おはようございます。国内事業部の三浦です。

寒い日が続いておりますが、皆さまの地方は豪雪など大丈夫でしょうか。

関東は気温は低いですが、すっきり晴れております。海を見ながら朝ランしてきました。

さて先週19日木曜日、東北地域カーボン・オフセットグランプリの入賞者が経済産業省東北経済産業局より発表されました。

このグランプリは東北経済産業局が事務局となっているJ-クレジット東北地域推進協議会が主催しており、今年度で8回目の開催となります。弊社ではその事務局業務を委託事業として行っております。

多数の応募事例の中、8者が入賞となりました。ここ2年程最優秀賞が選出されませんでしたが、今年度は地元再エネクレジットを活用された株式会社北洲様が受賞。クレジットの活用のみでなく、事業全体の脱炭素を積極的に推進されている事例でした。

今年度は特別賞も3年ぶりに2者選出されました。その中の一つ、北海道大学少林寺拳法部1979年入部OB会「北大少林寺六房会」の取り組みを紹介します。

簡単に言えば、同窓会のカーボン・オフセットです。

かつて北海道大学の部活でともに過ごした6人が、毎年旅行も兼ねて同窓会を行っており、今年度は仙台に集結。

6名の仙台への移動と宿泊、東北観光で使用したレンタカーの燃料をオフセットしました。

活用量は1トンと最少単位でありましたが、審査委員から多くの「面白い!」の声をいただき、特別賞受賞となりました。申請項目以外に「他に言いたい事」を記載する欄があるのですが、それが本当に興味深く、面白いので是非皆さまにも共有させていただきます。

 

  地産地消で同窓会のカーボン・オフセット/初めの一歩

 

  いま、東北地域を含め日本として大事なのは、自治体・企業・団体は勿論ですが、同時に普通の庶民・市民の意識が高まり、共感を持ってもらい、何気ない日々の行動がカーボンオフセットに繋がり、浸透していくことだと我々は考えました。
 昨年、ある経済紙で仏国のグローバル市場調査会社イプソスが公表した調査で「自分自身、気候変動への対策として個人が行うべき行動を理解していると言えるか?」という設問に対して、日本人で「はい」と答えた割合は30か国で最低だったとの記事もありました。
 統率の取れた自治体・企業・団体ではない私生活の個人が、どうすればその日常において意識を高め行動出来るか。色んな方法があると思いますが、我々は、「考えて行動するハードルを下げる事」だと考えました。皆が三日坊主で終わらない為にも。
 我々の今回の小旅行とも言える取組はとても小さな一歩で何ら平凡かも知れません。仙台への往復移動は公共交通機関を利用し、また仙台市内のホテルは会食場所の近くとし歩く状況を多くする等の小さな工夫は勿論していますが、そもそも私的旅行はやむを得ないCO2排出増とは言えないし、CO2を削減した行動でもありません(地元産品の消費には貢献しました)。しかしながら、参加者は皆それを話題にして考え、少量とはいえ排出した分はオフセット購入しました、そういう小さい平凡でよくある行動も、このような名誉あるグランプリでもし認知されるとしたら、一般大衆への影響はとても大きいと考えました。
 あんなんでも良しと認められるんだ。それなら自分たちもと思う人が増えるのではと期待したものです。そして意識は高くても行動の仕方に確信のない一般市民への小さな行動実例となることを期待したものです。
 よって本来であれば、持続可能性の高い企業や団体に抗してこのような大それた応募はしませんが、今回は将来に向かっての普及が大きなお題目と考えて取組、応募したものです。
 その発想で東北6県の選考委員会が少しでもご賛同戴ければ、それは必ずや全国各地の自治体取組にも好影響を与えると信じています。
 我々のちっちゃい、でも深くて長い思いをご賢察戴ければ幸甚です。このような機会を我々にも設けて戴き深謝申し上げます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 

 

なんて熱い想いが・・キラキラ

普段の生活や家族イベントで排出しているCO2を意識する良い機会をいただいたと思います。是非皆さまもご参考になさってくださいニコニコ

それでは、すてきな日曜日をお過ごしください。

私はこれから再エネ導入事業で西条市へ向かいます新幹線前