私はオートプロズという会社をやっており、主にアメリカから自動車に取り付ける部品を輸入して国内で販売しています。

個人のお客様が主ですが、法人のお客様もいらっしゃりお客様に注文をいただきその際のお代で社員の給料が賄え、仕事に必要となる備品を購入し、注文をいただいて「船で取り寄せる大型貨物なので2ヶ月待ってください」という商品を少しでも減らせるように、売れ筋の商品の在庫仕入れに充当する等させてもらっています。

つまり、売れたか売れなかったかという点が大切という見方ができるかと思います。

ただ、果たしてそれでいいのか、それだけでいいのか、という思いもあります。

 

今日Aという商品が売れたのは、Bさんの接客(当社では電話もしくはメール)がよかったからかも知れないが、Cさんが対応していたらどうだったか。また、当社はインターネットでの販売が主なため、接客ゼロの状態で注文をいただけるケースもあります。社員は売上をあげるためだけに、ひたすら商品ページをつくる部隊、いただいた注文を処理して出荷する部隊、勘定する部隊とコマ切れの業務ともいえない作業だけをやる存在なのか。

 

「仕事ができる」というのはなかなか難しい表現で、もちろんできないよりはできた方が(より正確には周りからできると言われた方が)いいんだとは思いますが、それと同じくらい、もしかしたらそれよりも大事なものがあるだろうと思っています。一人の社会人として、挨拶をすること、感謝の気持ちを持つこと、できれば一つ一つのこと・それが難しければ大切な局面では最大限誠実に対応すること。どれ一つとしてできていない私が書くことではありませんが、これなしで仕事ができると言われてもうちの会社はそういう人物は求めていない、というのははっきりと言えます。気遣いではなく気配り、表面的なものではないやさしさや思いやり。そういうことができる人間に、今日よりも明日、少しでも近づくことができるように努力を続けていきたいと思います。

 

※今日は大阪に来ました。行こうと思っていたイベントが時間の都合上行けず、明日行く予定です。宿の窓からは淀川が見え、世界中

 どんな街にも川が流れているような気がします。メルボルンの川もよかったし、ボストンの川も非常に印象的でした。皆さま、よい週末

 をお過ごしください。