『社団法人は営利追求しない?』
どうも。
今日は、前職を退職したばかりの女性の方とお話をさせていただいていました。
前職は販売だったのですが、面接で聞いていた内容と実際が違ったそうです。でも後から話を聞いてみると入社前に条件が違うなとわかるポイントも色々ありました。
その方には、その話もさせて頂いたのですが、こういう話もおいおいしたいと思います。
なんかブログ書く時間がないのですが、伝えたいことはたくさんあるので頑張って書こう!と思いなおしたのでした。
さて。
今日のご相談は書類もでしたが、どのように転職先を決めるかという話が主になりました。
前職が利益追求、売上重視、競争の販売だったので、それがイヤになった原因でもあるのですが、今回は利益は追及しないような会社を希望したいということでした。
なかなか難しいですね。はい。
どんな会社も何かを売ってお金を得ないとお給料が払えません。
「財団とか社団だとか法人だと利益を追求しないから、そういうところがいいんです。」とおっしゃっていましたが、そうとも限りません。
医療法人社団とか、医療法人財団とか、普通に病院や高齢者施設など経営していますし、利益が出ないと成り立ちません。
病院だからでしょ。一般の社団法人は違うもんね。というわけでもありません。
社団法人も、今は一般社団法人、公益社団法人とありますが、どちらも普通に収益事業を行うことも出来ます。収益事業と非収益事業である公益目的事業のうち、公益目的事業が半分以上になったら申請と認定を経て公益社団法人になるのです。
収益事業が出来るということは儲けてもいいということです。簡単に言えば。
しかも一般社団法人は、所定の手続きをすれば誰でも作れます。
「非営利=儲けてない=利益を追求しない」と思うかもしれませんが、そういうわけではないのですね。
非営利=団体の構成員に剰余金を分配しない(株式会社でいう株主に利益を分配しない)
ということなのです。
事業内容の制限もないので、収益事業を行って利益を得るような事業内容でも問題はないのです。
だから一般社団法人だから利益を追求しないわけでもありませんし、公益社団法人でも半分以下の収益事業は可能なのでまったく利益を追求しないということもないのです。
「利益を追求しないから社団法人希望」というのは、ちょっと違うかもしれないので注意が必要ですね