めて鍵を掛けた瞬間に無意識に吐き出す安堵のため息に包まれた「帰る場所に帰って来た悦び」の体現欲求といえるのでしょうか。




終わりなき人生の旅



ご近所の散歩とは違う、その日に帰る場所が違うことの

素敵な寄り道のような人生時間の過ごし方



人生の旅はこれからも果てしなく続くのでしょうか ...

旅することが出来なくなった時、

その時こそ心身ともに老いた時だと思っています。



帰り着く家の温かさを全身に受け止めながら、

「 ただいま。帰ったよ~ふぅぅ ... 」

で終わる旅に出たいと思う今日この頃なのでした ...











笑顔の行方を見つめて

all written by careerwing  T.Yoshida@ponyo



素敵な笑顔溢れる1日でありますように!