「人生・運命・宿命」って ...


海仲間の愛息子で中二病仲間!?でもある、
おら ... 青春ど真ん中だもんね !!
の高校生のK君に ...

「ターさんは、自分の人生の運命を見つめて
宿命とかって感じたことってある?


と ... 正月の残り物?の大好物の伊達巻を美味しく
頬張っている時にいつになく真剣な表情を浮かべ
ながら尋ねられたのでした。

自分自身の人生というものを見つめて考えはじめ、運命・宿命などといったことに思考や感情が刺激され始める時期とは、正に思春期を終えて青年期に入る中二病発症の頃となるのでしょうか ...

己を思えば大人に好かれることは少なく、青年期の子供たちに妙に懐かれることが多いのは、ボク自身が永遠の中二病を抱えて過ごしている大人になり切れなかった大人擬きで、彼等の無意識の反面教師の存在と認識してのことなのでしょうか? ... ふぅぅ

大人としての完成は不出来でしたが、人としての完成は ... だもんねなどと意味もなく嘯いてみるのですが、もうこれ自体が不出来の証明でもあるといえるのでしょう ...

そんな奴に尋ねて来る「人生・運命・宿命」って ... と思いつつ、「パパとママに内緒でノンアルビールを持ってきてくれたら話すわ ... 」と伝えたのでした。


Click it ! 中二病 とは フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より





感情アラカルト



これまでの研究により、人間の感情には「喜び・悲しみ・怒り・驚き・恐れ・嫌悪」の6種類の基本感情があることが分かっていました。

その後、研究が進み、6種類の基本感情に加えて、合計27種類に分類できる感情が存在することが明らかになりました(合計全33種類の感情分類)。

新たに追加されることとなった27種類の感情とは ...

「敬服・崇拝・称賛・娯楽・焦慮・畏敬・当惑・飽きる・冷静・困惑・渇望・嫌悪・苦しみの共感・夢中・嫉妬・興奮・恐れ・痛恨・面白さ・喜び・懐旧・ロマンチック・悲しみ・好感・性欲・同情・満足」

となりますが、この時の研究により、「どの感情についても、それ単独で存在して表出するというのではなく、他の感情と一対となり一緒に存在している」ことも発見されました(ex.痛恨と悲しみ・嫉妬と渇望 etc.)。


感情とは、人間や動物が物事や何かの対象に対して抱く気持ちのことであり、これこそは千差万別の個性の塊として捉えることが出来るものだといえるでしょうか。




悩みのテーマと感情と態度


中二病仲間の高校生のK君のこの時の感情は、
四方を人生という大きな壁で囲われたような
「当惑と困惑と恐れ」に出口を求めての
「焦慮と苦しみの共感」が滲んでもいました。

うがぁ ... 壮大な哲学的テーマに悩み・尋ねて来ているのにも係わらず、
彼の膝の上にはお年玉で買い込んだ宝物のエレキギターを持っているという、
何とも行動の整合性が矛盾に溢れている状態で、これこそが中二病ゆえのことなのかも知れないなぁと、妙に微笑ましく感じてもいたのでした。


運命destinyとは ...

人生は、天の命によって定められているとする思想に基づいて考えられているもので、人の意思を超えて身の上に起きる幸福や不幸を与える超自然的な力のこと。
若しくは、そうした力によってやってくる幸福や不幸やその巡り合わせや成り行きのことをいいます(= 命運)。


一般に「運命」の同義語として「宿命」が用いられますが ...

運命とは、「命を運ぶ」と綴られ、自分自身の努力と意思で、授かった命を運んでゆく(ある意味、自由に変えてコントロール出来るもの)という意味があり、
宿命とは、「命が宿る」と綴られ、この世の中に命を授かった時に、既に自分の中に宿り、決まっていた絶対的なものを指します(最大事は死で、努力では変えようがないもの:仏教的には、因縁因果として生まれながらに定められた変えることのできない資質のこと)。


スピリチュアルの世界での捉え方でいうなら ...

宿命は、神様が勝手に私たちに与えた条件などではなく、自分が生まれる前に「自分自身に課した課題である」と考え、心の成長を果たすために自らの意思で選択したモノであり、それは同時に、自分自身がこの世において果たさなくてはならない「役割」という事になるのでしょうか ...

そして、宿命が「人生における自分自身の役割」であるならば、運命は、その役割をうまく果たしてゆくために自分自身の意思と努力で選択してゆくものと定義できるのかと思います(スピ系に造詣が無く解釈違いの際はスミマセン)


ここに綴ったことを別の言葉に置き換えるなら「生きるとは何か」といえ、そんな人生の命題に向き合うタイミングこそが、思春期の終りから青年期に掛けてのことであり、高校生のK君も正にといった感じなのでした。

まぁ ... ボクに取っての問題?は、人類創生からの大命題をアンプも通さずにペンペンした音を出して弾き続けながら尋ねられている状況と内容が噛み合わぬカオスへの納得だったのですが ...



悩んだら他者に学ぶのだ

    高校生のK君の問い掛けに
    自分の言葉を伝えるよりも良かれと思い、
    直ぐにスマホで検索をして、
    作者不詳のこの言葉を伝えたのでした。




考えは、言葉となり、
言葉は、行動となり、
行動は、習慣となり、
習慣は、人格となり、
人格は、運命となる。


          Watch your thoughts, for they become words.
            Watch your words, for they become actions.
            Watch your actions, for they become habits.
            Watch your habits, for they become character.
            Watch your character, for it becomes your destiny.




ハト豆の表情を浮かべる彼に、

運命や宿命に能書きではなく真っ直ぐに向きあうとしたら、これだけのことをしなければ理解することは難しく、いまは、考えを言葉にする前の状態ってことかな ...

決して善し悪しの話しではないので、自分なりの解を経験則として得られるようになるための行動原則がここに綴られているんだと思うで ...

俺自身は、運命や宿命などというものに特に興味を抱かずに過ごして来たので、上手い答えを伝えてあげれないけれど、自分なりの解が見つけられたら、人生にとって素敵な事は間違いないと思うよ。

... などと偉そうに伝えたのでした。


そして彼はボクの手からスマホを奪い?しばらく眺めていると、何やら勝手に検索をしはじめたのでした ...




The greatest happiness of life is the conviction
that we are loved –
loved for ourselves, or rather, loved in spite of ourselves.

by Victor Hugo






人生最大の幸福は、
愛されているという確信である。

自分のために愛されている、
否、もっと正確には、
こんな自分なのに愛されているという確信である。



ヴィクトル・ユーゴーのこの言葉がいまの自分には妙にしっくりくると検索結果の画面をこちらに向けながら伝えてくれたのでした。



頭のなかでは、「愛されることの大切さは、愛すること・人のために生きることの価値に気付くこと」なんてことを想いもしたのでしたが、「役立つかもしれないから、一度、レ・ミゼラブルを読んでご覧よ」と伝えたのでした。


中二病の新人と人生ベテラン組の2人 ...

彼が見つけた自分なりの人生の解を手中にした時、ボク自身はどんな変化を迎えているのだろうかと、伊達巻にノンアルビールとサービスにと持って来てくれたチーズを咥えながら、思わず微笑みが浮かんでしまったのでした。




何より大事なのは、人生を楽しむこと。

幸せを感じること、それだけです。



The most important thing is to enjoy your life
- to be happy - it’s all that matters.


Audrey Hepburn




運命・宿命というものは、これを想いながら人生を歩むのではなく、人生を歩んだ振り返りのなかでそれ以外の理由が見つけられぬ時にこれを想うものなのだろうなぁと、中二病を胸の中に秘めて隠した大人擬きは想い、己の内に隠すことが出来ずに駄々洩れ状態の高校生のK君に「運命・宿命などに囚われず、先ずはニカっと笑いながら人生を楽しめ!」と思っていたのでした ...










笑顔の行方を見つめて

all written by careerwing  T.Yoshida@ponyo



素敵な笑顔溢れる1日でありますように!