「なりたかった職業にはつけなかったけど・・・・。」
最近就活を終えましたが、一番なりたかった職業にはつけませんでした。
でも、内定先もとてもいい会社で気に入っています。
少し、ずっとなりたかった職業じゃないことがひっかかっていますが、こんなものかな、と思います。
しかし、人生一回だし、なりたいものにこだわっていくべきかとも思います。
私の友達はこだわって就職浪人する子も結構多いので、自分はこれでいいのか、
心配になります。あとで後悔しないか、どこか不安です。(Yukinaさん)
ディーンの回答
yukinaさんにとって、「いい会社」って何だろう?「なりたかった職業」って何だろう?
自分の中で、仕事を選ぶこともそうだし、何かを選ぶ時に明確な基準はありますか?
これから就活をしていく人たちにも言えるけれど、採用側はできる限り良い情報を多く流す
ようにしていきます。
入社式にちゃんとみんなが来てもらえるように、採用担当者は内定者をとても大事にするのです。
だからこそ、内定者や就活生にとって人事・採用担当者は「いい人」が多いし、
「素敵な会社」も多いわけです。
でも実態とは違うところもこれまた多い。
自分の中で基準をしっかりと決めないと、出会う会社・出会う担当者全てが「いい会社・いい人」
になってしまいます。
また、「なりたかった職業」も、単なるイメージだったり、流行だったり、身近な人とか
アルバイトからの連想だったりしませんか?
あらためていろいろと突き詰めると、大した理由じゃなかったりとか、その逆にもっと重要な
ポイントが見えてきたりします。
個人的な意見ですが、就職浪人にはあまり賛成できません。
お友達には悪いですが・・・。
何故かと言うと、ポイントはいくつかあります。
● 毎年のように、新卒の採用環境は大きく変わる
⇒ 今年の事例が当てはまらないケースが多い
● 就職浪人のほとんどが超人気難関業界・職種・企業志望である
⇒ 毎年、超優秀なライバルが多い
● 一度落ちている業種・職種・企業への再チャレンジは成功率が低い
⇒ 運ではなくマッチングの問題だから、何度受けてもあまり変わらなかったりする
● 1年間の使い方に気をつけないと、それほどスキルアップはしない
⇒ 自己投資してセミナーや専門学校などに通わないと時間の無駄になる可能性大
就職浪人をしても良いケースは、例えば不慮のケガとか病気で就活がうまくできなかったとか、
部活やゼミの研究などで受け損ねたという場合。
また、相当にいい加減な就活をしたので後悔しているならチャンスはあるかもしれません。
(と言っても、大きく自分を変えなければ成功率は限りなくゼロに近いでしょう)
また、就職浪人をした場合に、面接の場などで「こちらの会社に入るため、就職浪人しました」
などと言っては逆効果です。
あくまでも、適当な理由をつけて「留年してしまった」と伝えた方が印象良しですよ。
普通の留年生はそれほど目立ちませんからね。
意図的に留年した人の方が「学費はどうしてんの?」などと突っ込まれたりして困ります。
自分で払っているならいいですが・・・・。
yukinaさんのおっしゃるとおり、人生は一度きりです。
だからこそ、ボクはいろいろなチャレンジをすることをオススメします。
仕事や趣味や恋愛やとにかくいろいろなことです。
壁にぶつかってすぐに逃げるような人生だと失敗しますが、ドンドンやってくる障害に対して
真剣に立ち向かえば何かが見えてきます。
まずは今決まっている会社に全力を尽くしましょう。
そして何らかの結果を出し、スキルをアップして、自分の経歴のひとつとすることです。
そうすればそこから先がまた開けてきますよ!