それは ... フェロモン
見えたり・匂ったり・聞こえたりもしないのに
放出元へと誘われ・引き寄せられてしまう不思議 ...
... それが、フェロモン(pheromone)。
「フェロモン(pheromone)」の言葉は造語で、
ギリシャ語の「pherein(運ぶ)」と
「hormao(刺激する)」の2つの言葉を合わせて
1959年に「pheromone(刺激を運ぶもの)」という言葉が作り出されて現在に定着したのだそうです。
(1963年に命名との説もあり)
フェロモンの特徴・特性としては、動物や微生物が体内で生成して体外に分泌後、
その同種の他の個体に一定の行動や発育の変化を促す生理活性物質のことを指し、
簡単にいうなら、先述の通り、同じ仲間への誘い成分のことといえるでしょうか。
フェロモンの存在がまだ解明されていなかった1878年に出版されたジャン・アンリ・ファーブルさんの代表作である「昆虫記(ファーブル昆虫記)」のなかにオオクジャクガのたった1匹のメスに対して、40匹のオスがいっせいに羽をはためかせて近寄っていくとの描写があり、この不思議な現象についてファーブルさんは、オオクジャクガのメスが出した未知の物質にオスが反応したと考えていたのだそうです。
ボクはといえば、ファーブル昆虫記は読んだことがあるのに記憶にあるのは「フンコロガシ」のことだけで ...
そして、ファーブルさんの死後40年以上たってから、カイコガには雌が雄を引きつける物質があり、これが「性フェロモン(性誘因物質)」として認められたのが最初の発見となるのだそうです。
その後に研究が進み、昆虫の行動は本能行動であり、ごく限られた刺激に対して限られた反応を返すように組み立てられている傾向があり、その中でフェロモンの果たす役割はとても大きいことが分かったり、哺乳類や爬虫類をはじめ人間においてもフェロモンの存在が見つかったりもし、さらに研究が続けられているのだそうです。
フェロモンの種類
フェロモンはこんなに沢山の種類があるのだ ...
性フェロモン:
成熟して交尾が可能なことを他の個体に知らせたり、それを追って異性を探し当てるのに使われる。
リリーサーフェロモン:
他の個体に特異的な行動を触発させる。
道標フェロモン:餌の在り処など、目的地から巣までの道のりにフェロモンを残し、その後を他の個体に辿らせる(蟻など)。
集合フェロモン:
交尾や越冬などのために仲間の集合を促す(ゴキなど)。
警報フェロモン:
外敵の存在を仲間の個体に知らせる(蜂など)。
プライマーフェロモン:
受容した個体の内分泌系に影響を与える。
そしてさらにこんなのもあるのです ...
女王フェロモン:
ハチやアリなど社会性昆虫は、
階級分化物質や女王物質と言われるものによって、
階級社会の形成と維持をしている。
性周期同調フェロモン:
ヒトで初めて発見されたフェロモンで、腋下部から分泌される無臭のフェロモンで、それを嗅ぐことにより月経の周期が変化する。
同じ種の間だけに理解出来る言葉や合図というのは不思議なものだよなぁと思うのですが、形として認識できないのに確かな存在を感ずることになるフェロモンというものはさらに凄いなぁなどと、生命の神秘を感じてしまうのでした。
フェロモン放出ちうなのか ...
子供がいない海関係の後輩の家では、
ネコさんを家族に迎え入れるか、イヌさんにするかで長い間話し合いが続いていましたが、一緒に出掛けたお店で、まだ小さなフレンチブルドックの子供と出会い、夫婦揃って家族に迎え入れたいとなり、いまでは目に入れても痛くない程の溺愛振りを夫婦揃って見せてくれているのでした。
それからボクは、後輩夫婦の家にあまり遊びに出掛けなくなりました。
それは ...
家に遊びに行くと夫婦二人からの凄まじい
ジェラシー攻撃を受ける羽目になるからなのでした。
ボクが夫婦の家に遊びにいくとフレンチブルドックさんの様子が可笑しくなり、普段見たことのない興奮状態となり、ネコさんに擬態したのかって程に玄関でスニーカーをがしがし咬み続けていびきのような音を立てながら匂いを嗅ぎ、妙にご機嫌なハイテンションの雰囲気で小走りにやって来ては、ボクが後ろを向いていると、黄門様めがけて鼻を突っ込んでフガフガしはじめるのでした。
フレブルさんの予期せぬ突然の羞恥攻撃に
こっちもあられもない声を天に向け
「っへ ... ふはぁ ... 」
と惚けた声を上げてしまうのですが、
これまでにこつこつと築き上げてきた
大人のイメージ戦略を崩してはならんと
気を引き締め直すと、今度は前方向から
股をめがけてダイブしてくるのです ...
そしてまたフガフガした後は、
妙に恍惚の表情を浮かべて静かになる ...
夫婦二人から
「風呂入って股間を洗っているのか?」と言われ、
ポカを喰らわすも、「絶対に何か出てるに違いない
から嗅がせろ」と言われ、そんな趣味(?)を持たぬボクが逃げ惑っていると、
その後ろをフレンチブルドックさんが追い掛けて来るというのが家に遊びに行った時の完全なデフォルト状態となってしまったのでした。
フェロモンというものは意識してそれを出すことが出来るものなのでしょうか?
本能として自然に溢れてしまうものなのでしょうか?
それでも問題は ...
フェロモンはボクの場合、同種である人に効かなければ意味もなく・ならぬ筈なのにフレンチブルさんにのみ効いてしまっている(感知されている)ことなのでした。
な・なんか出てるんすけど ... と言っても誰にもわからず、
ど・どうすれば良いのでしょうか ...
フェロモンだしちゃうぞ ... ぴぃゅっ
笑顔の行方を見つめて
all written by careerwing T.Yoshida@ponyo
素敵な笑顔溢れる1日でありますように!
見えたり・匂ったり・聞こえたりもしないのに
放出元へと誘われ・引き寄せられてしまう不思議 ...
... それが、フェロモン(pheromone)。
「フェロモン(pheromone)」の言葉は造語で、
ギリシャ語の「pherein(運ぶ)」と
「hormao(刺激する)」の2つの言葉を合わせて
1959年に「pheromone(刺激を運ぶもの)」という言葉が作り出されて現在に定着したのだそうです。
(1963年に命名との説もあり)
フェロモンの特徴・特性としては、動物や微生物が体内で生成して体外に分泌後、
その同種の他の個体に一定の行動や発育の変化を促す生理活性物質のことを指し、
簡単にいうなら、先述の通り、同じ仲間への誘い成分のことといえるでしょうか。
フェロモンの存在がまだ解明されていなかった1878年に出版されたジャン・アンリ・ファーブルさんの代表作である「昆虫記(ファーブル昆虫記)」のなかにオオクジャクガのたった1匹のメスに対して、40匹のオスがいっせいに羽をはためかせて近寄っていくとの描写があり、この不思議な現象についてファーブルさんは、オオクジャクガのメスが出した未知の物質にオスが反応したと考えていたのだそうです。
ボクはといえば、ファーブル昆虫記は読んだことがあるのに記憶にあるのは「フンコロガシ」のことだけで ...
そして、ファーブルさんの死後40年以上たってから、カイコガには雌が雄を引きつける物質があり、これが「性フェロモン(性誘因物質)」として認められたのが最初の発見となるのだそうです。
その後に研究が進み、昆虫の行動は本能行動であり、ごく限られた刺激に対して限られた反応を返すように組み立てられている傾向があり、その中でフェロモンの果たす役割はとても大きいことが分かったり、哺乳類や爬虫類をはじめ人間においてもフェロモンの存在が見つかったりもし、さらに研究が続けられているのだそうです。
フェロモンはこんなに沢山の種類があるのだ ...
性フェロモン:
成熟して交尾が可能なことを他の個体に知らせたり、それを追って異性を探し当てるのに使われる。
リリーサーフェロモン:
他の個体に特異的な行動を触発させる。
道標フェロモン:餌の在り処など、目的地から巣までの道のりにフェロモンを残し、その後を他の個体に辿らせる(蟻など)。
集合フェロモン:
交尾や越冬などのために仲間の集合を促す(ゴキなど)。
警報フェロモン:
外敵の存在を仲間の個体に知らせる(蜂など)。
プライマーフェロモン:
受容した個体の内分泌系に影響を与える。
そしてさらにこんなのもあるのです ...
女王フェロモン:
ハチやアリなど社会性昆虫は、
階級分化物質や女王物質と言われるものによって、
階級社会の形成と維持をしている。
性周期同調フェロモン:
ヒトで初めて発見されたフェロモンで、腋下部から分泌される無臭のフェロモンで、それを嗅ぐことにより月経の周期が変化する。
同じ種の間だけに理解出来る言葉や合図というのは不思議なものだよなぁと思うのですが、形として認識できないのに確かな存在を感ずることになるフェロモンというものはさらに凄いなぁなどと、生命の神秘を感じてしまうのでした。
子供がいない海関係の後輩の家では、
ネコさんを家族に迎え入れるか、イヌさんにするかで長い間話し合いが続いていましたが、一緒に出掛けたお店で、まだ小さなフレンチブルドックの子供と出会い、夫婦揃って家族に迎え入れたいとなり、いまでは目に入れても痛くない程の溺愛振りを夫婦揃って見せてくれているのでした。
それからボクは、後輩夫婦の家にあまり遊びに出掛けなくなりました。
それは ...
家に遊びに行くと夫婦二人からの凄まじい
ジェラシー攻撃を受ける羽目になるからなのでした。
ボクが夫婦の家に遊びにいくとフレンチブルドックさんの様子が可笑しくなり、普段見たことのない興奮状態となり、ネコさんに擬態したのかって程に玄関でスニーカーをがしがし咬み続けていびきのような音を立てながら匂いを嗅ぎ、妙にご機嫌なハイテンションの雰囲気で小走りにやって来ては、ボクが後ろを向いていると、黄門様めがけて鼻を突っ込んでフガフガしはじめるのでした。
フレブルさんの予期せぬ突然の羞恥攻撃に
こっちもあられもない声を天に向け
「っへ ... ふはぁ ... 」
と惚けた声を上げてしまうのですが、
これまでにこつこつと築き上げてきた
大人のイメージ戦略を崩してはならんと
気を引き締め直すと、今度は前方向から
股をめがけてダイブしてくるのです ...
そしてまたフガフガした後は、
妙に恍惚の表情を浮かべて静かになる ...
夫婦二人から
「風呂入って股間を洗っているのか?」と言われ、
ポカを喰らわすも、「絶対に何か出てるに違いない
から嗅がせろ」と言われ、そんな趣味(?)を持たぬボクが逃げ惑っていると、
その後ろをフレンチブルドックさんが追い掛けて来るというのが家に遊びに行った時の完全なデフォルト状態となってしまったのでした。
フェロモンというものは意識してそれを出すことが出来るものなのでしょうか?
本能として自然に溢れてしまうものなのでしょうか?
それでも問題は ...
フェロモンはボクの場合、同種である人に効かなければ意味もなく・ならぬ筈なのにフレンチブルさんにのみ効いてしまっている(感知されている)ことなのでした。
な・なんか出てるんすけど ... と言っても誰にもわからず、
ど・どうすれば良いのでしょうか ...
フェロモンだしちゃうぞ ... ぴぃゅっ
all written by careerwing T.Yoshida@ponyo
素敵な笑顔溢れる1日でありますように!