み~んな進化していまがある


古より現在に至る、人類の進化の大きな流れは、

  ① 猿人 (アウストラロピテクス)
  ② 原人 (ホモ・エレクトス)
  ③ 旧人 (ホモ・ネアンデルターレンシス)
  ④ 新人 (ホモ・サピエンス)

この4つの段階に区分されるといわれています。


人類は、約700万年前にサルの仲間から分かれて、2本の足で立って歩くようになったと考えられていますが、これにより両手が自由になったことでさまざまな作業が可能になったと推察され、この行動変容の状況変化に伴い、脳も発達していきました。

これまで世界各地で発見された人類の化石の頭骨の比較をしてみると、4つの段階の進化の過程で脳頭蓋の大型化や顔貌の変化が進行し、次第に現代人的な形質が獲得されていった様子がよく分かります。


ここまではなんとなく学校の勉強で習ったことになりますが、20~30万年前にアフリカで誕生したといわれている④新人(ホモ・サピエンス)から、人類は、さらに進化若しくは退化の変化をするのか・しているのかに個人的には興味を抱くのですが ...

それに加えてもう一つ感じている不思議なこと ... ネアンデルタール人やデニソワ人といった旧人や、ジャワ原人の子孫であるフローレス人なども同時期に暮らしていたなかで、アフリカのひとつの地方集団にすぎなかった新人のホモ・サピエンスがなぜ、多様を極めていた人類のなかで生き残ることになったのかのミステリーにも興味津々なのでした。


こうして綴ると、考古学における人類の進化を紐解こうとしてるのかと思われるかも知れませんが、けっしてそんな大それたロマンの旅に出たいのではなく、もっと単純に人類は進化を遂げて現在を迎えているが、果たして生物としての成長はしているのだろうか?という素朴な疑問を持ち続けているからなのでした。




さらに ... さらにさらに

 さらに噛み砕くと ...

 動物たちはそれぞれの種類ごとに遺伝子レベルの
 成長変化を生存本能として行い今に至っている
 筈だと思うのですが、人類においては、
 人類としての生存本能に基づく遺伝子レベルの成長
 変化を遂げているのだろうか?

 といったことになります。



まだわかり難い ... さらにさらに噛み砕くよりも溶かしてみると ...

国際の平和及び安全を維持する目的の国連は機能せず、世界中で紛争や戦争は繰り返され、ひと個人・国単位の罪と罰のルールを設けても守られはせず、権力という我欲に支配され、人権がいとも簡単に犯されていく現実のなかで ... 人が人を殺しても・国が人を殺しても勝者と敗者に分けられ勝者は全ての正義となる大いなる哀しみを通り越した滑稽な状況を見るにつけ、人類に罪と罰のルールを設けても改まることのない状況は、遺伝子レベルでの成長などは微塵もなく、逆に見難く退化しているのではないのか?といった愚見から感じているものなのでした。


... 同じ地球上にいた多様を極めていた人類のなかで生き残ることになった新人(ホモ・サピエンス)は、新たな人類の誕生により滅び、より生物としての成長を遂げた新しい人類が進化の第五世代として、人類の進化の歴史を塗り替えるのではないかと想像してみたりもするのですが ...




進化と退化

進化とは、生物の集団が世代を経ながら変化していく過程であり、この変化の背景には遺伝子の変異があります。


進化は、次の3つの条件が揃ったときに生じます。

①集団の中に特徴の異なる個体が存在すること
②その特徴の違いが遺伝子の違いに起因すること
③特徴の違いに応じて生存率や繁殖率が異なること

この3つが進化にとっての絶対条件となります。


遺伝子の進化(生物進化の根本)とは、遺伝子(DNA)が自己複製をして子孫に受け継がれていきながら、突然変異を蓄積して変化してゆくことであるとされています。


空想の世界の出来事ですが ...

人類の成長を決める遺伝子の進化検討委員会があり、遺伝子の進化に繋がる突然変異を認めますか・認めませんかという多数決の決議があるなら、両手を挙げて賛成票に一票を投じたいと思うのでした。


物の書によれば、戦争とは、「国家が他国(交戦団体を含む)に対し、政治的意思を貫徹するためにとる最終的かつ暴力的手段で、軍隊と軍隊とが兵器を用いて戦うこと」とあります。

実際には、市民や子供たちが傷付き、命を奪われる殺人行為であるにも関わらず、勝者は正義となりお咎めなしで、敗者は戦争責任を取ることになります。

これは個々人の命よりも重要なものが他にあるとのことを意味するもので、種々の大いなる矛盾ながら、不戦の誓いがあるなかで、戦争にもルールが存在するとのことで(守られなどしていない実態が現実)論理思考は溶け出していきそうになります ...

言葉を変えれば、人殺しにもルールありと定めている訳であり、罪と罰を定めても守ることをせず、ならば遺伝子レベルでの生存本能の成長変化は無いままに過ごしているというのが人類の実態となり、ならば突然変異による新たな人類の進化の第五章を望みたいと、終わらぬ哀しみの姿を見つめながら思うのでした。




                      未来へ託す想い

  2006年からはじまったサントリー『BOSS』の
 「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」

  アメリカの俳優のトミー・リー・ジョーンズが、
  胸で呟くこのフレーズが身に染みるのです ...





このろくでもない、すばらしき世界


いまこの時、人が人の命を奪い殺しあう戦争が行われています。

歴史上、繰り返され続けた哀しみの学びを活かす事さえせず、

戦争を絶対悪として扱えぬ人類の進化などあり得るのでしょうか?




地球上に戦争が行われぬ1日の姿を見てみたいと思っていましたが、憎まれっ子世に憚る効力も弱くなりつつある今日この頃、ボクにはもうそれを見届けられる時間が限られているのです ...

せめて今の子供たちが未来に向けて希望と笑顔を向けられるような素晴らしい地球に自らの手でして欲しいと願っています。




これまで多くの人々が切に願っても叶わなかった平和な世界



遺伝子の突然変異がどうやって起こるのかは分かりませんが、

このろくでもない世界を誇ることのできる素晴らしい世界に導くために

人類の遺伝子に突然変異の発出を望み続けるのでした。









笑顔の行方を見つめて

all written by careerwing  T.Yoshida@ponyo



素敵な笑顔溢れる1日でありますように!