グループディスカッション最新攻略法! | 就職面接攻略法 グループディスカッションも履歴書の出し方も教えます!

就職面接攻略法 グループディスカッションも履歴書の出し方も教えます!

覆面面接官Xことディーンが、面接の正しい受け方や履歴書・職務経歴書の出し方をお伝えします。 

最近、グループディスカッション(GD)の問い合わせが殺到しているので、今回はGD攻略法を伝授しよう!



なぜGDをするかというと、個人面接では見えない他人との関わり合いを見たいというのが表向き。別な側面で言うと「面接官が足りない」という理由もあります。



1テーブルに6人から8人座らせて、勝手に討論させて、それを傍らで見ているというスタイルですから、まあ面接官にとって楽と言えば言える面接手法ですよね。



面接官が見ているポイントを整理すると、



1)コミュニケーション能力



2)考え方の柔軟性



3)リーダーシップ



4)好感度




といったところです。あとは企業ごとにいろいろなポイントがプラスされます。



「コミュニケーション能力」

をどこで判断するかと言うと、



■GDに積極的に参加しているか?

■自分の意見をわかりやすく、短いフレーズで伝えているか?

■自分ひとりでしゃべっていないか?長くないか?

■人の話に耳を傾けているか?



「柔軟性」

については、



■自分の意見に固執せず、反対意見も受け入れて考えている

■感情的にならず、いろいろな意見に理解を示している



「リーダーシップ」

はどうかといえば、実は絶対に必要なポイントでもないわけで、会社という組織にリーダばかりじゃ困るのです。

だからこそ、「あればいいけど、ないからだめでもない」のがこのスキル。



「好感度」

は一番わかりやすくて、一緒に議論していて「こいつ嫌なやつだな」と思われるようではアウトということですね。どんなタイプかは、皆さんのまわりを見てもわかるはずです。



最近のGDでは、正解のない例題が増えています。

正解が出ちゃうと終わってしまうということと、正解を出す事が面接の

結果につながると勘違いされては困るからです。



となると、それなりにコツも見えてきます。

ひとつの答えに固執せず、幅広くいろいろな意見を聞いて検討する姿勢を見せる人間が高評価を受けます。

その他では、



●時間配分を気にしながら進行をサポートしている人

●横道にそれそうになった時に立ち止まって修正をしている人

●スキルのない司会者を助けてうまくいかせようと奮闘する人

●盛り上がらないメンバーに当たっても、何とかしようともがく人

●意見を言わない人に質問を振ったりして気を使う人

●無駄に話さないけれども、鋭くポイントを突く人



こういう部分が見えると、面接官はチェックを入れますね。



最後に、GDでの役割をどうするか?



良く、「司会者をすると良い」などと言われますが、それはやれる自信のある人の話。

無理やり手を挙げて、入れ込みすぎ、結果的には墓穴を掘っている人が70%くらいいますよ。それくらい難しい役割です。

自信がないならGDそのものに没頭するべき。



それ以上に辞めたほうがいいのは「書記」です。

しばしば女性などに「字のうまい人お願いします!」なんて頼んでいますが、「私は下手です。ごめんなさい!」と言って逃げましょう。

「議論に自信のない方は書記をしてがんばりましょう」というアドバイスを受けたという話を今日学生から聞きましたがとんでもない!!

書記をやってうまくまとめて書いている事に、わざわざ評価をしているGD面接官なんて聞いた事がないですよ。

まあ、そういう会社もあるかもしれませんが、基本的に評価の対象はGDでの発言や行動、思考なのです。

書記をやると、書く事に専念して発言がおろそかになります。これでは本末転倒。とにかく逃げてください。



発表者も同様で、発表そのものには価値がないから、発表者として手を挙げたという勇気は買いますが、それほど大きな点がつくことはありえません。そこでうまくまとめて話す事ができなかったとしたら、これはもう大失敗です。



最後にもう一度GDでの成功像をまとめると、



■積極的に発言する

■他の人の発言を素直に受け止めて比較・検証する

■時間内にうまくまとまるよう、時計を気にしつつ先へと進む

■感情的にならない。明るく元気に振舞う

■答えに正解はない時は、冷静にたくさんの意見を比較する

■できない役は引き受けない

■絶対にGD中は面接官を見ない



さて出来そうですか?

次回のGDを楽しみにしてみてください!