訳ありジジーが医者の勧めで糖質制限(炭水化物カット)ダイエットをすることになり早や3ヵ月が過ぎました。
静かにしていると身体の痛みに気持ちが負けそうでもあり、口を開けば人々の命より重いと言わんばかりの東京2020オリパラへの絶対正義への愚痴となりがちな今日この頃ゆえ、気分転換も含めて、ジジーのダイエット記事を綴りはじめてやろうと思うのでした・・・

はじまりは「な・なんだこいつ~!!」の心の叫びだった


心臓病を患い、手術により最悪の事態は免れるも、その後の投薬治療の影響により、アキレス腱痛(痛風)の発症や糖尿病の恐れ、人工透析の実施等々が顕著となり、医者の判断であれこれと手を施すも、何かをすればするだけ別の負の副作用が起きる悪循環のなかで、精神的にも疲弊し、身体の痛みだけを抱え続けていた。

医者からの指示で管理栄養士による食事指導を受けるも、貧乏ゆえの粗食に驚かれ(?)、特段の問題は見当たらないが、食生活のリズムがバラバラであることと、不眠も含めた深夜活動時の間食の改善を指摘され、適正体重維持のための食事&カロリー摂取のレクを受けることとなった。

2つの科の担当医に管理栄養士との話し合い状況を伝えると、「食事に気を付けることと併せて運動をしましょう」と二人とも言ってきた。

痛風による足首以下の腫れや痛みで、時に歩行もままならず松葉杖を使わざるを得ない状況もあるなか、「痛みがあっても動いた方が良いのか?」と尋ねると、あーだこーだと医者独特な机上論を話され、最後には「自分の身体なんだから」と上から目線で半ば切れ気味に話され、こちらが卑下する必要も微塵もないことから「具体的にどうすれば良いのかを教えてくれ」と斬り込むと「内科の副医院長の受診をするように」と伝えられた。

それまでの溢れる能書きの帰着が「副医院長の受診」とのことに、ジョイマンの「な・なんだこいつ~!!」のフレーズを心の中で大声で叫ぶことになったのだった。

※参考:ジョイマン【ネタ】な、なんだこいつ~!!【よしもと若手祭り】

糖質制限(炭水化物カット)ダイエットの開始


健常に向けた治療が八方塞のなか、病院経営の営業点数稼ぎの対応で、また別の科の受診をするのかと、ある種の疑心暗鬼の想いを抱えたまま副医院長の内科受診と相成った。

診察室に入り軽い挨拶を済ませ、小さな丸椅子に腰を下ろすと「じっくりとお話しをお聞きするため今日は約1時間の診察時間となりますが予定的に大丈夫ですか?」と尋ねられ、プラスの先制攻撃を受け、かなり間が抜けたすっとんきょな声で「あ・・・はい」と答えていた。

「副医院長という立場だと病院としての対応の矛盾を感じるかも知れませんが」と前置きされ、事前にボクの血液その他の検診データをチェックしてみたが、食事による体質改善を図り、体重を減らすことで血液状態を変え、現状の打開策と出来るのではないかと思うと伝えられたのだった。

そして、これまでの担当医や管理栄養士は「カロリー制限信者」としての対応だったと思うが「ライザップと同じく、糖質制限による体重減少を目指してみてはどうか」と言われ、世界の最新の医学会のなかでは、ダイエットにおけるカロリー制限の考えが破綻を来たしていることや、糖質制限(炭水化物制限・ケトジェニック・一部のパレオの原始食等)の効果や実施方法などについて説明を受けることになった。

後々調べてみれば『ウィキペディア(Wikipedia)』“ダイエット(diet)”欄に書かれている内容を簡単且つ丁寧に説明され、「食を楽しむことはとても大切なことながら、狩猟・採集中心の生活であった縄文時代には肥満や糖尿病などは皆無で、米作りが発展し、現代に通ずる食生活が始まった弥生時代から肥満や糖尿病が増加し、現代になるにつれ、精製炭水化物により健康を阻害する原因となってしまっている」のだと副医院長は話してくれた。

ボクの頭のなかには「レキシの狩りから稲作へ」がBGMのように流れ続けていた。

「日本国内の医療現場において、減量指導を行う際は、まだまだカロリー制限信奉が強く、糖質制限(炭水化物カット)は亜流ともいえる状況のため、他の先生方の治療過程を否定することにもなってしまうかも知れず、以後の行動判断はヨシダさんがどう考えるかによります」と正面切って真っ直ぐに言われたため「先生の言葉に従い、糖質制限(炭水化物カット)をやってみます」と答え、ジジーのダイエットの戦いは開始されたのだった。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』“ダイエット(diet)”

ジジーの糖質制限(炭水化物カット)ダイエットの状況


3月19日の開始時の体重は「86.6kg」で、ここまでの3ヵ月間の体重推移は以下の通りとなった。

      体重kg    TOTAL減量kg
4月19日   81.0        5.6
5月19日   78.2        8.5
6月19日   76.1       10.5

身体の浮腫みが抜けず、痛風の結晶を流すためもあって利尿薬を飲み続けているのだが、約1年半浮腫み続けていた身体が炭水化物をカットした糖質制限の実施により、薬ではどうにもならなかった状況が改善されたのだ。

「セクシーな俺」を描くことには全く興味がないため、体重そのものの変化(見た目も)は正直あまり拘りが無いのだが、この間で血液の状況が一新し、人工透析を行うかどうか微妙なレベルだったのが完全な正常値に戻り、中性脂肪やその他の項目についても特筆した異常値はなく、全て改善方向の良い結果を示したのだった。

強いていうなら、「なんだか会う度に身体が大きくなっていたり、小さくなったり忙しそうですねぇ・・・」と会う人ごとに言われ、微妙な想いを抱えることくらいだろうか・・・

実体験を以ってして、縄文人の食生活Loveなのだが、この間は、米・麺類・パン等(小麦粉)断ちをしており、お好み焼きをおかずに白米とうどんセットの大阪メニューを夢見たり、ラーメンを食べたくなったりの欲求にはなんとか打ち勝ってきたのだが、暑くなり出し、町中華屋さんの「冷やし中華はじめました」の張り紙をながめると、パブロフの犬さんよろしく、じゅる・・・とヨダレが零れ落ちそうになってしまうのだ。

チートデイは敢えてこの間に1回も入れていないのだが、いま何か好きなモノを食べて良いと言われたら迷わずに「トマト」を選択するだろうと思う。
トマトの丸齧りもトマトとツナのスパゲティーもケチャップたっぷりのオムライスも絶賛所望なのである。

つくづく糖質制限(炭水化物カット)ではNGな食品が好きだったのだなぁと、はじめは驚いたのだったが、本当に好きなモノと欲しているモノが良く分かるようになったともいえる。

もう一度、オーダーのビーチショーツをはく


友人の美容女子曰く「ファスティングやればもっと体質改善が進むよ」と言われるのだが、それは望みとチョッと違うと思い、「やんな~い」と笑顔でかわし続けている。

他人のことはあまり気にすることは無かったのだが、Webのニュースを眺めていると「●●さん ●●ヶ月で●●㎏のダイエット成功!」などと記事になっていることも少なくない。

ダイエットに「成功」と書かれることが多いが、足の痛みで運動は出来ない中、食事の内容を変えるだけでボクの場合は減量することが出来たため、看護師さんに「頑張られましたね」などと言われもしたのだが、努力らしい努力など何もしていなかったため成功などとは微塵も思えずにいた。

これまでの人生で身体を鍛え直そうとダイエットに取り組んだことは何度もあるも、瘦身のために真剣にダイエットを行うようなことは無く、心臓手術後の1年半、カロリー信奉的な対応で実施し続けたが上手くはいかず、ダメもとではじめてみた糖質制限(炭水化物カット)の食事療法がボクには相性が良いものだったのかと思う。

健康な身体を失い、老後に描いていた夢は全て消さざるを得なくなった。
でもここ最近は、ゆっくりと糖質制限(炭水化物カット)の食事療法を続け、体型だけでも「あの頃」に戻し、海にいつも一緒に寄り添ってくれたオーダーのビーチショーツがもう一度はけるようになりたいとの夢が生まれてきた。

糖質制限(炭水化物カット)を続けていると、最終的にはその人本来の状況まで体重は落ち、停滞期ではなく、それ以上落ちないところで落ちつくそうだ。

食べ物を変えるだけで体重は落せる。
1ヶ月に1㎏落せば1年間でマイナス12㎏、2㎏なら24㎏、3㎏なら36㎏の減量が達成できるのだと、机上論の数値マジックではなく、カロリー信奉から脱却して、糖質制限(炭水化物カット)に切り替えていけばボクくらいで出来たのだから誰でも叶えることは出来るようにも思うのだ。

痛風で足が痛くて運動など出来ぬ中、特別なことは何もしていないのだが、先の友人の美容女子にここまでの実践方法をブログに書けと脅されている。

この先、自分の軌跡と併せて、そんな記事も書くことになるのだろうか・・・

問題は、冷やし中華の誘惑のかわし方だと思いつつ、お尻にワックスが付いて洗濯でも取れない状態の黒のビーチショーツを壁に飾り、目標は年内中にあと10㎏落してと設定をして、己の変化を楽しもうと思うのだった。

この1ヵ月間は停滞期に入ってしまったようで、大きな体重変化はないままとなっているが、まだまだチートデイを設けることなく、毎日のレシピに頭を絞って体重・体型の変化を楽しみにしはじめている今日この頃なのだ。









笑顔の行方を見つめて

all written by  Career wing  T.Yoshida@ponyo




素敵な笑顔溢れる1日でありますように!