人見知り・シャイネス(Shyness)とは ...


人見知り」とは、子供が知らない人を見て、
恥ずかしがったり嫌ったりする対人態度ことで、
大人の場合は「はにかみ屋・恥ずかしがり屋・
内気・照れ屋」などの言葉をあてるのが標準的で、
社会心理学では、社会的場面での上記のような
行動傾向を「シャイネス(Shyness)」といいます。

シャイネス 」は ...
人間の持つ個性のひとつとして捉えますが、単に対人関係に消極的なだけでなく、
緊張や気後れといった対人不安を伴う特徴があるともいわれています。

シャイネスは、社会心理学的に「他者が存在することによって生じる不快感と抑制」と位置づけられたり、「他者から評価されたり、評価されると予測することによって生じる対人不安と行動の抑制によって特徴づけられる感情:行動症候群」と定義されたりもします。



人見知り(Shyness)の改善策として ...

本人自身の自己評価が必要以上に低い場合、他者も自分に対して低い評価をしていると思ってしまい、それが人見知りの原因になる場合が多いとされています。

実際は、他者が自分に対して低い評価や否定的な評価などはしていないことが少なくなく、過剰に低い自己評価の改善のために、考え方を修正して現実に即した適切な考え方・捉え方を身につけ、それに基づいて行動を重ね、成功体験を繰り返して経験していく(適正な認識を重ねていく)ことが重要であるとされています。

その他、自分の良いところに気付きを得たり、例え些細に思えることでも過去の成功体験を思い出して再認識することなども、適正に自己評価を高める上で効果があるとされており、この際「周囲の人たちによるサポートが同時にあることが望ましい」とされています。



奴の人見知り改善の秘密

『人見知り等というものはある意味、若者の特権(?)であり、ある程度の社会&人生経験を積んだ者であるなら、人見知り的な性格要因である、「内気・照れ屋・はにかみ屋・恥ずかしがり屋等というものは、自意識若しくはナルシズムの問題として捉え、改善若しくは対応策を見つけるのが大人・人としての成長というものだ』  ... という内容の何かの本を読んだ記憶があります。

フムフム ... 一理はあると思うと同時に人見知り傾向の行動特性が社会生活上において問題を起こしていないなら自分自身の特徴のひとつとして意識して適宜、自己対応を見つめる位のことで充分だと思ってみたりも ...


... そんな人見知り仲間(?:ボクは人見知りなのです)だった類友のRは、最近、仲間内でも「何があったのか、とても社交的になった」と専らの噂があがる程だったのですが、その秘密を知るのはボクとRの嫁とR本人の3人だけなのでした。

奴の人見知りが改善されたのは、変身願望を満たしたことが切っ掛けでした。

それは ... 奴の会社にワーキングホリデーを使い留学に来ていたドイツ人の青年の趣味が日本のアニメと漫画だったことから、ある時「秋葉原とコスプレイベントに行ってみたい」と相談され、ならばとお互いの休みを調整して、秋葉原を散策し、コスプレイヤーが集うコスプレイベントにはじめて二人で参加をしてみたのだそうです。

そこでドイツ人の青年のテンションはMAXとなり、次の機会には自分も大好きなアニメのキャラのコスプレをして参加してみたいとの熱烈な願望を聞かされ、「ぜひまた一緒にいきましょう」と猛烈に誘われたらしいのです。

はじめは「恥ずかしいからイヤ」と断り続けていたそうなのですが、「顔も隠せるし、日本語が覚束ないからコスプレ衣装のレンタル貸出対応も出来ないし・何かあったら不安だし etc. 」と泣きつかれ、意を決して、コスプレイベントの参加についての諸々を徹底的にリサーチしていざ参戦となったらしく、結果、コスプレの魅力にはまってしまったらしいのでした ...



                  コスプレイベントへの参加

休日のたびにドイツ人青年と一緒に楽し気に遊びに行き続ける奴を怪しんだR嫁が、「こそこそと休みの度に何をしてるのか?」と問い詰めた結果、「恥かしくて言い出せなかったが、コスプレイベントに参加している」とのカミングアウトを聞くことになったらしいのです。

ありがちな夫婦の話だと「いい歳して何をやってんのよ!」とでもなるように思うのですが、出来た嫁というか、出来た家族というか、R嫁自身もコスプレをしてみたいとなり、一人娘にも話しが伝わり、結果、家族3人とドイツ人青年の4人でコスプレイベントに参加することになっていったのでした。


そして、はじめはコスプレ用のレンタル衣装を借りていたのが物足りなくなったのか、R嫁と愛娘が手作りで衣装を創り出すようになり、自宅にミシンも買い込み ...




自己変容を遂げられた秘密

コスプレイベントの参加を通じて、
格好いいと言われたり、記念写真を撮られたり、
新しい仲間が出来たり etc.
自己評価のあり方が変化した奴は、不思議なくらい
笑顔が増え、シャイネスの人見知りだったことなど
信じられぬほどにアクティブになっていったのでした。

ある時、ボクからR嫁に対して「本当に自分自身も
コスプレをしてみたかったの?」と尋ねてみると、
クスっと悪戯っぽく笑い「旦那が変わるいい機会だと思って、乗っかってみただけだよ」と言われたのですが、自己変容にとって重要なサポーターの役割を彼女が果たしていたことを改めて知ることになったのでした ...

そして、奴自身の内面では、「知らないことは、恥ずかしいこと」などといった思考ではなく、「知らないことは知りたいこと」なのだと行動変容が促され、最近では、愛娘にTikTokや若者言葉などのレクを受け、聞くところによると会社では評判が高まり、すっかりイケオジ扱いになっているらしく ...


そんな奴に「次のコスプレイベントに一緒に参加しようぜ」と誘われたのですが、
アニメのキャラクターに扮するのではなく、LGBTQの流れを受け、ドラァグクイーンdrag queen)の女装パフォーマーになるとの話しを聞き、せめてロックバンドのKISS位ならやってみてもいいかと思ってもいたのですが「オレ ... シャイだからさ ... 」とやんわり断りを入れたのでした。


う~ん・・・コスプレを受け容れた家族愛は素直に凄いなぁと感心しつつも、ついにドラァグクイーンまでOKなのかと、まだまだお子ちゃまな自分を見つめることになったのでした ...










笑顔の行方を見つめて

all written by careerwing  T.Yoshida@ponyo



素敵な笑顔溢れる1日でありますように!