サーファーカップルの定番のお悩み


同じ時・同じ場所・同じモノを見たのに、誰もが同じように感じはしないことが人の不思議でもあり、素敵でもあり、悩ましくもあるものです。

相性が合うとは、このお互いの違いさえも幸せに向かう方向に感じ合える仲のことをいうのかと思ったりもしますが、自分自身の心姿がどこかネガティブな時には周りの景色もチョッと違って見えてしまうこともあるものです。

そんな時もある・・・とお相手への思いやりと寛容を常に持てれば苦労はないのですが・・・

いつもの店に顔を出すと、普段は大の仲良しカップルの後輩がプンプン状態を撒き散らしながらご機嫌斜めモードで飲んでいて、瞬間「ムン」とも思ったのですが「どうした~」と声を掛けてみたのでした。

成り行き上致し方なく詳しく話しを聞けば、仕事上で諸々があり普段の波乗りデートではなく、気分を変えるためにとお隣り街のバラ園(神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデン)に啓蟄の春を感じに行こうと彼女がデートに誘い、海岸線を走って向かう途中に国道から眺めた海に波が入っていることから、海に入ろうと愚図り出した彼を宥めてバラ園に辿り着き、彼に元気を出して貰おうとひとりではしゃいだのに頭は波乗りのことで一杯の彼にぶち切れ・・・

サーファーカップルの定番のお悩みにニシシとなりながら、それでも一緒にいつもの店で飲んでるんだから心配はなしと思いながら、「彼女に気を遣わせたんだから今日はお前の奢りだな」と軽く言葉を掛けると「いやいや・・・滅多にないいい感じの波だったんっすよ・・・波との出会いは一期一会じゃないっすか・・・」と返してきた奴の言葉を受け、その気持ちも痛い程に分かり、自分自身の過去を想ってもそれは否定できず、それでも彼女に分がありの姿勢は変えずと決めて「花どうだった?」などと逃げを打ってしまったのでした。

Today's Ponyo Ways.




楽しい人には草も花、いじけた人には花も草



To an optimist every weed is a flower; to a pessimist every flower is a weed.



バラの花束



お目当てのバラはまだこれからという感じながらも紅白の梅や草花の姿に春がもう直ぐそこに来ている感じだったと嬉々と話す彼女の言葉に最高に思えた波を逃してしまった彼は最後まで「ゴメン」の言葉も「ありがとう」の言葉を伝えることなく、彼女のことは大好きなのに、幻となってしまった波に後ろ髪を引かれたまま機嫌が直ることはなかったのでした。

それもその筈で、店にやって来たいつもの連中が「今日の波、久々に最高!」などと報告し合っているのですから・・・

それから1週間が経った週末に彼から「この前はスミマセンでした」メールが入り、波乗り人としては100%分かる思いだったため「そんな時もあるよなぁ」と返信を入れたのでした。

そして、平塚のバラ園でみた大好きな草花の花に綺麗だなぁ~春も近いんだなぁ~彼女の心遣いが嬉しいなぁ~となっていたのに素直になり切れなかった自分に腹が立っていたと綴られていました。

さらにこれから時間が経って、いつもの店であった二人

彼女に「あの後大丈夫だったの?」とそっと尋ねると、もっと咲いているバラが見たかったと呟いてしまった彼女のために、彼から大きなバラの花束を突然プレゼントしてくれたのだと教えてくれました。

そして、指をさす先には家で楽しんだ後なのか、綺麗なドライフラワーにしたバラの花が店のカウンターの上に飾られていたのでした。

若いってエエなぁ~と思いながら、伊豆・千葉・茨木へのサーフトリップの計画にみんなで相乗りして楽しく茅ケ崎の夜は更けていったのでした。










笑顔の行方を見つめて

all written by  Career wing  T.Yoshida@ponyo




「キャリアの翼」は2つのランキング・サイトに参加しています。
もしも、応援を頂ける際は、ワンクリックをお願いします!!

ポチッとね!
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

こちらにもポチッとお願い出来れば・・・メッチャHAPPY!
人気ブログランキングへ」・・・謝々!


素敵な笑顔溢れる1日でありますように!