ワールドビジネスサテライトというテレビ東京23時からの番組。(他の地域でやっているかは、わからないです。ごめんなさい。)その中で、局業訓練が抱える課題について、やっていました。
18歳から24歳の8月の完全失業率9.3%という、高い失業率が続き、ジョブカフェ千葉でも一日の平均来場者数平均170名。これは昨年の倍の来場者数だそうです。でも求人は昨年の半分。つまりさらに厳しくなっているわけです。
その中で、各種職業訓練の抱える課題というのを、やっておりました。
民間の専門家のコメントによると、「現在の職業訓練は、失業者に再雇用できる能力を付けるところで、最先端の人材をジャンプアップさせるものではない。セイフティネットではなく、スキルアップ出来る訓練が必要である。なぜなら、企業がほしい人材を育成できないと、就職には結びつかない。能力を身に着けても、やりたい仕事に就けるかは自発能力になってしまう。」というもの。
それは、当たり前でわかっていることなんですよね。職業訓練で基礎能力を身に着けても、それだけでは就職できない。企業からほしいと思ってもらえる人材の育成には、レベルが足りない。その差を埋めるのは、自分の努力でしかない。
ただ、国としては目先の基本能力を身につけるだけの訓練しか行えないので、企業の求めるレベルとの差は、広がるばかりです。
職業訓練のパンフレットは、よく見るのですが、社会で求められるレベルに達している訓練は、ほんの一部です。
専門家のコメントはわかるのですが、だったら具体的にどうしたらいいのかという話には至りませんでした。ただ、レベルアップの訓練を行うべきであるというだけ。
具体的行動に移せるような意見がないと、外野で文句を言っているだけですよね。
企業で求められる人材育成と、仕事を求める人の差を埋めるのは、自分の努力ももちろんですが、それを支援するのは、公的機関ではなく、民間のスクールであると言うのが、現状です。
私も、資格、スキルアップの話は常々させていただきますが、職業訓練を勧めるのは、ほとんどありません。勧めるのは、ごく一部の講座のみです。スクールを勧める事もあります。
とはいっても、民間スクールは費用がかかる。
公的機関で、安く、受講者の目的によって、様々なレベルの職業訓練がうけれらるような世の中になるために、文句を言うだけでなく、出来ることは何かあるのでしょうか。
考えさせられた、特集でした。
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