私は人の目をずっと見て喋ることが苦手です。この前、学校で模擬面接の講習があり、相手を見て喋る
ことを意識していたにも関わらず、目をもっとあわすべきと指摘されました。
どうしても、答えを考えるときなどは、目線が泳いでしまい悩んでいます。
どうしたら直すことができるでしょうか?
(YUさん)
回答
YUさんは、お友達と話している時どこを見ていますか?
相手の顔を見ながら話してる? それともやっぱりよそを向いているのかな?
人と話をする時に、相手と目を合わせながら話すことはごく自然のことなのです。
きっと多くの人は、慣れた相手ならそうやっているはず。
でも、見知らぬ人とか年上の人などを相手にすると、とたんに緊張して目を合わせることのできない人
はたくさんいるのも確かですよね。
ボクが面接していても、まともに目を見ながらしっかりと言葉のキャッチボールができる就活生は
ごくわずか。全体の2割程度かな?
逆に言えば、10人に8人はうまく目を合わせられないというわけだから、
「私は全然ダメなんだ・・・・。」とYUさんが落ち込むほどでもないってわけ。
とは言え、面接官としては
◆目を見て話ができない
◆視線があちこちに泳いでいる
◆上目づかいで見てくる
といった就活生に対する評価はあまり良くないのが現実。
緊張していることは十分に面接官も理解しているけれど、それでもやはりしっかりと目を見て
会話をしてくれる就活生は好感度がとても高いですね。
それでは、どうすれば面接官の目を見て話ができるのか?
答えはただひとつ。「頑張って相手を見続ける」ことです。
そんな答えじゃ解決しませんか?
でも見るという行為は自分の意志ですることですから、意識して相手を見るようにしなければ
いつまでたっても良くなりませんよ。
相手が単なる年上のビジネスマンではなく、面接官という立場なのでなかなか目を見て話をできる
余裕はないかもしれません。
でも見ないと評価は悪くなります。そんな時、少し楽にできる方法としては、
「相手のあごの辺りを見る」というのがあります。
これなら面接官の評価も下がることなく会話ができます。
ただ、逆にあまり強く見つめ続けられるのも違和感があります。面接官もきまぐれなものですが、
いかに自然にできるかがキーポイントなのです。
YUさんは答えを考える時に「目が泳ぐ」そうですが、別に面接官を見続けている必要はありません。
ただ、考える時に横や上を見たりするのはダメです。
そんな時は一瞬目をそらして手元に視線を落とすくらいが自然ですよ。
面接は結局、内容勝負ではありますが、こういった仕草ひとつでもいろいろと評価されることが
普通です。
いかに自然体でできるかというのは、慣れも大切でしょうが、それ以上に「考えがしっかりと固まって
いること」が重要なのです。
自信がないことについて聞かれると、動揺してしまって視線が泳いだりすることが多いので、
小手先のテクニックを磨くのではなく、その会社を受けるにあたっての心の準備をしっかりと
してくださいね。