私が小さい頃は、海外旅行に行く親戚がいれば親や周りの大人たちは「〇〇のバッグ買ってきて」とお金を渡して頼んでいました。海外に行って買う方が安かったからです。私が大学生だった1990年代後半、アジアの物価はとても安く、学生ながらアルバイトして貯めたお金で2週間から3週間くらいはゆうに滞在できました。春休みや夏休みには必ず海外に行き、ビーチで真っ黒になるまで日焼けをするのが一つの楽しみであり、目的でもありました。
気がつけば時代が変わり、私が海外に行くときにブランド物を買ってきてと頼まれたことは一度たりともありません。ブランド物が売れていないかと言えばそうでないことは皆さんご存じの通りです。基準は分かりませんが、各所で入店規制までするくらいですもんね。
アジアに目を向ければ、物価はモノによっては日本よりも高く、彼らにとって「日本は安い国」になりました。あれから25年ですね、大きく変わってしまいました。タイのバンコクではこのあと5年間で日本円で2兆円規模の再開発が行われるということです。
今や子供に日焼けをさせるのは悪というか、野球少年も長袖を着て、海のちびっ子もラッシュガードというのかなんというのか、服を着ています。学校のプールでは海パンなのかどうなのか分かりませんが、日焼けをさせすぎるのはよくないということです。
ことほどさように万物流転のこの世の中、変わっていくことが当たり前のこの世の中。今は人口減を嘆いていますが、人口増の時にはそれはそれで「住むところがない!」という住宅事情や衛生面などを嘆いていたそうです。
どこに目を向けるか、どういう視点からモノを見るかは自分次第。インボイス制度も他のルール変更も、好機ととらえて変化を推進していける自分であるようにします。