在留資格「家族滞在」で日本に滞在する外国人は、日本で働きたいと思ったら「資格外活動許可」をとった上で、週28時間までしか働けません。

 

多くの場合で、日本でフルタイムで働きたいと思ったら「技術・人文知識・国際業務」などの就労系在留資格に変更するか、永住者や永住者の配偶者等の就労制限のない身分系在留資格に変更する必要があります。

ただし、そのどちらも条件が厳しく定められており、特に「技術・人文知識・国際業務」の場合は専門学校や大学を卒業した上で勉強した内容と業務内容が合っているなど厳格な条件が決められていて、どんな仕事にも就けるわけではありません。高卒で働きたいと言う場合、そもそも条件に合致しないので「技術・人文知識・国際業務」への変更はできません。「技能」は海外のレストランで10年(タイだけ5年)働いていないといけないのでやはり条件が厳しく、「特定技能」は現在のところ5年経ったら帰国しないとならない可能性が高いため選択肢としては厳しいと思います。

 

 

そのように高卒の外国人が働くのはかなりハードルが高いのが現状です。

しかし、小さい頃から日本にいるなどして高校を卒業している場合、一定の条件下で高卒で働けるように在留資格を「定住者」か「特定活動」に変更できる場合があります。

 

・日本で小学校~高校を卒業していて日本の会社に内定が決まっている・・・定住者

 

・日本の高校を卒業していて日本語能力試験N2以上を持っていて親が正規の在留資格を持っていて日本の会社に内定が決まっている・・・特定活動

 

諸般の事情で専門学校や大学に進学せず高校卒業後に働きたいという場合、選択肢の一つとして覚えておくといいかもしれません。

 

詳しくは下記の入管ホームページを参照してください。