幼児期の子育ては時間も余裕も無くて、

言葉は喋らないし、こちらの意思も伝わらないし、、

自分の時間は取れないし、、で

本当に大変な事も多いのですが、→★

 

それでも可愛かった幼児期を過ぎると、

違う問題が出て来て、それも多岐にわたり、

難しい問題も多くなる、と書いて来ました。→★

 

そして 大事なのが、この小学生の時期です。

 

中学になってから、もっと難しい問題が出て来て

慌てない様に、小学生の時期の親子関係を

大事にする事。

 

ただこの時期になると、親も少々時間が出来て、

パートでも始めようかなぁ、、

仕事を探そうかなぁ、

お稽古事とか、ジムでも行こうかなぁ、、

ママとのランチ会、昔の友達とも会える、、とか

自分の時間を楽しめる様になるものです。

 

でもね、大事なのは、小学生の子供でも

学校では無理をして居ます。

 

楽しい時間ももちろんあるけれど、

幼児期から抜け出し、社会経験を積む訳で

そこには多かれ少なかれ、困難や挫折や悩みを

抱えながら育ちます。

 

前にも書いた、「家が大事」の話 →★

 

ここで小さな事を見逃さない様にして行きましょうね。

 

 

そして この時期から親子で沢山話をする癖を付けて行きましょう。

 

中学生になってから急にでは難しいのです。

小学生で良く話していた子でさえ、

中学生になれば、いつも不機嫌だったり、

話をしなくなったりするものです。(これは成長過程)

 

その時に、慌てない為にも

小学生のうちに沢山親子で話をして置きましょう。

 

そこで コツは

 

① 聞き出そう、、と しない事。

 

特に学校から帰り、何かあったのかなぁ、、と感じ、

どうしたの?何があったの?誰かに嫌な事言われたの?

先生が何か言ったの?  忘れ物したの? ~~~

これは話し合いでも無いし、質問でも無いし、

詰問!(きつもん)  ですよ。

問い詰めている、、と 言った感じです。

これでは子供じゃ無くても話したくありません。笑

 

男女やその子の性質にもよりますが、

女の子は色々喋りたいもの。 笑

 

でも男の子は、少し放っておいて欲しいものです。

聞く為には、少し時間を空けましょう。

 

② 自分の意見を先に言わない事。

 

当然ママは人生の先輩ですから、

我が子を思うと色々言いたい事もあるでしょう。

でもそこは少し我慢。

子供がどう思い、考えているのか?が大事。

子供の自主性を見守り、信じる。

 

③ 子供の話に興味を持つ。

 

忙しいママは、サッサか話して欲しかったり、

「で、どうしたの? どうしたいの?」 と結論を急いだり、

「そんなの平気よ、大丈夫」 と安心させる為でも、一言で終わらせたり、

子供は自分の考えや思いを上手く処理できなかったり、

伝える事に難しさを感じたり、上手く言葉に出来ないと

いう場合が多々あります。

なので、ママが ちゃんと自分の話をゆっくり聞いてくれるんだ! と

いう場所、時間、立ち位置を作ってあげて欲しいのです。

 

④ 誰の批判、非難もしない事。

 

大事なのは、我が子に限らず、

学校の先生の悪口であったり、

お友達やその親の文句なども言わない事。

もちろんですが、我が子への批判、非難も無しです。

 

他への非難、批判は、今後の事を考えてもそうなのですが、

問題を自分以外の事にすり替えがちです。

もちろん 相手が問題がある場合もあるでしょう、

けれど、その時は、「そうだったんだ、、困ったね。 じゃ、どうするかね?」と

相手を変えるのではなく、自分はどの様に対処して行こうか?と

いう思考法に繋げていきます。

 

また本人が悪かったり、問題がある場合もあるでしょう。

その時は、最初はとにかく受け入れましょう。

ゆっくり聞き、時間を置き、ゆっくり話す。

別の日に、提案だけするのも良いでしょう。

 

⑤ 聞いて貰える体験、会話が出来る体験を付ける。

 

自分が話せば親は聞いてくれる、と言う体験

これを重ねて行きましょう。

以外と これが出来ていない。

ちゃんと聞いて貰えない、言っても怒られる、

いつも忙しそうで落ち着いて話せない、など

会話が成立しない事が多いのです。

なので、子供の方も言えなくなってしまいます。

 

 

⑥ 安心させてあげる。

 

そして最後は安心して話が終わる様にしましょう。

問題を大きくしない事、(これ親が大きくする事も多い)

解決策は無限にある事を教えて行く事。

ママやパパは君の味方だよ! と

ちゃんと言葉と態度で伝えて行きましょう。

不安なまま 眠らせない事。

その為にも、ママは(パパも) ドンと構えて居て下さいね。

 

 

覚えて置いて下さいね。

 

小学生ぐらいの年齢は、

産まれてからまだ10年経ったか、経たないか、です。

その内の最初の2,3年は、訳の分からない時代。

つまりその後 8年~10年ぐらいで、

起こる色々な出来事を、まだまだ自分では処理できなかったり、

感情がどうなのか?さえ自覚できないし、

その感情をコントロールするなんて論外だし、

それを言葉で説明する、、なんて 本当に難しい事なのです。

 

なので、親が上手に誘導して上げる事が大事です。

 

まだ小学生なんだから、、と 甘く見ないで、

子供扱いだけしないで、

1人の人間として、ちゃんと見て上げて欲しいのです。

 

そして 会話自体を楽しんで下さい。

 

我が子の話す事に興味を持って

楽しそうに聞いてあげて下さい。

子供も話すのが好きになるはずです。

 

そして 聞いて貰えた子は、

人の話も聞けるようになりますよ。

 

 

お子さんの問題でお悩みの方、

いつでもご相談下さいね。

 

ケアカウンセリングオフィス

美子 フィッシャー

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