『文章をつなげる』
どうも橋谷です。
先日、この記事 で志望動機のよくない一例を書いてみました。
そのときに、志望動機だとわかりにくいかなと思って、もう少しわかりやすい例を書いてみました。それが、これです。
私は、中学から大学卒業までバレーボール部に所属、アタッカーとして活躍してきました。チームメイトとの連係プレーによるフェィントやアタックが得意なのでその部分を生かして、おいしいお料理を提供していきたいです。よろしくお願いします。
これを読んで、「あっ、おいしいお料理が作れる人なんだな」と思った人、いますか?
「なんで、おいしいお料理が作れるんだろう?」とか、
「本当にお料理できる人なのかな?」とか、
「バレーボールとお料理って関係あるの?」と、思ったアナタ。それは正しいです。
このままだと、出来るかどうかはわからないのです。
なぜわからないのか。
それは、バレーボール部で活躍していたことと、お料理が出来ることがつながっていないからです。
でも、この人の頭の中ではつながっていたりします。
一つは、そのつながりをきちんと相手にわかるように書くこと。
例えば、
私は、中学から大学卒業までバレーボール部に所属、全寮制の学校で部員90名の朝夕の食事の仕度や合宿での食事など部員が交代で担当する中で、料理自慢の腕をふるい、特に和食の家庭料理はおいしいと全部員の評判でした。またアタッカーとして活躍してきました。チームメイトとの連係プレーによるフェィントやアタックが得意でその部分を生かして、おいしいお料理を提供していきたいです。よろしくお願いします。
とかくと、
「90名分の料理を作っていたんだ。すごいな」とか、
「10年間も食事の担当していたんだ」とか、
「部員から評判になる料理って、どんな料理なんだろう」と、思います。
そうすると、バレーボール部に所属していたことと、おいしい料理が作れそうであることがつながってきます。
また、この方は連係プレーのフェィントやアタックが得意なことをアピールしていますが、料理には関係ありません。
自分としては得意なバレーボールの腕をアピールしたいかもしれませんが、読み手としては料理についてのアピールが知りたいですよね。
だから
私は、中学から大学卒業までバレーボール部に所属、全寮制の学校で部員90名の朝夕の食事の仕度や合宿での食事など部員が交代で担当する中で、料理自慢の腕をふるい、特に和食の家庭料理はおいしいと全部員の評判でした。地元で採れる野菜や魚をアレンジした料理を得意としているので、おいしいお料理を提供していきたいです。よろしくお願いします。
のように、料理で得意な面をアピールしたほうが、文章の内容がつながってきます。
この「つながる」というのが大事なポイント。
最初の文章、次の文章の内容がつながっていないから、読んでいて意味がわからず疑問が出てくるのです。
志望動機も一緒です。
読んでいて、意味がつながらない文章が何と多いことか。
アナタの書いた志望動機も、意味がつながっているか見直してみてくださいね。