マスコミを賑わせた芥川賞作家

田中慎弥氏の作品 共喰い を読み終えて。



脳で臭いを感じる作品であった。それも強烈にまとわりつく類いの。

あるテリトリーで生活を営む動物の様でもある登場人物たち。



ストーリーの中盤で結末が想像できてしまい、そういった意味での新鮮さは微塵もなく

肩すかしではあったが、そうなるはずである、という期待に沿っていったのは作家の手腕か。



登場人物が、父親に抱く感情に近いものを、私も10代の頃に感じていた。

過去に記憶がスライドさせられてしまい

気持ちの良いものではなかったが…



特徴的で細やかな描写がこの作品の柱となっている。

性についても食についてもである。

この世界感は作品の主軸にあるとも言えるのだが。

あくまでも主観です。



細かい点では「」の使いかたに注目させられた。

言葉には「」が使われているのだが、言葉が単なる騒音に感じる類いでは「」がない。

それにより意図が伝わり私には少しだけ新鮮であった。


全て読み終え、純文学とはなんぞや?という疑問を残しましたが…

田中さん 教えて下さい(笑)











昨年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカーの開発風景を題材にしたHONDAのCMが
放映されています。

カーデザイナーを志している方に、少しだけ現場の雰囲気が伝わるんじゃないでしょうか。

もしかすると、私にメッセージを送ってくれたデザイナーは、タブレットに向かっている人なのかな?

と想像して観ていたのですが…

しばらくすると…後半に知人が出演していたのは少し驚きでした。

最近、後輩や知人がメディアに取り上げられているので良い刺激になります。


HONDA CM 【試す人になろう










最近、国内の墓石価格が上昇しているとのニュース。



各国からオーダーを受け、中国人が石材を削り、細工を行い、その製品を輸出しています。

日本からのオーダーが非常に細かく、mm単位の為作業者から敬遠されており、
それを回避するために労働者の賃金を上げるのですが、その結果、日本での販売価格が跳ね上がる現象がおきているのです。


そのニュースを観て、もしかすると過剰な品質を求め過ぎているのでは、と疑問に感じました。



全てはバランスでは...



ダイソンの掃除機などは各部品の隙がかなり広く設計されています。

音も静かとは言えないレベル。

アルファロメオなども、ドア見切りの幅が国産車にくらべてかなりおおらな設計です。

最近試乗した新車も、良く観察するとバンパーが多少傾いていたりもします。



「多少のおおらかさは問題ないでしょ」
「それよりももっと大切なモノはね..」



と言っているような。

それは商品が醸し出す、全体の雰囲気、プロポーション、他にはない真似のできない性能

色気など、数値やコトバでは表現できないカタチ。



少しね、設計にかける工数に無駄が多いように感じる事が多い。

ステアリングの横にレバコンがありますが、そこだけ設計しているとそれしか見えない。

全体が見えにくい細分化されたシステムの弊害かも知れない。

現代でもクルマは優秀な設計者とデザイナー,モデラーが10~15人揃えばできるはず。

ミニの産みの親、サーアレック イシゴニスは6名でXC6001(プロトタイプ)を造り上げました。

肥大化したシステムや組織を見直す必要があります。


それにしても、墓石はmm単位の精度よりも、心を込めて造って欲しいものです。