久しぶりのアメリカ出張に行ってきました。11月のSEMA SHOW は、ラスベガスに行って帰るだけの日程になってしまいなかなかアメリカを体験することはできないというか、ホント「行って来い」の感じになります。個人的には「アメリカ」を感じる機会が非常に少ないというか..

 

今回は3都市を回って、当初の目標はクリアしました。ただ、これは凹みを戻すためのもので、↑に作用させられるものではないのでそこを私自身肝に命じて。

 

空港で借りたレンタカーは電気自動車、シボレーの BOLT EV でした。あまり深く考えず、何とかなるだろう、自動車関係の仕事をしているんだから新しいものにもチャレンジしていかないといけない、と思い借りましたがこれがエライことに..時間をロスすることにもなりましたし、2度痛い目に遭いました。アメリカで電気自動車をレンタルされる方は十分にお気をつけください。

まず、充電コネクタに3タイプあります。
CCS:テスラ用
CCS:テスラ以外用

チャデモ

 

また、充電器にも会社の違いなのか何か、未だによく調べていませんが何種類かありました。アプリをスマホにダウンロードしてアカウントをつくる必要がありますが、アメリカの携帯番号がないと送られてくるコードを受信できない(アカウントを開けない)、日本のスマホではそもそもアプリをダウンロードできないなどがあり、レンタカーにあるQRコードで充電器場所を探して行っても充電できない、ということが何度も何度も、何度もありました。

EVgo

EVCS

chargepointo

 

唯一私が使えたのが「EVCS」でしたが、またややこしいのはこの機械は電気自動車の充電自体が10%をきるくらい充電量が少ないとなぜか充電できない、ということがありました。私がその事態に遭遇した充電場所で同じ車に乗った2人に聞いたところ「俺もそうだった」ということを教えてもらい発覚しました。でも時すでに遅し..その時私の車はもう1マイルしか走れない状況でした。

 

アカウントがなくてもカードで直接支払える充電器もありましたが、なぜか私のカードは使えず、知り合いのアメリカで発行されたカードも使えず、別の知り合いのカードは使えるという「何で使えなかったか分からない」状態のまま。結局何がストレスだったかというと「この状態の車両であの場所に行けば必ず充電できる」というのがつかめなかったということです。行ってみないと分からない。また、充電には時間がかかります。テスラではなかったのでスーパーチャージャーの威力を体感することはできませんでしたが、明らかにガソリン給油の方が速い。

 

こういうニュースも見ましたが、実際ちょっときついんだと思います。こういうのは習慣の問題でしょうし、普段の生活導線に充電場所があって、充電に時間がかかろうがその間に仕事をしたり何かやることを習慣化している人がいるからここまでテスラがアメリカでも日本でも普及したんだと思いますが、短期間で借りるレンタカー、しかもアメリカの都市間移動(300~400キロ、電気自動車の1回の充電で走れない距離)をするとなると正直適さない。私は次は借りれないなぁと思いました。結局1回はトーイングを手配してもらいましたから。迷惑をかけてしまいました..

 

ただ、レンタカーを返したあとは飛行機での移動、電車での移動、ライドシェアでの移動もあり快適でした。訪れた都市で、どうにもレンタカーの手配ができず何とかしたかったのでライドシェアで直接オフィスまで行ったんですが、なんとSOLD OUT、全台で払っていると。しかもエンタープライズ社。その都市にあるすべての営業所のレンタカーが出てしまっていると。明らかな misallocation、大きな祝日もない平日にも関わらずでこんなことがあるのかとびっくりしました。ライドシェアの便乗超ダイナミックプライシングがなかったことが救いでした!

 

なかなか外に食事をしに行く時間もとれず、部屋食やホテルの食堂で済ませていましたが最後空港で食べることができたクラムチャウダーはベーコン、ネギのトッピングとタバスコで自分好みの味にでき最高でした。

 

まさに帰国日に空港システムダウンの報道もありましたが、何とか影響は受けず無事搭乗できました。

https://www.crowdstrike.com/falcon-content-update-remediation-and-guidance-hub/

 

トランプさんの事件があったり、個人的にもいくつかやらかしましたが初めて行くことができた州もあり仕事面含め充実した出張にすることができました。