いかがお過ごしでしょうか。橋谷です。
前にちょっと書いた未経験職種への応募で志望理由に「向いていると思う」という言葉を使わない話の続きです。
単刀直入に申し上げるとですね。やったことがないのに向いていると言えますか?
「向いていると思い」と描いている方に、「どういうところが向いていると思いますか?」と尋ねると、ほとんどの方が自分が向いていると思う理由を述べます。が、そのむいていると思う理由は担当者から見ると、ズレていることがあります。
例えば、
「コツコツした作業が向いていると思い事務職を希望しました。」
と書いてある志望動機で見てみましょう。
これを書いた方は、コツコツした作業=事務職 だと考えていらっしゃいます。
けれど、事務職の経験のある方はおわかりのとおり、事務はコツコツした作業ばかりとは限りません。パソコンの前にずっと座っていて何かしているイメージかもしれませんが、実際は電話を取ったり時には外出したりと、ずっと座って画面を見ているだけとは限らない場合もあるのです。
その会社のその仕事をよく知っているのは、相手の会社の方です。応募先の会社の仕事内容がわからないままに自分で向いていると思っても、それが本当に向いているのかはわかりません。
向いている理由を志望動機にきちんと書ければいいのですが、理由を書くのは案外むずかしいものです。
あっ、上の例であげた「コツコツした作業が向いていると思う」のは理由にはなりませんからね。なぜコツコツした作業が向いているのかを理由として書くのです。
でもその前に、応募する仕事がコツコツした作業かどうか、もう一度考え直してみる必要はありますけれどね。
やったことがない仕事に対して自分が向いているという理由を採用担当者に伝わるように書くのは難しいのです。
だから安易に「向いていると思う」という言葉を使うのを、私はおススメしていないのです。
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